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2020年9月よりnoteを始めました。 「トランスジェンダリズム」(「性別の自己決定…

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2020年9月よりnoteを始めました。 「トランスジェンダリズム」(「性別の自己決定権とその尊重」という思想)に対する疑問や感想を少しずつ言語化していきたいと思います。

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このnoteについて(随時更新)

(まず最初にこちらのページをお読みください) 私のスタンス このnoteは、「性別の自己決定権とその尊重」を掲げる「トランスジェンダリズム」という思想に対する私個人の疑問や感想を少しずつ言語化することを目的として、2020年9月より開始しました。  私はフェミニストを自認していません。フェミニズムの知識も乏しい一般女性の視点でこの問題を考え、疑問に思うことに対しては「おかしいものはおかしい」と言っていきたいと思います。  多くの女性たちに、トランスジェンダリズムが女性に与え

    • 「女性が安心して利用できる温泉地」に

       先日の土湯温泉観光協会の報道をきっかけとして、「女性が安心して利用できる温泉地」について考えるため、過去の温泉での不都合・トラブルについて振り返ってみたいと思います。 1.はじめに 私は温泉が大好きで、日本国内はもちろん、アジアやヨーロッパの温泉地も訪れてきました。今まで訪れた海外の温泉は水着着用だったり男女の区分が厳格だったりしたため特に問題なかったのですが、日本のいくつかの温泉地では「女性であるがゆえの不愉快な思い」をした経験が何回かあります。  温泉好きとしては「

      • 福島民友新聞社による土湯温泉観光協会「ジェンダーレス温泉」報道とその後

         2/26(金)、福島県内の土湯温泉観光協会が「ジェンダーレス温泉」に向けて環境整備を行う、と福島民友新聞社が報じました。 ●2021年2月26日 福島民友新聞社  生物学的な性差にとらわれず、その人が望む温泉の入り方、泊まり方ができるよう、環境を整備する。具体的には、貸し切り風呂や、障害者用など男女以外のトイレの入り口に「ALL GENDER(オール・ジェンダー)」と書かれた土湯温泉独自のピクトグラムを掲げる。また宿帳の性別の欄に「LGBTQ+」の項目を追加する。  「

        • トランスジェンダリズム関連の質問に対する日本共産党の一連の対応

           11月4日付で「『日本共産党への公開質問状』に対する日本共産党中央委員会からの回答」というnoteを投稿し、Twitterで様々なご意見・ご感想をお寄せいただきました。ご協力いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。  皆様からお寄せいただいたご意見の通り、私の質問には実質的にはほぼ回答していただけなかったという気持ちがありますが、日本共産党中央委員会には取り急ぎ返信に対するお礼のみ行い、後日改めて、問い合わせや意見提出を続けていきたいと思います。 ***********

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        このnoteについて(随時更新)

        • 「女性が安心して利用できる温泉地」に

        • 福島民友新聞社による土湯温泉観光協会「ジェンダーレス温泉」報道とその後

        • トランスジェンダリズム関連の質問に対する日本共産党の一連の対応

          「日本共産党への公開質問状」に対する日本共産党中央委員会からの回答

           10月21日付で日本共産党中央委員会宛に送信した以下の「日本共産党への公開質問状」についての続報です。  この公開質問状に対する回答が、11月2日16時台に到着しました。  公開質問状の中で、以下の通り「noteで公開させていただきたい」とお伝えしてありますので、予定通り皆様に共有したいと思います。  ご回答いただきました内容は、私自身の今後の投票行動の参考にさせていただくとともに、女性専用スペースの問題に関心を寄せている日本中の女性たちと共有するため、こちらのnote

          「日本共産党への公開質問状」に対する日本共産党中央委員会からの回答

          日本共産党への公開質問状

           日本共産党公式サイトの「お問い合わせ」のページに「政策や活動などについての意見、質問などは、次のアドレス(※日本共産党中央委員会あて)にお送りください。」とありましたので、このnoteのURLをメール送信しました。  初めての問い合わせでちょっとドキドキしましたが、女性が意見や質問を出さないと世の中ずっと変わらなそうなので…回答をお待ちしています!!! ******************** 【日本共産党への公開質問状】日本共産党中央委員会 御中 日本共産党ジェンダ

          日本共産党への公開質問状

          日本学術会議 法学委員会 LGBTI分科会の提言(Ⅱ)について①

           今週より、日本学術会議 法学委員会 法学委員会社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会(以下、LGBTI分科会)が、2020年9月23日付で公表した提言「性的マイノリティの権利保障をめざして(Ⅱ)―トランスジェンダーの尊厳を保障するための法整備に向けてー」について、疑問に思う点などを挙げていきたいと思います。  内容が多岐にわたるため複数回に分けることとし、今週は「1.LGBTI分科会の提言の位置づけ」、「2,LGBTI分科会の設置目的」、「3.LGBTI分科会の委員

          日本学術会議 法学委員会 LGBTI分科会の提言(Ⅱ)について①

          WAN投稿のタイトルと内容の不一致およびその影響

           お久しぶりです。予定では、以下の「性別記載変更法(仮称)」の提言にツッコミを入れる予定だったのですが、仕事のバタバタで間に合わず…  今週は、「WAN投稿のタイトルと内容の不一致とその影響」として短めの投稿を残したいと思います。 <WAN 石上投稿および石上投稿に対する反論投稿のタイトル一覧> 8/12 石上卯乃「トランスジェンダーを排除しているわけではない」 反論投稿 ① 8/18 伊田久美子「『女性に割り当てられた公的空間』とは何か」 ② 8/19 岡野八代「『トラ

