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スウェーデンのストックホルム2泊3日の女子ひとり旅

北欧旅行の3カ国目はスウェーデン。来るまで何も調べていないいつものスタイルで、特にスウェーデンは思い浮かぶものもなく期待も薄かったのですが、結果的に1番好きな国でした。

その前に滞在していたコペンハーゲンより物価も安めで(でも充分高いけど)、過ごしやすかったというのもあります。街歩きや散歩が好きな方におすすめです。

さて、スウェーデンへの移動は列車。19時すぎにストックホルム中央駅に着きました。季節柄まだ外が明るく、ホテルへの移動も全く怖くありませんでした。10分ほど歩いてホテルに向かい、その日はホテルのサウナに入って大満足。

他のお客さんがいなくてずっと貸切

北欧に来て体内時計が狂いまくっていましたが、サウナに入ってぐっすりと眠れました。翌日は宿泊代に含まれている朝食ビュッフェ!これがまた豪華で、前日1食しか食べていない私には(コペンハーゲンの物価はあらためて超高い)、天国のようでした。(まあ、ここで食べ過ぎるのが地獄の始まりなのですが。)

ビュッフェで気になったものを取り、スウェーデンのパンケーキ(もっちもちクレープみたいな)が美味しすぎました。このあとおかわりもして、急に仕事の入った胃がもれなく暴れ出します。1日中胃痛と戦うことになりました。

さて、散歩に繰り出してみます。市庁舎のツアーに申し込みましたが人数制限の関係で昼からになってしまいました。そのため、まずはガムラスタンの街をうろうろ。魔女の宅急便の舞台とされる街と聞きましたが、まさに、ユーミンを歌い出したくなる街並み!

わ〜この街めっちゃ好きかも!と散歩開始早々に思います。https://assets.st-note.com/img/1714723497089-9V0FKGxhKZ.jpg

橋を渡って島に入ると、クラシカルな街並みが広がっていました。カラフルなんだけど、コペンハーゲンのようなポップさというよりかは伝統的な古い感じ。それも私の好みでした。

ちょっと歩くだけでも教会や大聖堂のある景色にあたるのはヨーロッパの街並みあるあるかもしれません。平日の午前中なので人も多すぎず、ゆったりと回れました。

細い路地に入ってみたり、気になる景色で曲がってみたり。基本的に観光客が歩いているし、街も明るいので怖いと感じるところはありませんでした。

写真を撮りながら歩くのが楽しい、そんな街でした。お土産屋さんやレストラン、カフェも立ち並んでいて、お土産屋さんを見て回るのも楽しいです。

春なんだと感じた景色
魔女の宅急便じゃん!となった景色

王宮の広場では12時過ぎから衛兵の交代式があるので、もし効率よく回ろうと思うなら市庁舎の見学を朝イチですることがおすすめです。ただ、私は滞在する2日間ともの朝のチケットがすでに完売していたので、お昼になりました。

ノーベル賞記念館があります
The Royal Palace

さて、そろそろいい時間なので、ノーベル賞の晩餐会が行われるという市庁舎へ向かいます。

Stockholm City Hall

中の見学と塔に登るのは、どちらもチケットを買わないとできません。まずは見学ツアーに参加します。

ちなみに、このお庭のような場所には、誰でも入ることができました。ここで時間まで日光浴をしながら待機です。

さて、ツアーでは受付でチケットを見せて、このシールをもらいます。英語のツアーやスウェーデン語のツアーが行われていて、同じ色のシールの人を1グループとしていました。

中に入ると、本当は青い壁になるはずだったホールが。どうやら建築士さんが、このレンガ綺麗じゃん!と途中で青くするのをやめたそうです。

地元のものを使って建てられたそうで、かなりかっこいい建築でした。

お次は地方議会。議員はほぼ無償のボランティアで、本業のあと、夜に集まるんだとか。市民はいつでも放送を見て、ラジオを聴いて、またはここに傍聴にくることもできるそう。男女の比率も約半分と聞き、なんだかいろいろため息の出る日本人なのでした。

次は金色のダンスホールです。ガラス加工された本物の金が壁一面にあしらわれています。圧巻。

建築家のミス?で真ん中の王様の頭がちょん切れてます

すごく気さくで聞き取りやすい英語のガイドで、参加してみてよかったです。市庁舎では結婚式を挙げることもできて(1日70組でひと組5分ほどのセレモニーらしいですが)、同性カップルのウエディングも可能だそう。とても人気で数ヶ月待ちなんだそうです。

