武良竜彦(むらたつひこ)

武良竜彦(むらたつひこ)  作家    俳人   (「小熊座」同人) 俳句…

武良竜彦(むらたつひこ)

武良竜彦(むらたつひこ)  作家    俳人   (「小熊座」同人) 俳句評論・書評・随筆のページ ✳︎ 読書感想のページは https://ameblo.jp/mura-tatu

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    メルヘン中学物語

    千葉県読書中学感想文課題図書に選ばれたことのある小説。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方はネット書店の古本として出品されていますが、かなり高額になっています。
    1,200円
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    三日月銀次郎が行く

    ファンタジーノベル 原本新潮文庫  宮沢賢治が自分が作った童話ワールド「イーハートーボ」の世界に迷いこみ、同じようにそこに迷い込んできた「エレキ柳ねこ」という不思議な三匹といっしょに繰り広げるファンタジー。日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になった作品。 pdf形式 ページが逆順に表示されますので、巻頭までスクロールしてお読みください。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方は、amazonなどで文庫の古本して出品している提携店があります。
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    ファンタジーノベル 原本新潮文庫  宮沢賢治が自分が作った童話ワールド「イーハートーボ」の世界に迷いこみ、同じようにそこに迷い込んできた「エレキ柳ねこ」という不思議な三匹といっしょに繰り広げるファンタジー。日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作になった作品。 pdf形式 ページが逆順に表示されますので、巻頭までスクロールしてお読みください。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。 本をご希望の方は、amazonなどで文庫の古本して出品している提携店があります。
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    詩絵本 『はっぱちゃん』

    葉っぱがだいすきな女の子の、うまれたときからの成長の物語を、詩と絵で描いた作品。 PDF形式の童話。 一冊分のデータですので、スマートホン、タブレットではうまく開かない場合もあり得ます。 なるべくPCでお読みいただくことをお薦めします。
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武良竜彦(むらたつひこ)  プロフィル

作家(童話作家) 俳人(現代俳句協会オープンカレッジ講師 神奈川現代俳句協会参与 横浜俳話会会員 小熊座俳句会同人) 著作歴     ☆ 童話・小説関係 1983年 福島正実記念SF童話賞 『その名はピカリック』岩崎書店 1985年 日本動物児童文学賞 「ルビとイクラのサケ物語」 日本獣医学会年鑑に所収 ※1990年、福武書店の「チャレンジ漫画 日本の産業4 沿岸・養殖・栽培漁業編」に「ルルの旅」と改題してシナリオ化し漫画化。1989年 「へんじのない手紙」 『星ふる夜に

    • 俳句ーこの民衆短詩型文芸の力 中嶋鬼谷編著『秩父事件 農民軍会計長 井上伝蔵の俳句』をめぐって

        俳句ーこの民衆短詩型文芸の力  中嶋鬼谷編著『秩父事件 農民軍会計長 井上伝蔵の俳句』をめぐって   中嶋鬼谷氏のワイフワークというべき、「井上伝蔵の俳句」とその時代背景と民衆の心のありようを論じた著作の、この最新の著は、俳句作品自身の鑑賞、解説、批評の書である。  中嶋氏は埼玉県秩父郡小鹿野町出身で、俳句は加藤楸邨に学び、楸邨師逝去後、その「寒雷」退会している。  句集四冊の他に評論書がある。  評伝『加藤楸邨』、そして『井上伝蔵―秩父事件と俳句』、『井上伝蔵

      • 俳句同人誌 「天荒」

        代表が交代された。 永年、「天荒」の代表を務め、沖縄俳句の発展と振興を牽引されてきた野ざらし延男氏が、自身の著作活動等に専念したいというご意志で、代表を退かれた。 後任は、おおしろ健氏。本号は彼の句集『俺の帆よ』の特集号でもある。 本号に、わたしがブログに発表した、野ざらし延男氏の著書『俳句の地平を拓くー沖縄から俳句文学の自立を問う』』の鑑賞紹介評文を転載していただいている。 原文は以下を参照。  超克の志—根源を問う闘い 野ざらし延男『俳句の地平を拓く―沖縄から俳句文

