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20代最後!初人間ドックで将来を考える

昨年12月。どういうわけか29歳のわたしは、人間ドックを受診していた。
年齢からして早すぎるのでは…。
しかし、検査は早ければ早いほど将来プラスになるようだ。
初めての人間ドックは、恐る恐るの受診だった。でも、案外楽しかった。

今回は人間ドックを受けたことがない方々の不安を少しでも減らせたらと思い、経験をまとめてみた。


1) 受診するきっかけ

会社員時代は健康診断のみ受けていた。そして、ノルマ自爆で多くの保険に加入していた。
そんなある日、身体の詳しい状態を知らずに、精神安定剤のように個人保険へ加入していることに疑問を持った。それから、お金について勉強した。結果、日本の国民健康保険は最強だと知った。
個人保険はいらないと気づき、解約した。そして、浮いたお金を人間ドックの検査費用に充てることにした。
夫は20代早々から人間ドックを受診していた。一番健康である確率が高い20代のうちから、身体のデータを蓄積しておくことが大切だと教えてくれた。
例えば50代の時、ポリープが見つかったとしよう。ずっと昔からあるものなのか、年々大きくなっているのか、比較対照がないと検討がつかない。つまり、若くから受診しておくと正常か異常か、判別しやすくなるのだ。
30歳になる1週間前に、人間ドックを受診することにした。

2) 人間ドック受診までの流れ

現在は就活中なので、福利厚生がない。自費受診した。
まず病院を予約する。すると検査日の約1か月前に、問診票などの書類が自宅に届く。書類を確認して、検査日までに検便を2回採る。
準備満タンで、いざ病院へ。基本的には、健康診断と同じだった。受付に書類を提出し、用意された検査着に着替える。その後は、係の方が回る順番を案内してくれるので、指示に従うだけだ。
少々大変だったのが眼底検査と眼圧検査だ。裸眼で検査しなくてはならない。つまり、お手洗いでコンタクトを事前に外す必要がある。いつ眼底検査と眼圧検査の順番が来るのか分からず、小さなバックにケア用品を入れて持ち歩いた。

3) 辛くなかった胃カメラ

わたしの両親が若い頃は、バリウムが主流だった。胃カメラがどんなに大変か話している姿を見て、「辛いもの」という記憶が強く残っていた。
でも、今は麻酔をかけて、胃カメラを入れるのが主流だ。しかも、経口なら鎮静剤を希望できるので、全く痛くないそうだ。
先日の歯肉移植の手術が、そこそこ辛かったので「これ以上のことはないだろう!」と変な自信がつき、軽い気持ちで行ってみた。
結果、そこまで辛くなかった。

鎮静剤を打たれてから数秒で眠気が襲い、頭がボーッとしてくる。でも、意識はぼんやりとある。先生が胃カメラを入れる。少しむせるけれど、なにせ鎮静剤が効いているので痛みがない。検査自体は5分ほどで、あっと言う間だった。
検査が終わっても、鎮静剤が効いていて力が入らない。起き上がった勢いでバタンっ!と倒れてしまった。あれま!と、看護師の方が介護してくれた。意識がハッキリするまで休憩室で休むのだが、部屋までは車椅子で運ばれるという珍体験だった。
それから、ウトウトと少し眠り、目が覚める頃には意識がハッキリと戻っていた。
倒れたものの、辛くなかった。こんなに楽なら、来年も受診しようと思った。

4) プライバシーが守られた婦人科検診

婦人科検診は、何度受けても慣れない。どうしても、恥ずかしいという気持ちがある。
人間ドックは、あいにく男性の先生だった。でも、最初から最後まで、先生の顔を見ることはなかった。検査室はカーテンが閉められ、お互いの顔が一切見えないように、工夫されていた。対面で対応してくれたのは、女性の看護師だった。
プライバシーが守られているので、安心して受診することができた。

5) 疾患リスクが分かる?!遺伝子検査

今回受診した病院では、人間ドックの流れで「ゲノビジョン」という遺伝子検査が、オプションでつけられる。採血(2ml)をするだけで、約90の病気の疾患リスクや体質の傾向などが分かるそうだ。
他の遺伝子検査は数十万と高額なのに比べて、こちらは約30,000円で受診できる。少々お手頃だと思い、検査することにした。結果を全て鵜呑みにするのは危険だが、ある程度は生活改善のヒントになりそうだ、と思ったからだ。
結果は、1か月半後にメールで届いた。わたしの場合は、酵素の半分が熱に弱く、葉酸が作りにくい体質だということが分かった。そのため、子宮内膜症になるリスクが高いそうだ。
体質を知ってからは、サプリメントで葉酸を補っている。

「ゲノビジョン」はNTTライフサイエンス(株)が運営しているけれど、NTT系列の病院以外でも受診できるところがある。

6) ご褒美ランチ

8時から14時半までみっちり検査した。三食必ず食べるタイプなので、終わる頃にはヘトヘトだった。
ランチは院内にあるレストランで、食べることができた。しかも、人間ドックのプランに、ランチ代が含まれている。カレーやサンドイッチ、親子丼など約10種類のメニューから選べた。食べたい料理を前日までに選び、問診票と一緒にネットで提出する。
当日、検査が終わると受付で食券が渡された。
レストランのラストオーダーが14時半なので、慌てて駆け込んだ。閉店の準備をしていたが、お店の方が快く受け入れてくれた。他にも、後から人間ドック帰りの方が、ちらほら来店してきた。
レストランで食べることが確約されているのは、いいなと思った。

豪華でテンションが上がった!ご褒美…!

まとめ

健康だと思っていたが、胆のうにポリープが見つかったり、卵巣が少し腫れていたりと初めて分かったことが多かった。
(※ポリープも卵巣の腫れも一般的で、よくあるケースだそう。これらが大きくなると異常なので、今後も定期的に検査して経過観察するよう指導された)

また、友人が先日、「40歳で死んでも構わない」と言っていた。長生きする気がないそうだ。そんな彼女は、30歳を迎えてばかりだった。
自分が生きているだけで、両親や家族、友人への恩返しになるのだと初めて知った。
守りたい人を守ることと同じくらい、自分の身体も守っていこう。そのためにも、早めの検査で己を知る努力をしようと強く思った。

来年は、オプションで脳ドックも受けてみようと思う。

その他、詳しい結果内容は、受診の15日後にメールで届いた

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