さて、お次は市庁舎の塔に登ります。見学ツアーとは別のチケットが必要なので予約は要注意。

結構な階段を上がっていき、目が回りそうになりながら塔の上を目指します。

着きました。ストックホルムの街が見渡せます。柵もしっかり厳重なので、コペンハーゲンの塔のように怖くもありませんでした。

上には鐘があります。階段を登ってくると、ところどころに彫像のあるホールも。

さて、市庁舎の見学を終えて、今度はお昼ごはんをいただきます。とはいえまだまだお腹がいっぱいすぎて、本当に大丈夫だろうかと思いながらとぼとぼ進むのでした。この時、北欧旅行中で一番体調が悪かったと思います(本当にレストラン予約したのを後悔しました)

だがしかし、予約があるので進みます
Wärdshuset Ulla Winbladh

着いたのはここ。日本人の方のブログで、伝統的なスウェーデン料理が食べられると見たので。

なんだか高級なところに来てしまった

食べたかったあたたかいスープと、それからおすすめされた料理を。調子に乗ってノンアルのスパークリングも頼んでしまった…!だってサーブしてくれた店員さんがものすごく感じがよかったから…!

結果として、めっちゃ美味しかったです。付け合わせのパンにもバターが染み込ませてあるのか、ジュワッとなり、とってもおすすめだよと言われたエビとマヨネーズとローズマリーがあえてあるお料理は日本人にも合うと思いました。亀の歩みで食べすすめましたが、まわりの人たちもかなりゆっくりくつろいで過ごしていたので肩身が狭くなかったです。

14時から食べ始めて16時ちかく。レストランから歩けるヴァーサーミュージアムへ。ここは沈没船がそのまま引き上げられて飾られているとか。

これは模型なんですが
これ!大きすぎる!

300年間海中にあって、そこから技術を駆使して引き上げられたんだとか。木造の船ですが約95%以上がオリジナルを保っているようで、いや、それすごくないか。

ちょくちょく日本語のガイドも見かけて、お土産屋さんには日本語のパンフレットもありました。円安で旅行者は減っているんだろうけど、これからも日本語がなくならないといいな、などと少し寂しく思いました。

やっと体調が回復してきて、散歩しがてら宿の方に戻ります。ちなみにスウェーデンでは観光券を買わなかったので、基本的に歩きだし、入りたい場所にだけお金を払って見学に行きます。

Kungsträdgården

なんどか通りがかった公園も、お花がいっぱいで綺麗でした。散歩している人、ベンチに座っている人がとても多かったです。

体調も回復させたいし、夜は博物館も閉まりがちなので、早めにホテルに戻ってきました。ここからサウナに入って、汗を流します。

翌日の朝食では、無理しないぞ!と思いながらも結局食べてしまいました。不思議なことに腹痛にならないどころかお昼にはお腹が空いたので、人間の体って慣れるんだ!と感動しました。

午前中は日本にポストカードを出しました。郵便手続きを終えて、王宮の広場へ。

今日は昨日見られなかった衛兵の交代式に。コペンハーゲンは小規模だったのであまり期待していなかったのですが、11時45分すぎに行ったらもうパンパンの人だかりが。急いで低身長でも見られそうな位置を確保します。

そして、馬での登場。同じく馬に乗ったブラスバンド隊の演奏もあり、盛り上がります。12時15分から13時ちょっと前まで続くので、ちょろっと見てすぐ帰るのは難しいなと感じました。でも、見てみてよかったです。迫力がありました。

さて、散歩再開です。またガムラスタンの街をぶらぶら。お土産を探します。

海にも歩いて行けるので、その景色を楽しんだり、わきあいあいと賑わう街の雰囲気を楽しんだり。

暖かいので、アイスを食べることにしました。

お店でコーンを使っている場所だったみたいで、美味しかったです。安くはないけど、アイスも濃厚。

かわいい!

名残惜しさを感じつつ、船での移動に遅れないようにホテルに荷物を取りに帰ります。ストックホルムから次の移動はヘルシンキ。豪華客船のシリアライン移動なのです。

きもちいい街だったな…

地下鉄で船のターミナル駅まで移動してシリアラインへ。ストックホルムともお別れです。ヘルシンキもいい街ですように!

シリアラインからの夕陽。20:30。


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