武良竜彦(むらたつひこ)

武良竜彦(むらたつひこ)  作家    俳人   「小熊座」同人) 俳句評…

武良竜彦(むらたつひこ)

武良竜彦(むらたつひこ)  作家    俳人   「小熊座」同人) 俳句評論・書評・随筆のページ

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    メルヘン中学物語

    千葉県読書中学感想文課題図書に選ばれたことのある小説。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方はネット書店の古本として出品されていますが、かなり高額になっています。
    1,200円
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    三日月銀次郎が行く

    ファンタジーノベル 原本新潮文庫  宮沢賢治が自分が作った童話ワールド「イーハートーボ」の世界に迷いこみ、同じようにそこに迷い込んできた「エレキ柳ねこ」という不思議な三匹といっしょに繰り広げるファンタジー。日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になった作品。 pdf形式 ページが逆順に表示されますので、巻頭までスクロールしてお読みください。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方は、amazonなどで文庫の古本して出品している提携店があります。
    1,000円
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    千葉県読書中学感想文課題図書に選ばれたことのある小説。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方はネット書店の古本として出品されていますが、かなり高額になっています。
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    三日月銀次郎が行く

    ファンタジーノベル 原本新潮文庫  宮沢賢治が自分が作った童話ワールド「イーハートーボ」の世界に迷いこみ、同じようにそこに迷い込んできた「エレキ柳ねこ」という不思議な三匹といっしょに繰り広げるファンタジー。日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になった作品。 pdf形式 ページが逆順に表示されますので、巻頭までスクロールしてお読みください。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方は、amazonなどで文庫の古本して出品している提携店があります。
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    詩絵本 『はっぱちゃん』

    葉っぱがだいすきな女の子の、うまれたときからの成長の物語を、詩と絵で描いた作品。 PDF形式の童話。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。
    800円
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武良竜彦(むらたつひこ)  プロフィル

作家(童話作家) 俳人(現代俳句協会オープンカレッジ講師 神奈川現代俳句協会参与 横浜俳話会会員 小熊座俳句会同人) 著作歴     ☆ 童話・小説関係 1983年 福島正実記念SF童話賞 『その名はピカリック』岩崎書店 1985年 日本動物児童文学賞 「ルビとイクラのサケ物語」 日本獣医学会年鑑に所収 ※1990年、福武書店の「チャレンジ漫画 日本の産業4 沿岸・養殖・栽培漁業編」に「ルルの旅」と改題してシナリオ化し漫画化。1989年 「へんじのない手紙」 『星ふる夜に

    • 俳誌「青麗」5月号   (2024年)

       通算第1巻第3号である。  すっかり俳句会としても軌道に乗って、誌面もいっそう充実している。  こんなに読み応えのある俳誌も珍しいのではないだろうか。  今回は「青麗俳句会」の1月例会と、発足記念パーティの記事が掲載されていて、主宰と主力スタッフと、全国から集った会員たちの情熱と清々しい熱気が伝わる記事だ。  記事は「表2」(表紙の裏)に髙田主宰の「初学物語」のページに始まる。ただの自句解説ではなく、俳句が詠まれる現場が読者に伝わる記事だ。  そして目次を挟んで、企画もの

      • 講演録 石牟礼道子俳句についてー畏怖する魂の渚

        第40回神奈川現代俳句協会俳句大会 講演録 2023年11月24日  石牟礼道子俳句についてー畏怖する魂の渚   武良竜彦 0 ご挨拶 はじめに 〇 高野ムツオの『語り継ぐいのちの俳句』をめぐって   こんにちは。先月の横浜俳話会俳句大会に参加され方は、この会で二度目のことになりますね。横浜俳話会では俳句表現とは何かということの、基本的な考え方について、私が子供達に対して行った授業の再現という形で、比較的楽しくお話させていただきました。 今回は私のライフワークの

        • 横浜俳話会俳句大会講演録 「俳句創作の「身・魂・言」レッスンのために」

                               2023年10月29日                俳句創作の「身・魂・言」レッスンのために       ―シュタイナーの人智学(アントロポゾフィー)から                         武良 竜彦                                  Ⅰ 第一部 創造性には身体と魂のどんな力が必要か 1 まず、身体の体操から こんにちは。武良竜彦です。 ずっと椅子に座ったままでお疲れにな

