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【今日のnote】ディープ高円寺飲み歩きツアー①「きど藤」「野方屋」

 どうも、狭井悠です。

 毎日更新のコラム、55日目。

 二週間ぶりに、東京から地元の三重県へ帰ってきました。

 なんだか、ずいぶん長く東京にいたので、まるでお盆休みで帰省しているみたいな気分です。いちおう、三重県が本拠地なんだけどね。旅する人生。


 東京はやっぱり心のホーム。

 大事な人がたくさんいるよ。


 さて、東京ラストナイトは、かねてから楽しみにしていたディープ高円寺飲み歩きツアーでした。

 この日は幾多の酒場を飲み歩きしている高円寺上級者であるお友達、Cさんにご案内してもらえるということが決まっていたので、これはもう光栄すぎましたね〜。ヘパリーゼも事前に飲んで、準備万端です。


1軒目はハードコアな立ち飲み屋として有名な「きど藤」

 というわけで、高円寺北口でCさんと合流し、1軒目は高円寺屈指のハードコアな立ち飲み屋として知られる「きど藤」へ向かいました。

 Cさん曰く、当初は「一徳」に行く計画を立ててくださっていたらしいのですが、残念ながら当日はお休みだったということで、急遽「きど藤」へ。

 なお、「一徳」は2012年公開映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』のラストシーンのロケに使われたこともある、飲兵衛の文化人御用達のお店だとのこと。

 うう、めっちゃ気になるなあ。今度改めて連れてってください。


 で、話題を「きど藤」に戻します。

「きど藤」はかなりローカルルールの多い特殊な立ち飲み屋であるとのことで、いきなり上級者御用達のお店に案内してもらうことになり、「噂のあの店か!!!!!」と、内心かなりビビってました(笑)。

僕は一時期、二郎系ラーメンにはまっていたので、ローカルルールありのお店はけっこう好きなんですが、「きど藤」のルール設定はかなり細かく、知識ゼロで行くとかなり痛い目を見るかもです。

 とりあえず、Cさんに「あ!コンビニでお金崩していきましょう。千円札と小銭ないと怒られるので」と言われ、おおお怒られる…と怖気付く。

 ちなみに、以下の記事に、詳しいローカルルールが載っているので、ぜひご参考まで。

 さて、入店するとぶっきらぼうなテンションのお兄さん方が案内してくれます。

「奥、空いてるから」

 と一言。

 なんか、湘南の風の若旦那みたいなイケメンのいかついお兄さんでした。

 Cさんに教えを乞うたところ、千円札と小銭をあらかじめカウンターの上に置いておき、注文ごとに店員さんがそこからお金を取っていく独自のお会計スタイルだとのことで、事前に崩しておく必要があることに納得。

 店員さんを呼び止めてオーダーをするのがかなり難易度高く、タイミングを見計らって、僕はトリスハイボールをオーダー。

 ここでは、ジョッキに入った原液と割ものが別々に渡されます。こぷこぷと炭酸水をジョッキに注ぎ入れて、ハイボールの完成。乾杯。美味しい。

 飲み物をオーダーしたあとに、お食事を注文(※ちなみに、飲み物とお食事は同時注文NGらしいので注意!)。

 Cさんのおすすめで、鶏レバ刺しと鶏のユッケを注文。どのメニューも200円前後という驚くべき価格です。

 これこれ、鶏レバ刺し。これね、めっちゃぷりっぷりで、付け合わせのすりおろしニンニクをのせて食べたら、口いっぱいに幸せが広がりました。

 鶏のユッケ。正式名称はテンション上がりすぎてて確認漏れです、ごめんなさい。こちらも、とっても新鮮な鶏肉の味わいが楽しめました。卵黄と、くしゅくしゅっと絡めてね、タレがまた、うまいんだなあ。

