薬物乱用ナースの末路は

【ナースのはなし】
来週40になるんです、私。

ありがとうございます。
お祝いはまた改めてお聞かせ願いまして…とりあえず話を先に進めます。

このお年頃になると、健康の話題、というか悩みが絶えませんよね。ほんとに。

先日は左膝を窓サッシの出っ張った部分に強打して未だに痛いですし、先週は自転車に衝突され、右大腿に青あざを作ったせいで、両足が痛くって、しゃがむ度の『アイタタタタタ…』が口癖になってます。

えー、今日お話したいのは、そんなことじゃなくてですね、私の万年肩こりと緊張型頭痛について、なのです。

緊張型頭痛とは
精神的なストレスや長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けたことによって血行が悪くなり、首や頭の筋肉が緊張することで起こる頭痛。後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような重苦しい痛みや肩や首のこりを伴う人が多い。

こう見えて私、今年で19年目になる看護師なんですけど、職業柄か薬への抵抗感が無さすぎて、『あー、ちょっと来そうだな』と思ったら、すぐにフリスク食べるみたいにしてポンポン頭痛薬を飲んでしまってたんですよ。

愛飲しているのは、市販のいわゆる複合鎮痛薬と言われるもの。

複合鎮痛薬とは
鎮痛成分(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)に、無水カフェイン(頭重感をスッキリさせ、鎮痛効果を高める)、アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静薬、痛みに伴う不安、不快感を除去する)などを合わせた鎮痛薬。主に市販のもの。

下手したら、寝起き直後に『頭いたーーい』からのノーシンピュア。
昼休憩明けに午前の疲れが出て、ズーンと重くなりノーシンピュア。

多いときで月の半分近くは内服してたんじゃないかしら。

私の頭痛には、処方薬のカロナール、ロキソニンやセレコキシブ、ブルフェンなどの鎮痛成分オンリーの単剤が効かない、そう思ってたんですけど。

数年前から話題に上っている、薬物乱用頭痛ってご存知ですか？

薬物乱用頭痛とは
頭痛薬を飲む回数が増えて、そのことで頭痛の症状が悪化・慢性化してしまっている状態。頭痛薬を毎月10回以上飲むという場合は、薬物乱用頭痛の可能性がある。市販薬によるものがほとんどを占める。

えー！私のことじゃん、ねぇ？

薄々気づいてはいたんですけど、コレです、コレ。
まさにナースの不養生。

肩を動かすこともなく立ちっぱなしのフルタイムのせいで血流が悪くなっているせいもありますが、ナースなのに薬物乱用ってなんかちょっと聞こえが悪いなぁって。

40になろうとする今、クスリ断ちをしようと決意して、身体に優しい漢方薬を処方してもらいました。

釣藤散(チョウトウサン)という、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、のぼせ、抑うつ、不眠などにも用い中年以降の慢性的な頭痛や頭重感に適応する漢方薬。

血流を良くして肩こりを改善、不眠にも効くというのが私にお誂え向き。
数日飲んで、『あら？毎朝感じてた頭の重い感じがないわ』になり、2週間過ぎた今、『なんとなく頭が重いなぁ…』の日はあるものの、漢方飲み始めから一度もノーシンピュアのお世話になってません。

なんと素晴らしき…！！

ただ、自分に関してはとことんズボラなので、藥袋に入れておいたのでは飲み忘れそうだな、はて、どうしようか…と沈思黙考しました。

いつも目について手に取りやすく、且、一見漢方薬だとはバレないような良いケースないものか？
…そんなもの、ないと思うでしょう？

ところが、あったんです！！

東雲堂の二〇加煎餅っ！

タレ目に見つめられて、食べたあともどうしても捨てられなかった博多銘菓 二〇加煎餅(ミニ)の箱。

ここをこう切って、折って
……はい！2分で完成！

まさかのシンデレラフィット！
タレ目がいい具合に目隠しになって、一見漢方薬ってわからない！
サッと取れる！

やばい、これ商品化されるんじゃないかしら。

なんのはなしですか？

アイディアって、どんなところから生まれるかわからないものだわ、というはなし。

ちなみに肩こりには
WELEDAのアルニカオイルと
マッサージガンもオススメ。