          WAN投稿のタイトルと内容の不一致およびその影響

          「性別記載変更法(仮称)」の提言公表と新たなフェミニズムサイト立ち上げの動き

           お久しぶりです。個人的なことで恐縮ですが、9月下旬より仕事の繁忙期を迎えまして、これから3ヵ月間は基本的には週末1回のみの投稿となりそうです。時には、今回のように「近況まとめ」的な内容になることもあると思いますが、トランスジェンダリズムの動向の記録と自分自身の感情・思考の整理のため、細々とnoteを継続していきたいと思います。 「性別記載変更法(仮称)」の提言公表  さて、9月7日配信の以下の投稿で「日本学術会議 法学委員会 社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会が

          「性別記載変更法(仮称)」の提言公表と新たなフェミニズムサイト立ち上げの動き

          J.K.ローリング氏の新作小説に対する各メディアの反応まとめ

           J.K.ローリングがロバート・ガルブレイス名義で執筆した新作小説『Troubled Blood』が、「女装した男性殺人犯」が登場するという理由で「トランスジェンダーに対する偏見を助長する」「トランスジェンダー差別的だ」と話題になっているようです。  実際に新作を読んだトランス女性YouTuberは、「900ページを超える大作中、ただの1ヵ所、犯人がウィッグと女性用コートを身に着けて被害者に近づいたというフレーズしかない」とレポートしている、という噂も聞こえてきましたが…

          J.K.ローリング氏の新作小説に対する各メディアの反応まとめ

          WAN 8/18(火)伊田久美子さんの投稿に対する疑問点・感想

           8/12(水)にWANに掲載された石上卯乃さんの投稿に対する8/18(火)付の伊田久美子さんの反論投稿を読んだ上での疑問点・感想を記録に残します。  なお、私は研究者でもフェミニストでもなく、大学を卒業してから随分経ってしまっている一般女性です。そのため、学問的な作法には則っておらず、また、大御所の研究者の方には大変失礼な物言いもあるかと思いますが、一般女性の素朴な感想としてお読みいただければ幸いです。 ※石上さんと伊田さんの投稿は以下のリンク先で読むことができます。

          WAN 8/18(火)伊田久美子さんの投稿に対する疑問点・感想

          9/11配信 ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会 ポッドキャスト(第1回)

           2020年9月11日、ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会がポッドキャストを配信していたので聴いてみました(約30分・spotifyにも対応)。  印象に残ったところをメモとして残しておきます。 <第1回のテーマ>  1.ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強とは?  2.WANへの抗議、WAN編集担当からの「回答」について  3.10/9のイベントについて ******************** 1.ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強とは? ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強

          9/11配信 ふぇみ・ゼミ×トランスライツ勉強会 ポッドキャスト(第1回)

          トランスジェンダリズムに対する疑問(随時更新)

           現時点でのトランスジェンダリズムに対する私の疑問点を列挙します。現時点では思いつくままに20点挙げてありますが、新たな疑問がわいてきたら追加し、疑問が解消されたら独立した投稿を立てます。 1.なぜ、素人の一般女性がここまで調べて学者に反論しないといけないのか この問題は、本来ならフェミニスト学者同士で議論し、世間に対して啓蒙活動を行うべき内容だと思うが、なぜTwitter上で、フェミニズムの知識も乏しい素人の一般女性がTRA学者から「差別主義者のTERF」扱いされ、議論に

          トランスジェンダリズムに対する疑問(随時更新)

          このnoteでよく使う用語集(随時更新)

          TERF Trans-exclusionary radical feministの略。本来は「トランス排除的ラディカルフェミニスト」という意味だが、「ラディカルフェミニスト」どころか「フェミニスト」すら自認していない女性であっても、男性身体者の女性専用スペース利用に懸念を示すと自動的に「TERF」と呼ばれる。 TG Transgenderの略。トランスジェンダー TRA Trans Rights Activistの略。「トランスジェンダーの権利のために活動する人」という意

          このnoteでよく使う用語集(随時更新)

          過去投稿一覧(随時更新)

          ※下線部に記事へのリンクを貼ってあります 2020年9月3日 ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN) 石上卯乃氏の投稿掲載後の流れ 2020年9月4日 WAN編集担当の回答に対するTRA学者等および「ふぇみ・ゼミ」関連団体の動き 2020年9月5日 2018.7.14 中央大学・LLAN連続公開講座第3回「LGBTと法律 - 性別の変更について考える」 2020年9月7日 トランスジェンダーの法的性別変更のための新法案について 2020年9月9日 WAN 8

          過去投稿一覧(随時更新)

          このnoteを始めるに至った経緯

           私は、2018年7月にお茶の水女子大学がトランスジェンダー学生の受け入れを発表した際は「トランスジェンダー=性同一性障害」だと誤解していたこともあり、大変良い取り組みだと思っていました。  しかし、2019年1月に「身体が男性でも性自認・性表現が女性であれば公共の女性専用スペースを使用する権利がある」と主張する人々の存在をしって大変驚くとともに、「トランスジェンダー」という概念の幅広さを知り、女性専用スペースのあり方を中心に、この問題を1年8ヵ月にわたり注視してきました。

          このnoteを始めるに至った経緯