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感想 死神と天使の円舞曲 知念 実希人 死神シリーズ三作目。最後のほうはラノベみたいな展開でした。

ダウンロード - 2022-06-05T161428.573

死神シリーズの3作品。
死神の犬のレオと猫のクロ。
かわいい二匹が異能力を使い街の破滅を阻止する。
敵はカラスの死神プロート。2匹とも異能力がある。
人と思念で話せたり
人をコントロールできる。

刑事をのっとり事件を解決する様は、本作がミステリーなんだと思い出させられた。

前半は、若い男女の悲恋が語られていて
別れ別れになり
彼に誤解されたまま、彼女は病気で死んでしまい。
彼も自殺・・・

そこにクロが現れて助ける。
物語は、そこから本格的に始動する。

彼女には、娘がいて、それは彼の子だった。

キーワードは、この死んだ女性の両親が所有する山
前半に、こういう記述がある。

山中で「人魂」を目撃したという噂が飛び交い、不審火事件が相次いでいるのだ。

これが後半で意味をなしてくる。

死んだ彼女の両親の家が放火され
彼女の娘が失踪する。

その事件の犯人、動機などを
クロとレオが刑事に乗り移って解決する。

だが、娘探しの当たりから、この真面目な展開が一気にハチャメチャになる
もう一匹の死神が出てくる。
敵はカラスの死神プロート。
母の死後、彼女の娘が飼っていたカラス。

すべての黒幕はこいつだった。

ここからの展開はまるでライトノベル
二匹とプルートの対決。
面白かったけど、かなりめちゃくちゃ。

知念さんの作品としては、かなり亜流だと思えます。
今いちかな・・・

2022 6 11
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