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そもそもなぜ宇宙に惹かれたのか
「アインシュタイン 16歳の夢」何か大きなきっかけがあったわけではない。ただ1つだけ覚えていることがある。それはたしか幼稚園の頃に教育番組で観た「アインシュタイン 16歳の夢」。
光速に限りなく近い速度で飛んだらどうなるのか、という内容だった。同じく宇宙が好きな父親の隣で、難しい顔をしながら画面に食い入っていた。
それから私は夜眠る前、カーテンと窓の隙間に入って空を見上げるようになった。「この
いざ、選抜試験準備。
これは文章で書くより、動画を観ていただいた方が早いと思う。
前回の記事で触れた、なぜ結果的にアストロバイオロジーについて卒論を書いたのかについても詳しく答えた。
ただ動画について補足。
「簡単」っていうのは「努力でどうにでもなるレベル」という意味で、私の学力がどうとか、試験の難易度がどうとか、そういう話ではないので誤解しないでほしい。
あとは結局理系のほうが有利?なんて話も出ているが、私はそ
能力と興味の不一致に悩んでいる方へ
これは宇宙飛行士選抜試験に直接関係ある話ではないかもしれないが、今回の試験に向けて私はかなり自己分析をした。
また同じく選抜試験を受ける様々なバックグラウンドを持つ方々との出会いもあった。それを踏まえて、選抜試験準備で挫けそうな人はもちろん、就活や受験に悩む若い世代へ向けてもメッセージを送りたい。
(私もこんなこと言える立場ではないのだが、人より失敗は多くしてきたほうだと思うので、反面教師にしてい
目的は何か問い続けろ
手段を目的にしてはいないか?準備初めたての頃、夫に訊ねられたことがある。
「君は"宇宙飛行士を目指している人"になりたいの?」と。
これは自分の中で結構ショックだったし、ということはつまり心のどこかでそんな気持ちがあったのだと思う。
「この参考書フォロワーさんにお薦めされて買ったんだよね」「今度YouTubeにゲスト参加させてもらえることになったよ」「最近スペースで情報交換してるの」「ES提出日
宇宙は味方。〜私の説明書〜
この記事は、直接選抜試験に関係するものではないことを、初めに断っておく。
ただ私を応援してくれているある親子、そして同じような困難を持つ方へ伝えたい、宛先のない手紙である。
もしかしたら不快な思いをされる方がいるかもしれない、先に謝っておく。
発達障害はハンディキャップか私は先日宇宙飛行士選抜用のツイッターアカウントでアスペルガー症候群 / ADHDであることをカミングアウトした。
これは別に言
サイコロで考える自分の「やりたいこと」
先日Twitterで「宇宙開発に携わりたいとき、大企業がいいか中小企業がいいか」という話題が上がっていたので、これについて考えてみる。
上記内容だけでなく、これは今回私が宇宙飛行士選抜試験へ応募した際にも取り入れた「自分がそれをやるかどうか」決める方法を紹介しようと思う。
一歩が踏み出せない誰かの参考になれば嬉しい。
サイコロで必要なのは「6」か?
すごろくをイメージしてみてほしい。
ゴールへ辿
物理学徒から見た「心理学のすゝめ」
初めに断っておくが、私は物理学が専門であり、心理学はせいぜい大学教養課程や独学でしか学んでいないため、専門家からすれば解釈が間違っている部分も多々あると思うので、そこはご容赦いただきたい。
ただ自分自身、心理学にはこれまで幾度となく救われてきた。実を言うと私の本棚は物理学の本と同じくらい心理学の本が並んでいる。
そんな私から見た、「心理学のすゝめ」を今回はお伝えしたい。
「ビッグ・ピクチャーで捉
憧れのJAXAを退職しました。
私事ですが、本日2022/03/31をもってJAXAを退職いたしました。
任期制職員だったため、任期を更新せず、満了という形での円満退職となります。
上司に頭突きをしたわけではありませんのでご安心を。
JAXAを目指したときのこと。具体的にいつ頃から私はJAXAへ入りたいと思っていたかは思い出せない。幼い頃から宇宙飛行士になりたくて、そのためにはJAXAの職員にならなければいけないのかな、と漠然
悪あがきのラブレター
拝啓
JAXA宇宙飛行士選抜試験採用ご担当者様
二度目まして。宇宙を愛する者です。
一生のお願いがあり、勝手に手紙を書かせていただきます。
宇宙飛行士候補者募集要項に、下記の文面があります。
これは、受験者本人が「多様性」と呼ばれる存在である場合にも、適用されるのでしょうか?
それともあくまで多様性を尊重できる「一般的」な視点が必要なのでしょうか?
今の世の中には、たくさんの「多様性」が介
オレの名前を言ってみろ…!!
※ちゃんと宇宙飛行士選抜試験受験記です。
こんなセリフを吐けるのは、私が知っている中では三井寿とジャギくらいだ。
ジャギの問いは目的が違うのでさておき、三井寿はこの時も三井寿である。
その自覚も持った上で問うている。
ここでこの記事を書いている私、そして読者に問いたい。
「オレの名前を言ってみろ…!!」
私はSpicaだし、国からは八木澤遥香と呼ばれている。
そして読者のみなさんもきっと
何かを選ぶということは、何かを捨てるということ。
今回の記事で書きたいのは2つ
・「選抜試験」というものについて
・家族のサポートについて
どちらも大切なのは「覚悟」。
「選抜試験」というものについて文字通り、選び抜かれる試験だった。
選ばれる者がいるということは、選ばれない者もいるということ。
それについて、これまで考えが浅かったこと書類選抜結果の発表後に痛感した。
正直人生で1番の思い出ができた。青春だった。
でもこれは遊びではなく正