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感想 聊斎志異 (光文社古典新訳文庫)  蒲 松齢  中国の幽霊とかが出てくる古典文学。

ダウンロード - 2022-06-24T121005.693

知り合いに面白いよとすすめてもらった本です。
中国の昔の映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の原作があるとか・・・
この映画は、幽霊と人間が恋をする話し

本書は、もともと400ある話しの中から40作をpickupして本にしたものです。
やたらと、きつねとか虫と人が結婚する。
幽霊とも結婚する。

ざっくり言うと、この本は中国版の世にも奇妙な物語
こういうのは好物のはずなのだが、途中で飽きてしまった。

好きな作品は、〈怪〉の巻 にある促織という話しです。
絵画の中の景色を見つけた。
そこで虫を捕まえる。
その虫を売って大儲けを考えていたら、小さい息子に殺された。
ここで息子が虫になり、他の虫と戦わせたりする
その虫としての記憶が元に戻った後もあるというのが面白い
父親はそのことに気づいていない

蓮花公主も好みの作品
ある王の娘公主といい関係になる。
しかし、その国は滅ぼされる。
公主に助けてくれと頼まれて
夢が覚める。
その国は、家にあったミツバチの巣で
ちょうど蛇に襲撃されたのでした。
主人公がミツバチを保護してやるというオチ

こういう少し奇妙な話しがたくさんある本でした。


2022 6 25
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