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ブランチとコヒーレント (39)
エピローグ築42年目の我が家は先月外壁の大規模修繕がようやっと終わり、ベランダにあった作業の足場が取り払われて眺めが戻った。ちょっと前までベランダからは雑木林しか見えなかったのだけど、向かいの丘の頂が削られてそこに3階建ての家が建ち、雑木林は見えなくなってお向かいさんの3階部分がベランダからの眺めになった。
在宅勤務の期間はかなりあったはずなのに相変わらず家には自分がいるスペースは無くて、リビン
ブランチとコヒーレント (38)
2024年1月のコヒーレント (1)2024年1月19日、amuLseのプロデューサー兼演者水緒みみさんの生誕ライブ。みみまるさんの生誕はamuLseの新曲発表、そして関係が非常に近かった燎とamuLse最後の対バンで、ファンからの思い入れもひとしお。
自分は結局開演時間には間に合わず、開演から30分後に箱に滑り込む。
燎オタクから見ると、燎の終わりに向けてどれもが「最後の」ライブとなっていく。
ブランチとコヒーレント (36)
2023年12月のブランチねこさんがアイドルとしてデビューしてからこの1年半程の間で、燎が出演するライブを90回近く観た。その間に17万回以上シャッターを切り、ねこさん果南さんに渡した写真は7,800枚を超えていた。それでも全てではなくて、手元ですぐに取り出せる写真は3万7千枚、撮影したカメラから取り出した生データに至っては10テラバイトを超えている。随分積み重ねてきたものだ。
自分はライブに行
ブランチとコヒーレント (35)
2023年8月のブランチ (1)暑い… 2023年の夏は梅雨らしい雨はあまりなく、日に日に日差しは強まるばかり。疫病は普通の病気扱いになり、何度も来た波を経て、徐々に普通の日々に戻りつつある。
自分はというと、低いうなりをあげながら空調が冷やす部屋でひたすらPCのキーボードを叩き続ける。大きく変わったことと言えば、4年間使用した会社貸与のPCが新しい物に交換となり、スコスコ動いて生産性が上がった
ブランチとコヒーレント (34)
2023年6月のブランチ (1)6月に入り、梅雨の季節。以前は独りいそいそとカメラを担いで鎌倉に紫陽花の写真を撮りに行っていたものだけど、去年からはそれよりも燎のライブを最優先して休みの日程を立てるようになった。変われば変わるもので。
6月は中旬に燎の初の遠征、名古屋のライブがあるのだけど、早々に仕事が入ってしまう。1ヶ月以上前に、何とかして行けるようにお客さんに日程変更をゆるっと打診したら、お
ブランチとコヒーレント (33)
2023年5月のブランチ (2)仕事が慌ただしくなり身動きが取れない。というか、今までが自由過ぎたのだろうか。皆の目にも触れなくなれば誰も気にしなくなって消えていくのは世の常で、それは悲しいなと思いつつも仕方ないと思い始めてきた。これがこのお話の結末なのだろうか。
そしてここ数ヶ月、ねこさんを観察している内に寧ろ自分に視点が移ってきて、何やってんだ自分、と思う様になってきた。こう思う事は過去に何
ブランチとコヒーレント (32)
2023年5月のコヒーレント (1)2023年5月、ゴールデンウィーク。またこの季節がやってきた。ねこさんと初めて出会ったのは5月4日、今日は3日。初めて顔を合わせてから2年が経つことになる。
そして今日はねこさんが以前勤めていた、秋葉原のあのメイド喫茶で臨時の勤務。色々話したい事はあるのだけどそういうお店でもないし、きっと、ねこさんを目の前にしたら何も話せなくなるお決まりのパターンが目に浮かぶ
ブランチとコヒーレント (31)
2023年4月のブランチ (2)3月から4月は世の年度終わり、年度始めで何かとバタバタしがちだけど自分も例に漏れずで、何かある度にモヤモヤ。特に人事異動が絡むと面倒。チームのメンタルケアは大事だけど、自分は自分で何とかするしか。
悲しき組織の犬。
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燎はライブを重ねつつも、更に変化し続けている。今までと傾向が違う対バンに参加したり、アコースティック編成でライブしたり。
毎回趣向が変わり、い
ブランチとコヒーレント (30)
2023年4月のブランチ (1)燎のライブは何度でも観れるけど、その理由の一つに対バンの凄さもある。
自分が知らないだけで、世の中にはこんなに面白い、素敵な人達が沢山いるんだなと、対バンも今まで以上によく観る様に。
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金曜日の夜ではあるけど、18時スタートという日本の会社勤めにはちょっと厳しい時間から燎のライブ。場所は新宿Loft。老舗中の老舗ライブハウス。
自分はインディーズのバンドを3
ブランチとコヒーレント (29)
2023年4月のブランチとコヒーレント (1)4月に入った。まだ夜は寒いものの、昼間は服装によっては汗ばむ時もあるくらい。着るものの選択が難しい。自分はダッフルコートか半袖Tシャツか、みたいな極端な物しか着るものがない。イケオジへの道は遠い、というか最近はイケオジになりたいとか思うのもめんどくさくなってきた。いけないな、オヤジをスキップして爺さんになってしまいそうだ。もっと色気付かないと。
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ブランチとコヒーレント (28)
2023年3月のコヒーレント (3)徐々に暖かな日が増え、周りは花粉症で大変な人々ばかりの三月中旬。
自分がねこさんと出会ったあのメイド喫茶で、ねこさんがまた1日限定で勤務するという。当初は仕事で行けない見込みだったのだけど、私事があり仕事の日程はスリップ、そして仕事帰りにちょろっとだけ寄れるようなスケジュールになった。
その私事は気分がどん底に落ちる出来事で、会社からも休みが。ねこさんのメイ
ブランチとコヒーレント (27)
2023年3月のコヒーレント (1)翌週、またアイドルユニット燎のライブ。
燎は去年2022年3月にデビューして、一年が過ぎる。デビューライブは新宿ReNYという大きなステージだった。あの時はとにかく広いステージと煌びやかな照明に圧倒された。自分はただの観客なのに緊張した。
そして燎は再び新宿ReNYへ。
今日はイベントのトリを務める。一年という時間を経て、主催ではないライブでトリを飾るまでにな
ブランチとコヒーレント (26)
2023年3月のコヒーレント (1)2023年、3月に入る。刻の流れは本当に早い。
燎のライブに行かなくなって20日が経つ。これまでに20日以上燎のメンバーと顔を合わさなかった日は、多分年始の撮影会から再始動ライブまでの間だけかもしれない。
その間に気持ちが何巡かした。何かするときに、時間を空けても良い効果が得られる事は無いと思うことが多いのだけど、気持ちの場合はなんかあるなぁ、と改めて思う。
ブランチとコヒーレント (22)
2023年2月のコヒーレント (1)怒涛の1月はあっという間に終わり、アイドルユニット燎の再始動を無事見届ける事ができた。
燎は着実にライブのブッキングを進めていて、正に再始動。平均すると週1回を超えるペースは小休止前と同ペースになってきた。
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自分はできる限りライブに顔を出そうと画策するのだけど、既に行けないライブがいくつか見えてきた。残念だけど、まあ仕方ない。
そんな話をオタク連中と