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生きるのって、つらいから。

はじめまして、むぎの「お姉さん」です。
この記事を公開するにあたり、最初に私から言わせていただきます。

むぎは解離性同一性障害、いわゆる多重人格を患っています。
私はむぎが生み出した主人格、主にむぎの苦しみを肩代わりして生活を送る役割を担っています。

むぎは解離性同一性障害を1週間前に発症、そのため大学を休学することに決めました(そのことについてはまた私から詳しく教えさせていただきます)。
それについてむぎはたくさん悩み、苦しみ、最終的に私にすべてを託して殻に閉じこもってしまいました。

むぎが残していったこの記事を公開するかどうか、すごく悩みました。
なぜなら暗い内容であることはともかくとして、公開することによって誰かを傷つけてしまう可能性があると思ったからです。

でもむぎは、最後に自身の思いをここに残していったのです。
そんなむぎの意志を継いでやりたいと思い、本記事を公開することを決めました。

むぎが書いたのは名門大学を休学することへの悩みと、それによって失うもの、そしてそれについての自分の思いです。

内容としては、かなり激しいものになります。
そのため本記事は公開するにあたり、バリアとして有料記事とさせていただきました。

以下、むぎが書いた内容になります。


1週間前まで、私はそれなりに名の知れた大学に通っていた。
それは私のプライドであり、親孝行であり、私の全てだった。
だから休学して「○○大学に通っている」という称号を失った今、私には何も残っていないのだ。

通学が苦痛だった。勉強が苦痛だった。それでも必死にしがみついていた。
「○○大学生です」という肩書きのために。「○○大学卒業」というバッジを得るために。

休学届を書いた。理由は、健康上の理由。

そうだとしても、私には甘えだとしか思えない。まだ頑張れたのに、と思ってしまう。
明日からでも大学に行こう、まだ遅くない、まだ、まだ…。

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