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2022年6月の記事一覧
感想 麦本三歩の好きなもの 住野よる 麦本三歩は嫌いなものの話しではなく、好きなものの話しをしたいと思っている。究極のポジティブ小説。
たいしたことは起こらない。 麦本三歩は図書館に勤める女の子だ。 毎日、好きなものだけを見て生きている。 この本は、麦本三歩の好きなものだけで構成されている。 嫌いなものの話しではなく、好きなものの話しをしたいと思っている。 麦本三歩は幸せだ。 この小説を読んでいると、何となく幸せな気分になれる。 この小説は、幸せの形の1つを描き出しているのかもしれない。 彼女は少し不器用だ。 彼女の言葉に面白いのがあった。 「20文字以内で説明できる本はいい本だ」 確かに、その通