感想 競争の番人 新川帆立 二期連続でドラマ化決定とのことです、元彼の遺言状の作者の最新作。
ドラマ化決定。
元カレの遺言状の作者の最新作。
二期連続でテレビドラマ化だそうです。
舞台は、公正取引委員会
巨悪と戦うというのがいいですね。
主人公は白熊さん。あだ名でなく本名。体育会系の優しい女の人。
コンビを組む男性は、小勝負君。
頭脳明晰で記憶力抜群のキャリア。
このツンデレの凸凹コンビが面白い。
こういうエンタメ小説は、話しの展開と、モチーフ、キャラが良ければそこそこ楽しめます。
この3点において、この作品はオールクリアーです。
それにしても公正取引委員会が舞台というのは珍しい。
仕事内容は、不公正を正すこと。正義の実行。
談合とかして値段を引き上げたり、下請けイジメをしているのを摘発する仕事です。
大切な仕事です。
しかし、巨悪は強い。
立入検査の令状を持っているのに拒否する。公正取引委員会の令状は拒否しても微刑なのである。
それにペナルティが執行されることはまずない。
警察などに比べて立場が弱い。
そんな彼らの葛藤がよく描かれていた。
正義を貫くのは勇気がいります。
白熊は迷う。そんな時に先輩の甲賀さんが履いたセリフがいい。
2022 6 5
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