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2014年9月の記事一覧
♯31 発達障がい支援に切り替える劇的パラダイムチェンジ
石井さま
そろそろ発達障がいは一休みしようと思ったんですが、最後にこれだけ触れたくてもう一回発達障がいで書いてみますね。
それは、タイトルにある通り、それまで「アドリブ」的支援でうまくいかなかった若者に対して、徹底的な「見通し」的支援でうまくいくようになる、その支援的価値観の転換、大げさに言うと「支援のパラダイムチェンジ」についてです。
前にも書いたとおり、アスペルガー/発達障がい概念
『無風トーク』開催決定致しました。
人気連載中のおっさん二人の公開交換日記コラム、田中と石井の「無風状態」のドーナツトーク田中とシェアするココロの石井が、トークイベント『無風トーク』を、大阪阿倍野で田中のドーナツトークが運営する「aimaカフェ」で開催致します。
前半の1時間は、お越しいただいた皆さまからお題をいただき、大喜利スタイルで、テーマについて語ります。
後半の1時間は、前半の余韻でフリートークし、参加者の皆さんとも
# 30 なにもできない支援者を救った発達障がいの概念
田中さん
ゼロ年代前半、発達障がいについて理解のなかった現場は、やっぱり混乱していたと思うんだよね。
あたかもその混乱を整理するかのように発達障がいの概念が入って来たわけだけど、どんな風に入って来たのかを僕はもう忘れてしまったくらいすっかり浸透したよね。
ちょっと知識のあるスタッフを講師にして勉強会をしたり、その当時、僕のいた団体の理事長が懇意にしてた斉藤環さんのような人の話を聴いたりした
#29 発達障がいがよくわからなかった時代
田中さん
前回の田中さんの振返りを読んで、ちょっと過去を回想してみました。ゼロ年から、僕はひきこもりの若者をための宿泊型支援機関の生活寮で、寮長的な仕事をしていたんだけど。
家庭訪問チームが、ひきこもりの若者たちを全国から連れて来るわけです。その前に引継ぎの会議があるんですね。その時に、「今度来る若者はどんな感じなの?」って訊くと、「それがよくわからないんだよね」っていう答えが返ってくる。
♯28 不登校から始まり、ついに「貧困」にたどりついた
石井さま
前回までの「スローカーブと変なオトナ」(読者の中川さんの表記を見習って「オトナ」はカタカナでいくことにしました)議論を続けているうち、意外と若い読者が当連載を追ってくれてるんだなあと嬉しくなっています。
そうなってくると、これまでの我々の支援の歩み、言い換えると、「変なオトナ」にたどりつくまでのそれぞれの過程を少し書きたくなってきました。それでもいいですか?
前にも書いたように、僕
#26 決めてくれないカウンセラーと決めちゃう変な大人
田中さん
この間のスローカーブの話をちょっとさせて下さい。おさらい的に以下をコピペっておきます。
「変な大人」っていうのはよくわからないくせにきっとこうだろうと慈愛に満ちた勝手さで答えを提示してしまうんです。そのスローカーブが実はひきこもり経験者の若者たちに打ちやすい球だったりすのだろう。
キャリアカウンセラーというのは、答えはクライエントの心の中にあると教えを受けます。よって内省を深め、自
#24 規範的な専門家のマネージャーによって駆逐された変な大人
田中さん
“変な大人”は、“チャンキー”なごった煮文化のあった若者支援機関の中でしか、その存在を自身の中にも組織の中にも見出すことが出来ず、評価基準が規範的な専門家のマネージャーたちによって駆逐され流浪の民となった…。
それは、若者支援業界の視線が、若者から行政に移り変わってしまったことを意味し、就労以前の若者をサポステが切り捨てたように、“変な大人”たちもまた、切り捨てられてしまったのではな
#23 “チャンキー”なスタッフがいなくなった
田中さん
ニューオリンズのガンボとか、沖縄のチャンプルーとか、(文化の)ごった煮な感じというのが僕はけっこう好きなんです。
この往復書簡ブログ?のタイトルにさせてもらってる「無風状態」の作曲者である細野さんは、世界中の音楽の要素をごちゃ混ぜにした自身のスタイルを、ちゃんこ鍋になぞらえ「チャンキー・サウンド」って呼んでましたね。
僕らがこの業界に足を踏み入れたのは、だいたい同じ頃なんだと思うけ
#22 曖昧な専門性では「単独的支援」は難しい
石井さま
ミッションから話はケースカンファレンス、そして「子ども若者支援業界の曖昧な専門性」へと話が移行してきましたね。「無風」どころか、ますます風が吹いてきた〜
僕は今、コンサルやスーパーバイザーのような仕事もしていて、最近痛感するのが、「子ども若者支援には『替え』が効かない」場合があるということです。
子ども若者支援には、我々のようなある種の「変な大人」(世の常識から自由な人たち)のあり
#21 ケースカンファレンスという名のイジメ
田中さん
僕は、ケースカンファレンス(以下カンファ)ってけっこう好きなんですよね。この業界のクリエイティビティって、ここにあるんじゃないのってくらいで。
田中さんとも一度、やってみたいな〜、どんなアイデアが出て来るのかワクワクする。
横浜でやってる「ともえちゃん」という怪しい名前の会も、教育・福祉・雇用の三機関の現場が集まって架空のカンファをやって、状況や情報や情熱をシェアするという企画に
#20 ミッションは聖域ではない
石井さま
いやあ、僕、「無風状態アディクション」だと認めます。今週後半、「となりカフェ」仕事を中心にたいへん忙しく、ついつい「無風」が後回しになった結果、さっき(土曜の昼間)書けました。
石井さんにさっそくアップしていただき、すっきりしていたのですが、土曜日午後の事務仕事中、なぜかムラムラしてきて、続きを書いているのです。アディクテッド・トゥ・無風状態だわあ。
前回書いた、「ミッションは変え
#19 ミッション・コンプリートのために「ミッションは変えてもいい」
田中さん
この「無風状態」は、ちょっと引いてみると、おっさん二人の公開交換日記なんですよね。ってことに気付くと、どうやって終わるんだろう?なんて乙女なことを考えちゃいました。
他に好きな人が出来たら、ちゃんと言って下さいね。って僕は飲酒なうです。だから田中さんも飲みながら返事書いてねw。
前回、田中さんが最後に言ってた以下は、リアルな参加希望があったみたいで、ニーズが感じれて嬉しかったですね
#18 「ソーシャルセクターの、ミッションと戦略策定セミナー」はどう?
田中さん
閑話休題というのでしょうか。ちょっとくだらないネタで息抜きしましょうか。
僕は、賞味期限が1日でもオーバーした食べ物はぜったい食べない安全策な子供でした。
小さい頃に食べ物で悪い思い出があって。食べた後に、ひょっとして腐ってたんじゃないか?と疑うだけで下痢になるくらいメンタルの弱い子だったのです。
だから、カビの生えたパンのカビの部分だけ取って食べさせられるみたいなのが本当に嫌で
#17 みんな、ミッションが苦手なのでは?
田中さん
前回、「ミッション」と「ビジョン」で語り切ろうとすることに限界が来ていると書きましたが、そもそもそんなものは言葉遊びでしかないのではないか、なんてことを考えたりすることが田中さんにはありませんか?
僕は思うんです。そして、どこかで言葉遊びでいいのではないかとも思ってたりするんですね。ただし、その遊びが夢中になれる遊びかどうかが問題だと思うんです。
今回もまた引用をさせていただきます