夜のドカ食いループから抜け出すには?
毎晩夜になるとどうしても「食べたい」
今日こそは食べないって決めて朝を過ごし、昼過ぎにすごい空腹に襲われるけれど
それも気合でやり過ごし夜まで食べない(もしくはサラダくらい)で頑張ってきて、
夕食は普通に食べる。
・・・よし、今日は大丈夫そう!と思いきや。
夕食を食べてしばらくすると、またいつものソワソワ感がやってくる。
「食べたい」
その気持ちはどうしても抑えることが出来なくて、またいつものようにお菓子やアイスの袋を
バリバリと開けてお腹が苦しくなっても食べ続ける・・・。
はい。ここに書いていることは過去の私自身です。
私が過去イチ過食がひどかったときは発症してすぐからの数年間なのですが、
(過食症なりたての頃がみんな一番辛いと思う)
30代になっても完全に克服できていたわけではありませんでした。
アイス3個にスナック菓子にチョコ菓子に・・・
子育てのストレスなのか、(それも含まれているとは思うけど)
寝不足のせいなのか、(子育て中のママはいつも眠い)
もう色々全部なのか、(笑)
夜8時過ぎに子供を寝かしつけ終わるとその足で当たり前かの様に冷凍庫に向かい、
まずは前菜(?)にアイスを3個くらいペロッと食べます。
そのあとはポテトチップスなどのスナック菓子と、チョコレートやクッキー系の甘いお菓子を交互に食べます。
みんなよく分かっていると思うけど、このしょっぱい→甘い→しょっぱい→の繰り返しって
もうほんと恐ろしいくらいのエンドレス・・・!!!
だれかー!助けてー!私を止めてー!
って心の中ではいつも救いを求めているんですけど当然のことながら救いの手はやってこず。
時々このルーティーン(?)にカップラーメンが加わることもありました。
食べ始めるのは大体9時くらいで、遅いときは11時だろうが12時だろうが、
次の日最悪な気分になるのは分かっているけれど止められませんでした。
大体12時くらいには落ち着くんですが、
このまま寝てしまっては全部カラダに吸収されてしまう・・!!
と思ってぎりぎりまで寝る時間を引き延ばすわけです(笑)
でも血糖値がぐいーん!と急上昇してるからいきなり猛烈に眠気に襲われる。
食べて大体一時間後くらい。
時間をチェックしてたので、眠気が来るのはいつも大体一時間後でした。
気づいたら寝ちゃってて、朝信じられないほど重たくて最悪な体を何とか引きずるようにして起こす、
という日々。
朝は家族のご飯を作らなくてはいけないから虚ろな目をしつつ朝ご飯を作って、
またその日一日が始まる・・という感じでした。
焦りと不安
過食ピーク時の、寝ているとき以外はずっと永遠に食べ続けている、という状態はもう脱していたんですが、
子供が生まれてから、夜の食べすぎループにはまり込んでしまっていて、
さすがに焦りを感じていました。
「何で止められないんだろう?」
「もうずっとこのままやっぱり治ることはないんだろうか」
夜すんごい量を食べるから、当然朝は抜くわけです。
というかつい何時間か前に食べたものまだ残ってるし!(苦笑)
元々、私は朝は食べないタイプでした。
でも、過食症になったのが19歳の時で、それ以降朝は食べない派になったので
(というか夜食べ過ぎているのにこの上朝食べるとかあり得ない)
過食症がきっかけで朝は食べないのがスタンダードになったのだと思います。
どうやったら抜け出せるんだろう。
過食を止める方法を知りたい。
出口を求めて、私はネットで検索を繰り返します。
痩せたいなら食べる事
検索する日々の私の目にある時飛び込んできたのは、
「ドカ食いした次の日も、いつもと変わらず朝食を食べます!」の一文。
ん??と思いました。
それはどなたかのブログだったんですが、その方はどんなに食べ過ぎた次の日も朝食を抜かないことを基本とし、
食べ過ぎてしまった分は食べながら元に戻していくのだと謳っていました。
そして、食べすぎが治らないのは栄養不足であることが原因とも書いてあったのです。
え???こんーだけ大量に食べているのに栄養不足??
