見出し画像

ストックホルムからヘルシンキを豪華客船シリアラインで移動した

北欧周遊も4カ国目、フィンランドのヘルシンキに向かいます。これまでノルウェー、デンマーク、スウェーデンと飛行機や列車で移動してきたけれど、今度は船です。また新しい体験になる気がします。

スウェーデンのストックホルムを夕方16:45に出発して、フィンランドのヘルシンキには翌日10:30着。

ストックホルムの中心街から電車で移動して、駅に着きました。ぞろぞろ歩いている人たちに着いていけばなんとかなる!と思っていて、実際地図を見ずになんとかなりました。そして至る所に船のマークの看板があって、それに沿っていけば迷うことは無さそうです。

ターミナルまで続いている橋のような道路を歩いて向かいます。だんだんと船も見えてきました。

ターミナルは、空港のように賑わっています。事前に調べていた、自動のチェックイン機(キオスクと呼ばれている)を探します。

これもすぐにありました。

メールで送られてきていたQRコードを読み取りですぐにチェックインができました。入場と、船内での部屋の鍵になるチケットが出てきます。

ここに自分の部屋番号や朝食の情報も書いてあります。

さて、入場口にはもうすごい行列ができています。並んだ方が良さそう。どうやら私の船は15時15分には搭乗を開始していたようで、私はそれから1時間遅れて乗り込みました。出発の20分前には搭乗締め切りと書いてありました。

ゲートにチケットをかざし、進みます。そこから少し分かれて、ヘルシンキ行きの船の方に歩きます。ほかにも止まっている船があり、道が分かれていたので少し注意が必要です(乗り込む時にもチケットを見せるので、間違っていたら指摘されると思いますが。)

さて、乗船だ!!

あまりにでかい船なので、海という感覚が逆になくて、乗ったぞ〜!っていうより、デパートとかに入る感覚に近かったです。

入ってすぐは、こんな感じ。お土産屋さんやブランド品のお店、レストランがあります。

そこから階段かエレベーターで自分の部屋のある階へ。

めちゃくちゃ部屋がびっしりの中から、自分の部屋を探します。私はひとり部屋が良かったので、窓なしのB等を予約。

廊下にも部屋が続いていて、お部屋にはカードキーとして差し込んで認識させる形で入れました。最初はすこしドアノブの回りが悪く、別の部屋をがちゃがちゃしているのかと焦りましたが、入れました。

お!部屋は思ったより綺麗だしちゃんとしてない?!

ドライヤーもコンセント類もありました。ドライヤーはないかもと思って身構えていたので、助かりました。

ちなみに、Wi-Fiも部屋では使えないと聞いていましたが、私の部屋では使えました。

トイレとシャワールームも自分用があります。バスタオルも手を拭くタオルもありました。ただ、石鹸的なのは備え付けがありますが、シャンプーコンディショナーは自分で用意したものを使う感じになります。歯ブラシもないので、持参したものを。

船だし、あんまり水を使わない方がいいのかな…と思っていたのですが、このあとお気楽にプールに入っている人たちを見て、なんか別に大丈夫なんだな、と思ったりしました。

出航の時には、たくさんの人がデッキに集まります。飲み始めている人もかなり多く、もう席は空いていません。

その後もぞろぞろ人が外に出てきて、私も出航は見守ろうと決めました。

バイバイ、ストックホルム!船はゆっくりと動き出しました。

出航から10分ほど外を見て、寒いので中に入ります。そう、船上はめちゃくちゃ寒いんです。ダウンにニット帽の人とかがたくさんいて、私もあったかい帽子ほしい…となりました。

さて、探索しつつ、夜ご飯を食べようかな。ちなみにお土産屋さんは、ユーロ表記でした。ムーミンやmarimekko、それ以外にもお土産がいろいろ揃います。

ちゃんとしたレストランは高いので、セルフサービスの多いファストフード系のお店に。ミートボールとジュースを頼みました。

これがミートボール14ユーロ。結構な大きさのミートボールがごろごろなのと、付け合わせがマッシュポテトなのとで、ボリュームは満点でした。ここにいるお客さんの民度は正直ほどほどです。

ゲーセンのようなスペースがあり、結構多くの人が利用していました。そしてそのそばにはイベントができるステージがあって、私が行った時には子供用のダンスイベントやキャラクターグリーティング(船のキャラクターと)が開催されていました。

さて、スーパーもはいっています。驚いたのは、そのお酒の量。お酒が商品の大半を占めているだろう勢いです。以前読んだ本には、周辺国はお酒の規制が強かったり高かったりするから、わざわざ船でまとめ買いをする現地の方も少なくないとか。納得の風景でした。

8時半。それまで適当にラウンジスペースに腰掛けていましたが、窓の外から夕日の気配を感じてデッキは駆け上がります。

間に合いました。北欧に来てから、私が夕日を見るのは初めてです。こんなに綺麗なんですね。

だんだんとくれていく空を眺めている人たちで、デッキは静かに満ちていました。

そして、夕日だけではなく、海に船のあとがついていく様子も美しいです。

さて、とても冷えるので写真を楽しんだら室内へ戻ることにします。明るい空で体内時計は狂うけれど、そろそろ寝る準備をしないと。

部屋に戻るまでにも、あらゆる窓から空をのぞいておきます。窓のない部屋なので。屋上デッキではない場所からもう一度外に出てみたら、まだまだ空は明るく、夕日の余韻がありました。

揺れて眠れないかと思ったものの、アイマスクとマスクで気づいたら爆睡でした。意外と乾燥しているようで、のどぬーる濡れマスクが必須でした。

朝ごはんのビュッフェは、予約時からお願いしていました。席は自由だよ〜ということでうろうろしていましたが、全く空いてないことはなさそう。

普通のビュッフェスタイルです。サラダ、パン、あったかい洋風おかず、デザート、子供用の食べ物もそろっています。

そんなわけで、またがっつりに。嬉しいのは、サーモンのマリネがあるところです。

窓辺の席をとれてラッキーでした。

ちなみに、あの後おかわりもしてしまいました。

そんなこんなでのんびりしていたら、あっという間に9時半に。10時半に下船開始なので、ひとりだけ船に取り残されるなんてことがないようにと支度を急ぎます。

結果として、下船の30分前に入り口近くに集まっておいてよかったです。その後長蛇の列ができていました。

時間になったら順に下船開始。この旅の最後の都市、ヘルシンキです。

ターミナルは簡素で、前の方にいたおかげかささっと出られました。なかなかない経験でしたが、ひとりでも乗ってみてよかったです。私は押し入れみたいな空間が好きなので、自分の窓なしの部屋も結構気に入りました。

もしスウェーデンやエストニアとフィンランドを移動する際には、使ってみてはどうでしょうか。

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

39,569件

#一度は行きたいあの場所

54,701件

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。 スキやシェアやサポートが続ける励みになっています。もしサポートいただけたら、自分へのご褒美で甘いものか本を買います。