        • 「鬼瓦版」中嶋鬼谷個人紙 復刊8号 (通巻37号)二〇二四年九月

           今回の内容は「渡辺崋山の俳句」と題して、ご自身の俳句の発表はない。  崋山の絵にまつわる楸邨の句から書き起こしている。     ※      ※    崋山筆蟲の行列 虫の行列われなどはまづしぼむしり     楸邨『怒濤』  虫たちの中で、蟷螂(いぼむしり)だけがひときわ背が高い。長身の楸邨師はさしずめ自分などはあのいぼむしりである、と詠んだのである。    ※      ※ と評している。  そして、崋山と同じように幕府に追い詰められて亡くなった、小関三英

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        武良竜彦(むらたつひこ)  プロフィル

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        • 俳句評論
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          「青麗」2024年9月号

           表紙の「青」の字とデザインが青から秋色に変わった。  俳句も読み物も充実している「青麗」の、九月号の特集は読書の薦め。  わたしの管見にして偏見かもしれないが、俳人はあまり読書をしない人が多いような気がする。読んでいる人でも、俳句関係の本に限られているように感じる。  だから、思考や話題が俳句世界内に留まって、息苦しく感じることが多い。 そんな傾向の中で「青麗」誌は特殊ではないだろうか。主宰の意向が色濃く反映されているのだろう。  今号の特集「本を開いてみませんか

          アジール (代表 五十嵐秀彦)

          アジール 7号 2024年8月 土井探花俳句の特集号。 堀田季荷の寄稿もあり、この若く、独創的な俳人の世界が論じらていて、読み応えがある。   誌中、わたしが好きな句。一人一句ずつ。   五十嵐秀彦 誰とも代はれない薫風の木橋   Fよしと 接木する人の歩みを止めずして   土井探花 石の過去尋ねずにゐる春寒は   田島ハル 桜ささやく羊水の踊り子に   彼方ひらく 鬼に瘤預けて旨し零余子飯 ※こういう民俗古譚を材にとる詠みの試みは大好きです。   近藤由香子 ちちははを捨

          アジール (代表 五十嵐秀彦)

          増田まさみ句集『かざぐるま』

          増田まさみ句集『かざぐるま』 「あとがき」から  作者が謝辞を述べている高橋修宏の評文が、帯に掲載されている。  的確な評で、これ以上付け加えることはない。  わたしの好きな句を、本人の自選句と重なるが、次にあげる。   亀鳴くやもう手を振らぬ空舟   白鳥や少女時代の染みひとつ   風もなく回る産屋のかざぐるま    まだ蒼き父の化石やさるおがせ   天上のぼんぼん時計老いの春   何処へも戻らぬひとよ冬花火      ※     ※ 増田まさみ氏の別

          増田まさみ句集『かざぐるま』

          栗林浩句集『あまねし』

          栗林浩句集『あまねし』 「あとがき」から     わたしの好きな句 卒業すいくたび米を研ぎしかな 麦の秋もやひを持たぬ熱気球 源流はここよここよと遠郭公 ひとりづつ戦いでをりぬ吾亦紅 色変へぬ松の見てきし革マル史 ケネディ忌コインは横を向きしまま 凍星を結ぶやいのち光り出す 白鳥来ひと夜古潭の伽をせむ    

          栗林浩句集『あまねし』

          鈴木美江子句集『山あげの街』

                           句集の題名にもなっている「山あげ祭」について、句集の巻頭口絵に掲載されているもののうち、著者の句が添えられている写真を紹介する。  次のQRコードで、「山あげ祭」のことが紹介されているページを開くようになっている。   巻末に収録された著者のエッセイを以下に紹介する。      ※   エッセイ 鳥山の山あげ祭「山あげを季語に」        那須烏山市山あげ俳句全国大会実行委員会委員長                  

          鈴木美江子句集『山あげの街』

          『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集 ―報復の連鎖からカントの「永遠平和」、賢治の「ほんとうの幸福」へ』