その時の私はそう思いました。
今ならその通りだと心から思うのですが、
当時の私は知識が薄すぎてピンとこなかったのです。
でも、ものすごく心に響くものがありました。
とても理にかなっている。これは真実だ。と、私の中で大きく何かが動いた瞬間でした。
そして、やはり大量に食べた次の日、私は実行します。
勇気を出して朝ご飯を食べる
その日の朝も、起きた時には体が鉛のように重くて頭も動かないし、
ましてや朝食とか食べる気ゼロどころかマイナスなんですけどー!とはもちろん思いました(笑)
でも、私は長年にわたる過食に疲れ切っていました。
過食になりたての頃って、とにもかくにも痩せていたくて、食べないことの反動でまた太ってしまったとしてもとにかく痩せていたい。
痩せていないと自分はダメだという事に頭を支配されているんですけど、
10年以上ジェットコースターのように波を繰り返していると、
もう心の底から疲れて、痩せよりも過食を止めたい気持ちが上回るようになってきます。
その頃の私は、痩せたいは痩せたいけれども
それより何よりもうこの過食から解放されたい、と切に願っていました。
そして・・・。
いえあのこの写真の様に立派な和定食ではなかったですけれど(笑)
お茶碗一杯のご飯と、お味噌汁と、焼鮭だったかな?
食べました。まっったく食べる気はありませんでしたが食べました。
治りたくて、食べました。
正直お腹は重いし、何ならついさっきまで食べてたものは普通に胃にあるし、
この上朝食なんか食べたらおデブ道まっしぐらだわ。と思いました。思いましたよー!(笑)
怖かったけど食べたんです。
治りたかった。もうこの暗闇から脱したかった。
藁にもすがる思いでした。そして昼食も同じような感じで食べました。
ご飯茶碗一杯と、お味噌汁と、納豆と卵焼きだったかな?
そして夕食は普通に家族と同じように食べて、
迎える寝かしつけ後の夜・・・。
そうしたら、なんと!!
毎日必ず起こっていたソワソワ感、あの「食べたい」という気持ちが起こらなかったんです!
この時の衝撃はいまもよく覚えています。
そして、栄養が大切だ、という事を身に染みて心から実感した瞬間でした。
栄養が大切だなんて、みんな誰しもが知っていること。
でも、本当の意味でそれを理解している人が一体どれくらいいるのだろう。
分かっているのと、理解しているは全く異なるもの。
そこから私は全集中で栄養やからだの仕組みを学んでいきます。
そして、食べたいという気持ち(こころ)と食べた方がいい栄養(からだ)はどちらも等しく大切なのだ、という結論にたどり着きます。食べたい気持ちを我慢をしていたってそれは必ず爆発する。
セブンの、今だけ限定のスイーツが食べたい!美味しそう!と思ったら、そこから3日間ずっと頭から離れないでしょう?(笑)
ラーメンが食べたいのにそばに代用したところで、
そもそも代用になっていない上に本当はラーメンが食べたかったからそこからずーっとラーメンが頭から離れなくて結局ラーメンを食べる事になった。
何てこと日常茶飯事なはずなんです。(私がずっとそうだった)
同じように、体がとって欲しい栄養をとらなくてもやっぱり爆発します。
そもそも、○○を食べたい!と思うのにも理由があります。
今の私でも、
朝からスナック菓子やカップラーメンで夜まで来たら、
そのままずっと何かしら食べているはずです。(何度も経験済み)
今の私が言えることは、からだの栄養もこころの栄養も同じように大切なんだという事です。
今苦しんでいるあなたも、必ず笑える日がやってくるのでそれを信じて歩いていきましょう。
今のあなたに出来ることを、ゆっくりでよいから、ひとつずつ。
私が出来たのだから、あなたも必ず大丈夫♡
必ず良くなりますよ♡
これからも少しでもタメになる記事を書けるように頑張ります!