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日本で唯一、駿河湾だけで水揚げされる桜エビの春漁が解禁され、由比漁港で26日初競りが行われました。大きさがそろってきれいなエビが揚がっているそうです。

こんにちは、DJムッチーです。
春の便りがまた一つ、桜エビの春漁が解禁で初競りがあったそうですよ。
以前は関西人には桜エビは干物のイメージが強かったのですが、最近は冷凍輸送技術の発達で、生の桜エビをいただく機会が増えました。というのも、桜エビは日本で唯一駿河湾だけで水揚げされるエビだからなのです。
桜エビは春と秋に漁期があり、梅雨から夏の時期は繁殖期にあたり禁漁、冬はエビが深くにいるため休漁なのだそうです。
駿河湾の桜エビは、瀬戸内海のいかなご同様に、海の環境変化で2018年に不漁に陥りましたが、今年の春漁は持ち直してきているようです。桜エビが減った理由は、瀬戸内海とは逆で暖流が湾に入らず海水温が下がったためらしいです。
清水市由比港漁業協同組合の宮原淳一代表理事組合長は「今年は大きさがそろっていて、きれいなエビが揚がった」と高評価されています。
漁期は6月7日までの予定ですが、大きなエビの割合が減少傾向になると資源確保の意味で終漁とするのだそうです。

桜エビの漁獲量 

桜エビの歴史は浅い

桜エビは、駿河湾および近接の遠州灘・東京湾・相模灘、さらに長崎県の五島列島沖に分布していますが、漁獲対象となっているのは駿河湾のみです。
日本国内の水揚げ量の100 %は駿河湾産で、漁期は4月~6月まで(春漁)と10月~12月(秋漁)ですが、水揚げの状況で漁期は短縮されます。
駿河湾での桜エビ漁の歴史は浅く、1894年(明治27年)に清水市由比の漁師が、アジの網引き漁をしていた時に網が深く潜ってしまい、偶然にも大量のサクラエビが捕れたことが始まりとされているそうなんです。本格的な漁業は翌1895年に由比で、1896年には蒲原で始まりました。現在は由比港漁協の由比・蒲原(42組84隻)と大井川港漁協の大井川(18組36隻)、計3ヶ所の基地に100隻の許可証を持つ漁船があるのだそうです。当時静岡の魚の一大消費地だった山梨県甲府市で「さくらえび」と名付けられたいうことです。

桜エビとは粋な名前をよくつけたものですね

桜エビのお勧め料理

関西人の僕がお勧めする、桜エビの料理は「お好み焼き」です。それも神戸風のお好み焼き。noteでは以前に記事にしていますが、一口にお好み焼きと言っても。大阪、京都、神戸では、別物と言ってもいいのです。
今回は、必ず神戸風でお願いしたい。というよりも、神戸風でないと美味しくないです。
神戸のお好み焼きの特徴と作り方(2枚分)
1)小麦粉はほとんど使わない ティースプーン1杯以下
2)山芋の粉 を使う15グラム(小分けパック1~2個)
3)みじん切りキャベツを使う 半玉 
4)ボールで混ぜて、出汁水を加えて ベースを作る
  お玉2杯分ぐらいの量が目安 1時間ぐらい冷蔵庫で寝かせる
  たまごを入れるなら良くといて空気を含ませて入れること
5)まずベースを焼く ラードで焼くのをお勧めします
6)具は別の鉄板で焼く(ブタ、イカ他) 桜エビは生のまま
7)片面が焼けたベースに焼けた具と生の桜エビと分葱をのせて裏返す
8)数回ひっくり返して出来上がり
       むやみに押し広げたり、ペタペタ叩いたりしてはいけません。
9)お好み焼きソースか、どろソースでいただきます 
      好みで、青のりや鰹の粉も振りかけてください。
10)マヨネーズは使わない 
11)お好み焼きの玄人なら、てこ(コテ、ヘラ)だけで食べましょう!

マヨネーズが必要なお好み焼は、小麦粉の多い大阪のお好み焼です。小麦粉が多いと粉っぽく(関西では粉臭いと言います)なります、これを抑える役目がマヨネーズやマスタードです。
神戸のお好み焼は、粉が少ないからふわふわでキャベツの甘味と具の旨味をいただくのに最適の状況。ここへマヨネーズやらマスタードをかけたら台無しになることはお判りでしょう。
神戸に来てお好み焼き屋に入ったら「おばちゃんマヨネーズちょうだい!」って言ってはダメですよ!
因みに京都のお好み焼はベタ焼きなので、作り方が全然違います。
出来上がりはこんな感じです。

桜エビのお好み焼き牛筋添え By 神戸 一平
お好みソースで召し上がれ
おいしそう

関西の方で、「そんなん作るのめんどくさい!」という方は、神戸市中央区県庁前のお好み焼「一平」さんで、この時期だけ桜エビのお好み焼が食べられます。(※行く前に必ず電話で確認してくださいね。)

そして、関西のお好み焼きの事が知りたい方は、
この記事をお読みください。

それでは今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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