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        武良竜彦(むらたつひこ)  プロフィル

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        • 寄贈俳句誌紹介
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        • 寄贈句集鑑賞
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          13本
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          13本
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        • 武良竜彦 韻文集 閲覧自由
          8本

        記事

          本杉純生句集『有心(うしん)』

             冠省  このたびは玉句集『有心(うしん)』をご恵送賜りありがとうございました。 『跋』に橋本榮治氏が「大人の風貌」と題して寄稿しているように、深い教養に支えられた格調の高い作風の句集に感じました。  秀句揃いの句集の中から、特にわたしが好きになった句を以下に揚げて、御礼とさせていただきます。  水を発ち水を離れず冬かもめ  青蛙おのれの色の草に跳ぶ  ひと色の雨ひと色の夏野かな  滅びたる記紀のたれかれ冬銀河  日輪へ深き一礼潮かぐら  田蛙の闇なま

          本杉純生句集『有心(うしん)』

          中嶋鬼谷個人紙「鬼瓦版」復刊第3号

          記事の「断章(一)」は複数の内容で構成されている。 第一話は、儒艮(じゅごん)の生態の記述から、辺野古の海を埋め立てて戦争の為の基地を建設する暗愚な一部の人類を対比させた独得の視点のエッセイと、自句、 儒艮死す花咲く海藻夢に見て    鬼谷(『第四楽章』) も添えての話題だ。その一節を引用する。 「儒艮は争うことが嫌いな生きもので、シヤチなどの攻撃をさけるため浅瀬に棲み、海藻を食べて悠然と暮らしている。立ち泳ぎしながら授乳する姿が人間に似ているところから

          中嶋鬼谷個人紙「鬼瓦版」復刊第3号

          保里よし枝句集『ひとりの窓』

          冠省  このたびは玉句集『ひとりの窓』をご恵送賜り、ありがとうございました。  表紙が素敵ですね。タイトルの「ひとりの窓」の文字に、「窓越しのすべてのあなたへ。」の横文字。  薄空色の地に紺色の版画で、ひとりの少女が石造りらしい建物のアーチ型の窓に立ってピアニカを吹いているデザインの表紙で、少女の髪が風に靡いています。ピアニカのリード音が、架空の街に流れていっている、メルヘンの味わいです。  この句集の内容を暗示させるデザインで、「すべてのあなた」は目の前にはいない、つま

          保里よし枝句集『ひとりの窓』

          太田土男著『季語深耕 まきばの科学―牛馬の育む生物多様性』 

               太田土男氏の「季語深耕」の第二弾が上梓された。  先に上梓された『田んぼの科学』の姉妹編かつ続編であると、著者が「あとがき」で述べている。  ✳︎『田んぼの科学』についても、このブログで紹介している。                https://note.com/muratatu/n/nd1d57e607845  牧場、「ぼくじょう」ではなく「まきば」といえば次の唱歌「牧場(まきば)の朝」の歌詞を思い出す。 ただ一面に立ちこめた 牧場(まきば)の朝の霧の

          太田土男著『季語深耕 まきばの科学―牛馬の育む生物多様性』 

          『黒田杏子俳句コレクション4 櫻』をめぐって

            このシリーズの最後が「櫻」とは、納得の編集である。 句集にも印象深い櫻の秀句があり、その存在感は飛びぬけていたように思う。 それをこのように、髙田氏のみごとな編集で一冊になって、纏めて読むと一際の感慨が沸き起こる。 さらに、嬉しいのは句碑となった映像と、他の句も含めた黒田杏子句碑一覧が収録されていることだ。こののちの、後追い「巡礼者」の手引きとなるだろう。 本章の構成は次の六章立てである。 Ⅰ 「句碑」の櫻 Ⅱ 花を待つ Ⅲ 花の満ちゆく Ⅳ

          『黒田杏子俳句コレクション4 櫻』をめぐって

          千葉信子句集 『レクイエム』を巡ってー命と共振する魂の韻律

          千葉信子氏の第三句集『レクイエム』が上梓された。  巻末に、千葉信子氏の全句集の背景とその内容について、わたくしの解説・鑑賞文を掲載させていただいている。  その全文を以下に転記する。  ぜひ、この稀有の俳人の世界を、じっくりと味わっていただきたい。  ご本人はもう句集は出さないと思われていたようだが、ご子息の熱心なお薦めで実現した、母子愛の結晶のような美しい句集である。        ※        ※ 千葉信子句集 『レクイエム』ー命と共振する魂の韻律 Ⅰ 千葉