 このほかに、肉豆腐も注文しましたが、しっかりみっちりとした木綿豆腐に出汁がじゅうっと詰まっていて、とっても美味なり。

 このあたりで僕はすでにトリスハイボールを3杯ほどハイペースでグイし、会話が盛り上がっていたので、肉豆腐は写真とるの忘れました。w


「きど藤」は、立ち飲み屋ということもあり、1軒目の前哨戦的な感じで入店したものの、とにかく1品1品が本当に美味しいし、Cさんとの久しぶりのお話も楽しかったので、割と長居してしまいましたね。

 イカついと聞いていたお兄さん方の接客についても、「飲み終わったジョッキとかは、カウンターんとこに置いといてね」とルールを指摘された程度で、特にピリつかれるようなエピソードもなく、楽しく飲めました。

 高円寺上級者のCさんからも「今日は良い感じにきど藤で飲めました!」と太鼓判をいただいたので、高円寺初心者としては嬉しい限り。

 また、気合いを入れて行ってみたいお店でございます。


2軒目は下町情緒と串の美しさに定評がある「野方屋」

 2軒目は、Cさんおすすめのやきとん「野方屋」へ。JR高円寺駅の高架下にあります。モクモクとパープルヘイズが店内から外に漏れ出していて、「高円寺で飲んでる〜」という感じがします(どんなだ)。

 まずは、かしらねぎポン酢と野方屋ハイボールをいただく。

 肉に絡みつくネギとポン酢が爽やかで、もみじおろしがピリッと味にアクセントをつけてくれます。こりゃあ、お酒がすすむわい。

 おすすめの串盛り合わせもいただきました。値段も5本で600円と、めっちゃ安い。

 なお、Cさんがこちらの「野方屋」を今回すすめてくださった理由は、ずばり「串の美しさ」にある、とのこと。

 ひとつひとつのお肉が串にぎゅぎゅっと詰まっていて、かつ、口に入れるとするすると抜けて食べやすい。そして、串の先端にいくに従って、わずかに肉の粒が大きくなっているのです。

 ふむふむ。丁寧な仕事がされていますねえ。こうやって、改めて串の造形美について考えたことがいままでなかったので、なんだか新鮮。

 職人さんの芸を感じながら、肉の旨みが詰まった串をワシワシと、ありがたくいただきましたよ〜。

 バイスサワーもグイしました。すっぱうまいぜ。

 ほかには、キンミヤのレモンチューハイも飲みました。やっぱりチューハイといえばキンミヤっすね(これも以前、Cさんから教わった)。

 みなさん、チューハイって何だかわかりますか? 焼酎の炭酸割のことです(※これは向井秀徳のモノマネ↓)


 ちなみに今、この記事を書きながら後悔しているのは、キンミヤ梅割りを飲み忘れたこと。「野方屋」はキンミヤ梅割りもおすすめだそうです。

 やっちまったぜ。今度リベンジする!


 というわけで、高円寺上級者Cさんに案内してもらったディープ高円寺飲み歩きツアーは「きど藤」「野方屋」の2店舗でした。

 19時から始めた飲み歩きも、この時点ですでに23時。たくさん回る感じではなく、1店舗1店舗を味わいながら、だいぶ話し込んだ感じでしたね〜、楽しかったなあ。

 で、Cさんは別件で予定があったので、移動することに。

 健全な時間にお開きかと思われたディープ高円寺飲み歩きツアーですが、ちょうど良いタイミングで高円寺に住む親友から電話がかかってきたので、案内人をCさんから親友にバトンタッチするかたちで、まだまだ高円寺の夜は続きます。


 なんか、Cさんや親友にそれぞれ紹介してもらった高円寺スポットをサクッと紹介する軽めの記事にしようと思ったのに、「きど藤」とか「野方屋」のことを書いていたら、なんだか熱が入ってしまって、えらく長編になってしまった……いったんここで区切ります。

 続きは明日以降でまた更新しますね!


 今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。

 明日もまた、この場所でお会いしましょう。

 それでは、おやすみなさい。ぽんぽんぽん。



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