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あなたは見られている⁉️顔認証システムがあなたを狙っている!

バババンバババン🎵

「あなたは見られている。

政府の極秘監視システム『マシン』によって。いつ何時も監視されているのだ・・・」


というセリフで始まるアメリカのテレビドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」を知っていますか?



防犯カメラや携帯電話、インターネットなどを通じてAI「マシン」が国民の生活を隅々まで監視しているという話です。
2011年開始のドラマで、当時、これはSFかと思ったのですが、今、このドラマの内容が現実のものとなっている?!
そんな現代社会を告発したドキュメンタリーを見たので紹介します!😳
あなたは見られている!


海外BSドキュメンタリー「あなたの顔は大丈夫?最先端顔認証システムが危うい」



2017年アメリカニューヨークで設立された「Clesrview(クリアビュー)AI」という会社は、顔認証システムを提供する会社です。
世界最大の顔認証システムのデータベースを保有していて(2022年現在約300億枚保有)、今後1000億の顔画像を集める計画であることも発表しています。
人類一人一人に対して10枚以上の写真を持つ計算です。

クリアビューAI社の主な顧客は捜査機関(国)です。年間4万7000ドルの費用で、警察は犯罪捜査に利用しています。
ロシアのウクライナ侵攻以降はウクライナ政府に顔認証システムを無償で提供。
軍事部門でも利用されています。主な用途は遺体の身元確認とスパイの洗い出しです。

この「クリアビューAI」というシステムは顔画像から身元を確認するシステムです。
このシステムは無数の顔写真のサンプル画像を学習したAIで動いています。従来は目と鼻と口の距離を測定するシステムでしたが、タイプの違う膨大な写真を学習している今は光りの具合や角度、年齢や眼鏡、ひげが変わってもその人物を識別できます。
使用されている画像はネット上で一般公開されている画像です。ニュースサイトやSNSにのっているものです。

一般公開されている画像を集めることはアメリカでは合法なのです。しかし、一般では知られていませんでした。
警察の監視テクノロジーについて研究しているNGO団体が政府に対して情報公開を要求して初めて「クリアビューAI」の存在が明らかになりました。
2020年1月、この事実がニューヨークタイムズ紙で明らかにされると批判が巻き起こりました。
本人の同意のないところで膨大な顔写真が収集されていたのです。しかもその情報をクリアビュー社はカナダトロント警察などアメリカ以外の捜査機関にも提供していました。捜査機関だけでなく、家電量販店やカジノ、銀行にもです。


本人の同意なくして顔画像を収集することを禁止しているEU諸国では、クリアビューAI社の行為はEUの個人データ保護規則に違反しているとして、フランスのデータ保護機関「クニール」は、クリアビューAI社に対して画像の削除を求めました。
しかし、返答はなく、クリアビューAI社はヨーロッパを拠点としておらず、ヨーロッパでの販売事業も行っていないので、EUの規則に従う必要はないと主張しています。
しかし、「クニール」はクリアビューAI社に対して2000万ユーロの制裁金を課しました。
ヨーロッパ諸国のほかカナダやオーストラリアも司法手続きを開始しています。

言論の自由とプライバシーを重んじる人々は、適切な保護措置が整うまで顔認証技術の使用を禁止するよう求めています。
顔認証システムは人物を誤認することも証明されていて犯罪捜査の現場では誤認逮捕がされています。
また2020年のBLM運動では、治安当局がデモ参加者に対して顔認証システムを使いました。警察のこのような行為を許せば、憲法に保障された抗議する権利が失われてしまいます。

クリアビューAI社は移民税関捜査局とも高額の契約を結んでいて、不法移民の摘発と送還に利用されています。
クリアビューAI社は世界中のSNSから顔写真を集めているのでアメリカに入国する人物の写真が1枚あればそれが誰だか特定することができ、好ましくない人物であれば強制送還できます。

顔認証と監視カメラが女性を管理するのに使われるのではという声もあります。
キリスト教右派が力を持っているアメリカでは人口中絶のために病院を訪れる女性の身元を特定するために顔認証システムが使われる可能性があります。

欧米諸国ではAIが悪用される可能性について不安が広がっています。
FBIと国防総省が監視カメラとドローンを使ってリアルタイムで人々を追跡するシステムを開発しているとアメリカ自由人権協会が発表しました。
誰がどこにいるのか政府が常に追跡することを許したら、言論、集会結社、信教などすべての自由を失うことになります。
顔認証技術が乱用されれば、それこそ悪夢のようなジョージ・オーウェルの「1984」の世界、全体主義の世界です。
以前紹介した映画の「モーリーン」のように。権力に従わない人たちが簡単に消されたり冤罪をかけられたりする世の中になってしまいます😱

クリアビューAI社の顔認証システムは世界で2番目の精度だそうです。
では1番は?それは中国共産党のシステムです。14億の国民の行動すべてを顔認証で管理しているとか。🥺
では日本はどうでしょう?


日本でも監視カメラは今や都会の象徴!
あらゆる場所にあります。
警察の捜査で監視カメラの映像が使われていることはわかっていますが、顔認証システムはどこまで捜査に使われているのでしょうか?

そこで気になってくるのがマイナンバーカード!
マイナンバーカード取得には顔写真が必要です。
なぜ顔写真が必要?そのカードを政府が市民全員に持たせたいはなぜ?
市民全員の顔写真を手に入れて政府は何に使うつもりでしょうか?
顔認証システムについて、ほとんど日本では議論されていないので日本がどうなっているのかはブラックボックスです。
とりあえずマイナンバーカードの動きには慎重になった方がいいかもー!

EUでは本人の同意なくして顔写真などの個人データを収集することは禁じられており、個人は自分自身の個人データを企業や政府機関などに請求する権利を持っています。
しかし、日本にはこのような個人データの保護規定がありません。
顔写真など個人情報をどのように守ればいいのか、考えていく必要があります。

じゃないとあなたは見られている‼️😱 


執筆者、ゆこりん

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