           コールサック社による「永遠平和」の公募趣旨に賛同した269名の詩人・歌人・俳人が世界に贈る詩歌のアンソロジー。    このアンソロジーの上梓に拍手を贈ると同時に、不幸なことにまだこのような書の企画発行と、文学という言論による批評が、喫緊の課題として継続されなければならない状況である、ということも述べておきたい。    戦争と平和が主題の文学的表現において、特に日本では「被害者目線」の者が多く、「加害者としての日本人」であることを認識の基盤に置くものが少ないのが現実である。

          『広島・長崎・沖縄からの永遠平和詩歌集 ―報復の連鎖からカントの「永遠平和」、賢治の「ほんとうの幸福」へ』

          おおしろ健句集『俺の帆よ』をめぐって

                      著者略歴 「あとがき」から抜粋       ※  句集『俺の帆よ』は、私の第二句集である。第一句集『地球の耳』が一九九四年発行であるから、もう三十年か経つ。途中、何度か句集発行をと思ったが、忙しさにかまけ、怠け癖まで浮上し、うまくいかなかった。そうこうしている問に、家庭内ライバルの妻が「もう待てない」ということで先に第二句集・おおしろ房句集『霊力(セジ)の微粒子』(二〇二一年・コールサック社)を発行した。ライバルに二歩ほど遅れをとってしまった。

          おおしろ健句集『俺の帆よ』をめぐって

          行方克巳句集『肥後守』―「季題発想による一行のものがたり」へ

            行方克巳句集『肥後守』―「季題発想による一行のものがたり」へ 巻末の掲載の著者略歴  「あとがき」全文  私にとって俳句とは、「季題発想による一行のものがたり」と考えるようになった。  ずいぶん前から、「深夜叢書」から句集を出すことを決めていたのだが、齋籐愼爾が亡くなってから出版するとは思ってもみなかった。句集の中に、彼を悼む句があるなんて、なんともさびしい限りである。  八十路人になった今、この十年で何が出来るだろうかなどと考え込んでしまう。  いわゆる終活の一と

          行方克巳句集『肥後守』―「季題発想による一行のものがたり」へ

          宇多喜代子句集『雨の日』――決して「当たり前」ではない「当たり前」の境地 

            帯び文に「当たり前に詠む」と題して、まるで詩のように書かれていることばがある。 それをそのまま以下に引用する。   当たり前に詠む ひとつぶの雨は ひとすじに結ばれて、やがて おおきな水のかたまりとなる。 「山はおおきな水のかたまり」 祖母から教えられた言葉は、 自然観と生活信条の礎となった。 雨や風や太陽や水、なにより 清新な森の匂い――。 身辺のものは、 みな愛おしく、 当たり前の ことを 当たり前に 詠める ようになった。 俳句に

          宇多喜代子句集『雨の日』――決して「当たり前」ではない「当たり前」の境地 

          「現代俳句」2024年7月号 百景共吟

          「現代俳句」2024年7月号 百景共吟

          「青麗」2024.7

           髙田正子主宰句 好きな句   ステッキの百歩に灼くる日なりけり   火のいろもまた涼しさのもてなしぞ  会員句 好きな句   叱咤叱咤叱咤激励花万朶       岡崎屋弥保   やはらかな風を巻きとり春キャベツ  大塚君恵   石鹸玉吹いてくるくる子の回る    古田紫帆   亀鳴いて杖いつぽんのこころざし   堀口知子        ※    2024年7月号の特集は「句会は愉快なり」と題して、ZOOMによる会員の座談会が掲載されている。  句会というものの発足に

          向瀬美音・編集・翻訳『パンデミック時代における国際俳句の苦闘と想像力2020・1-2021・1』

          向瀬美音・編集・翻訳 『パンデミック時代における国際俳句の苦闘と想像力2020・1-2021・1』   〇 向瀬美音(むこうせみね)氏略歴  1960年、東京生まれ。上智大学外国部学部卒業。 日本ペンクラブ会員、日本文語家協会会員 2013年頃から作句を始め、大輪靖宏、山西雅子、擢未知子から俳句の指導を受ける。2019年、第一句集「詩の欠片」上梓。2020年、国際歳時記[春]。 現在、「HAIKU Column」主宰。俳句大学機関誌「HAIKUJVo11[世界の俳人55人が

          向瀬美音・編集・翻訳『パンデミック時代における国際俳句の苦闘と想像力2020・1-2021・1』