          千葉信子句集 『レクイエム』を巡ってー命と共振する魂の韻律

           金 利恵(キム リエ)句集『くりうむ』  ―身体的母国と精神的母国の融合体験がわたしたちに問いかけること

             この句集の他にない際立った特色については、ここに転写引用させていただいた「著者略歴」と、次に引用する「あとがき」のことばを、じっくり味わっていただいた方がいいだろう。  読後、大半の読者が普段考えたこともなく、体験したこともない、ある感慨に包まれるはずである。次がその「あとがき」の一部。      ※ あとがき  母国の舞を求めて韓国にやって来たのは、二十代半ばを過ぎた頃だった。未知のことばを学び、暮らし、そして毎日のように母国の音楽にのせて舞の動きをなぞった

           金 利恵(キム リエ)句集『くりうむ』  ―身体的母国と精神的母国の融合体験がわたしたちに問いかけること

          高橋睦郎句集『花や鳥』をめぐって 

           高橋陸郎の新句集『花や鳥』が二〇二四年二月四日、「ふらんす堂」から上梓された。  句集『十年』(二〇一七年)に次ぐ句集である。  序句に、   花や鳥この世はものの美しく とある。この句集の主題は「老い」のようだ。それは次の句に読み取れる。   小鳥來よ伸びしろのある晩年に  老いて尚、新境地を拓かんとする意思表明のようだ。  また芭蕉のことばを引いて、自らの俳句観を次のように述べている。 「少(わか)く俳句なるものに出會ひ、七十餘年付き合つてきて言へること

          高橋睦郎句集『花や鳥』をめぐって 

          花巡る 黒田杏子の世界

          3月13日は黒田杏子の命日である。 その一周忌の日付にて、藤原書店より『花巡る 黒田杏子の世界』が刊行され、寄稿者のひとりであるわたしの元に郵便で届いたばかりである。 次が同封されていた藤原良雄社長の送り状である。  この文面からも解るとおり、本書は黒田杏子と親交の深かった藤原良雄氏の衷心から哀悼の想いによって成った書である。  石牟礼道子論をワイフワークとしているわたしには、このお二人は大恩人である。  戦後の俳句界にこのような方が存在したことは、幸運以外のなにものでもな

          花巡る 黒田杏子の世界

          俳誌「青麗」髙田正子主宰 2024(平成6)年

           三月発行の第三号は、髙田主宰の師、黒田杏子特集号である。  最後の句集『八月』と、髙田主宰が過去に発表した黒田杏子評と最後の追悼文までを収録している。  黒田杏子ファンには永久保存版の座右の書となる、充実した編集である。    髙田正子主宰の掲載句「さきがけて」から    高らかに高らかに画眉鳥春を告げ始め    応へけり向こうの山の小綬鶏も    さきがけて恋の鴉となり騒ぐ  この冒頭の三句には高揚感を感じる。主宰としての 「青麗」誌を創刊して、師の遺志の継承の

          俳誌「青麗」髙田正子主宰 2024(平成6)年

          月刊俳句通信紙「こんちえると」2024年(令和6)年

          第75号 2024年2月10日 いつも月半ばの刊行だが、初めて今月号の刊行が遅れた。 原因は「版元」の関根道豊氏が新型コロナウイルス感染症に罹患されたためだったようだ。そのことが記載された箇所を以下に抜粋する。 そんな困難にもかかわらず、誌面はいつも以上に充実したものである。 この不屈の継続のご意志に敬意を表します。 後遺症が強く残るともいわれているので、体調や仕事に支障がでないことをお祈り申し上げる。     会員作品 天地人 紹介 こんちえると俳壇 雑詠 第56回

          月刊俳句通信紙「こんちえると」2024年(令和6)年

          『黒田杏子 俳句コレクション3 雛』 髙田正子編著

                              高田正子氏のライフワークの黒田杏子俳句コレクションの第三集が上梓された。  今回のテーマは「雛」である。  雛で一冊になることに先ず驚いている。  既刊の句集で読んで覚えていた次のような印象的な句も、もちろん収録されていた。   雛流す常世の涯の浪の音        『日光月光』   逢ひ訣れ逢ひ訣れ雛飾りけり        〃    そして雛の句ではないが、強く印象に残っていた次の句も収録されていた。   子を持た

          『黒田杏子 俳句コレクション3 雛』 髙田正子編著