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感想 精神科医が教える病気を治す感情コントロール術  樺沢 紫苑 病は気からと言いますが、ストレスは病気の大敵であります。

【読者が選ぶビジネス書グランプリ2022】ノミネート作品。

ストレスが病を悪化させる。
治癒の妨げとなっている。
だからストレスを排除しなくてはという話しですが、それは現代人にとって無理ゲーです。

当然、医師だから、ストレスのない生活をという。

最初に感じたのは、病気と闘わないという話しに対する違和感だった。
病気になったら病気と闘う。闘病というじゃないか。

しかし、それを著者は否定する。
病気になると患者は信じられないという否定から入る
認めたくない。医者が信じられない。薬がおかしい・・・。
でも、それだと病気は良くならない。

プラシーボ効果というのがあり、信じることで救われる。良くなるということもあるのですよ。
だから、病気を受容する。医師を信頼する。治療方針や薬を信じる。
つまり、病気を倒すのではなくて、病気を受け入れるというのが大切なんだそうです。

患者の心得として興味がわいたのは


完全に治すから今よりよくなるに切り替える


病気と格闘しても疲れるだけですからね。
今より良くなったらOKみたいな軽いのりでやればいいんですよ。

病気が告知されたら不安になる。

その時の対処法として、これは参考になる。


不安になったら情報を集める。正しい情報で不安は消える。


不安って、妄想みたいなもので情報不足からくるから正確な情報を集めましょうという考え方は賛同できます。

他におもしいと感じたのは・・・

自分の病気について書かれた本を一冊読む。たいていのこと本に書いてある。

好きか嫌いではなく、普通も判断基準に入れる。

人に助けを求める。一人で抱え込まない。

2022  6 4
☆☆☆☆






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