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音楽話

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投稿のメインです。自分の好きな音楽を勝手気ままに取り上げ、紹介していきます。
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#piano

(音楽話)87: Paula Cole “I Don’t Want to Wait” (1997)

(音楽話)87: Paula Cole “I Don’t Want to Wait” (1997)

【あんまりだ】

Paula Cole “I Don’t Want to Wait” (1997)Paula Cole。1968年米国マサチューセッツ州ロックポート生まれ。ボストンのバークリー音大でジャズ声楽とインプロヴィゼーションを学び、卒業と共にプロ契約。すぐにPeter Gabrielのライヴ前座を担い、94年のアルバム・デビュー後もPeterのライヴをサポートし、”Don’t Give U

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(音楽話)80: Elton John “Tiny Dancer” (1971)

(音楽話)80: Elton John “Tiny Dancer” (1971)

【郷愁】

Elton John “Tiny Dancer” (1971)ご存知、Sir Elton John。日本ではBilly Joelと共に「2大ピアノマン」として、70年代以降聴かれまくってきた人。Billyが”Piano Man”ならEltonは”Rocket Man”、”Honesty”なら”Your Song”、”New York State of Mind”なら”Candle in

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(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

(音楽話)73: 五輪真弓 “空”

【雄大】

五輪真弓 “空” (1986?)

私の父は、LPやカセットをほぼ持っていなかった人間でした(母も持ってなかった)。そのため音楽が家の中で溢れていたわけではなく、幼少期の私が家の中で音楽に触れる場面は、両親の鼻唄で聴く流行歌、軍歌たちか、TVで時々やっていた懐メロ特番くらいなものでした。

しかし父が持っていた数少ない音楽ありました。五輪真弓のアルバム「恋人よ」のカセットテープ。198

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(音楽話)51: 空気公団 “悲しみ知らん顔” (2009)

(音楽話)51: 空気公団 “悲しみ知らん顔” (2009)

【好き】

空気公団 “悲しみ知らん顔” (2009)

空気公団は、1997年に山崎ゆかり(Vo)が中心となって結成されたバンド。メンバー脱退等を受けて現在は山崎のソロ・プロジェクトになっていて、今年(2021)春にはアルバムをリリース予定だそうです。
そこまで熱心ではありませんが、私は1stアルバム「くうきこうだん」(1999)の頃からファンです。山崎の声がとても心地良く、側に寄り添ってくれる

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(音楽話)22: Laila Biali “Take Me to the Alley” (2020)

(音楽話)22: Laila Biali “Take Me to the Alley” (2020)

【慈愛】

Laila Biali “Take Me to the Alley” (2020)

まず、この曲は私の好きなジャズ・シンガーGregory Porterの曲だということをお伝えしておきます。アルバム「Take Me to the Alley」(2016)収録の同名曲で、彼の温かい声が静かに聴く者を包み込んでくれる、とても美しい曲です。

Gregory Porter “Take Me

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(音楽話)18: 大貫妙子&坂本龍一 “四季” (2010)

(音楽話)18: 大貫妙子&坂本龍一 “四季” (2010)

【儚美】

大貫妙子&坂本龍一 “四季” (2010)

大貫妙子と坂本龍一。共に70年代〜活躍してきたミュージシャンであり、大貫はSUGAR BABE、坂本はYMOという伝説の只中にいて、その後ソロ活動を黙々と続けてきた方々。そして二人とも、音楽性にボーダレスな志向を見せながら、日本語の響きを非常に大切にしてきたという共通点もあります。

大貫は1953(昭和28)年11月生まれの67歳(11/

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