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組織を強くする、任せる勇気 ~あたなの仕事は、誰に任せますか?~

会社の社長や上司は、いつも忙しそう。
「部下はいつになったら一人前になってくれるのか?」
「危なっかしくて、見ていられない」
なんて、ため息をつく。。。


今日のテーマは、任せる勇気
任せることで、組織は強くなるんです!


なぜ、任せることができないのか?

部下に任せると、とんでもないことになる。
そんな風に思ってませんか?

ある社長さんは「部下に任せると、会社がつぶれる。」と本気で思っていたそうです。
だから、自分がやるしかない、と頑張ってしまう。

任せることで起こるトラブルや、その対応に追われるくらいなら、自分でやった方が楽。という発想です。
短期的には正しいのかもしれませんが、いつまで自分でやりますか?という問題。
さらに、社長が人一倍頑張る会社は、社長の能力以上には成長できません。


任せるには、順序がある

いきなり「任せた!」と放り投げるのは、丸投げ
これは、良くない。

任せるには、順序というものがあります。

  1. 目的を説明して、相手をその気にさせる。仕事の意義、相手の成長や、会社・組織の期待などを説明して、前向きな姿勢と動機付けを促します。

  2. 仕事のやり方を教える。資料などを渡して、相手がわかるように環境を整えることも有効ですね。

仕事のやり方を教える方法は、こちらも参考に!


任せた後のフォローアップが大切

一旦教えたら、後は出来るよね! と放置するのは、よくない

出来ないかも、という想定で、
ただし、細かい口出しはせず、
少し遠くから見守る姿勢が大事です。

  1. 定期的に報告してもらう仕組みをつくる

  2. ときどき、声掛けして、困ったことがないか確認する

  3. 成果物を確認して、品質や納期に問題ないことを確認する

など、状況確認しましょう。

困っているようなら、一緒に解決策を考えてあげるくらいがいいですね。
任せた後は、指示よりも、サポートに徹する。
できるようになって欲しいという期待が伝われば、相手の意欲も増します。


任せることは仕組づくり

任せることで、組織は成長します。

あの、Panasonic(旧、松下電器産業)の松下幸之助さんも、体が弱く、部下に任せるしかなかった。徹底的に任せる仕組みをつくったら、日本一の電気メーカーに成長した。という話は有名です。

任せないと、トップの能力で会社(組織)全体の能力が制限されてしまう。
それでは、組織としての成長はありえません。

仮に、任せた結果、大トラブルに発展したとしたら、その責任はどこにあるでしょうか?
担当者に責任を負わせるのは酷だし、組織としてはダメダメ。誰も喜ばないでしょう。
任せた責任者が最終責任を負う、そういう覚悟で任せる必要がある。
リスク管理はしっかりと。大トラブルを防止する仕組みも大切ですね。


全部任せて大丈夫、次のステージへ

自分の仕事を全部任せたら、自分の仕事がなくなるんじゃないの?
そんな心配は無用

全部任せることができたら、それは立派な仕事
次のステージへ向かい、新たな仕事をつくればいいわけです。

特に、社長は今の仕事を部下に任せて、新規事業に取り組むくらいがいい。
任せるのが当たり前になれば、組織の成長スピードは加速します。


いい会社の条件も共通するところがありますね。いい組織は、いい任せ方をしている。
チームビルディングと併せて確認してみましょう。



ところで、この記事のヘッダー画像、見ましたか?
よくできてますね。仕事とは、任せる事
まさに、この記事のためにあるような、シェアされていたので使わせていただきました。ありがとうございます。


あなたは、任せるタイプ? or 自分でやるタイプ?
どちらが先に行けるでしょうか?



この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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