トレーニングベルトは要らない

ジムに行くと
ベルトを巻いている人がちらほら。

果たしてベルトを巻く目的や意味を理解している人はどれくらいいるだろうか。

ベルトを巻くのは
腹圧を高めるため。
そんな事は分かってる。

大切なのはそこでは無い。

貴方には腹圧を
高められない原因でもあるのだろうか。

もしあるならベルトを巻いても
良いと僕は思います。

ただ殆どの人は健常者で
腹圧を高められないという事はないでしょう。

であれば
何故はじめからベルトに頼るんです？？

人間は凄いもので
要らないと判断した能力をどんどん退化させ
惜しむ事なく捨てていきます。

例えば脳機能。
スマートフォンで何でも調べられる
便利な時代だからこそ頭を使わずに何でも調べる。

そうすれば脳機能の低下は待った無し。
当たり前ですよね。

筋力だってそう。
3ヶ月寝たきり状態になれば
歩けない程に筋力は落ちる。

これは人間が要らないなと判断し
ある意味『進化』しようとしている最中。

ベルトの話に戻すと
腹圧を高める事を初めから諦め
商品に物に頼っている。

つまり腹圧を高める筋力は
どんどん低下していく。

腹圧の高め方は大きく2種類。
ドローインとブレイシング(ブレーシング)
筋トレ中に使うのは主に後者。

ブレイシングのメイン筋は横隔膜。
横隔膜は呼吸に関与し特に吸気に働く。
この筋肉が弱まったらどうなりますか。

呼吸は人間の生命線。
弱まる事などあってはならない。

呼吸は大切です。
横隔膜は大切です。
腹圧を自ら高めるのも大切です。

便利に利用されて
能力の低下を引き起こす事の無い様に。
使えば能力は磨きが掛かる。
どんどん使っていきましょう。