【転職半年後記】葛藤と後悔と満足と。
悩んで病んで休んで再起して、もう一度自分の可能性に賭けたいと新しい環境に飛び込んでから、あっという間に時が経ち、社会人も6年目に突入しました。
ということで、転職から半年のお気持ち表明です。
1.転職ガチャの結果
転職先については、当たりどころか大当たりを引いたのでは?と感じています。
優秀な上司、同僚。
思い通りにキャリア形成がしやすい環境。
フルフレックスの働きやすさ。
数年働いたら転職するつもりで入社しましたが、今はこの環境を簡単に手放すのはもったいないと思っているぐらいです。
今の会社での5年後、10年後をわくわくしながら妄想できる。
大したスキルも実績もないのにこれが叶っているのも、持ち前の運の良さゆえ(?)
ありがとう、私の前世。
2.プライドとの闘い
働く環境については不満がない一方、自分自身についての葛藤があったことは否めません。
「前職ではこれぐらいできていたのに」
「意思決定の裁量がもっとあったのに」
「評価してもらえていたのに」
前職でも同じような仕事をしていたが故に、過去の自分と直接比較してしまう節があったのです。
実際はうまくいかなかったから辞めたのだと自覚しつつ、それなりに経験を積んできた業務に対して、思っていた以上にプライドを持っていることに気が付きました。
でも同時に気づいたのは、長く同じ組織にいることで得た知識や人脈や経験値など、既得権益的なモノで仕事を回せていただけだったということ。
転職先では当然周りからの評価も信頼もまっさらな状態。
なかなか自身の存在価値を見出せず、そんなときに限ってちっぽけなプライドが顔を出す。そしてつい「前職では~」という話をしてしまうたびに、私は何をしているのだ…と自己嫌悪になる日々でした。
新しい職場では、一度しゃがむ期間を受け入れ、謙虚な姿勢でいよう。
そう心に誓い、新年度を迎えています。
3.転職は正解だったのか
「転職してよかった」が90%、
「前職の方がよかった」が5%、
「また無難な道を選んでしまった…」が5%
こんなかんじでしょうか。
転職に後悔がないのは、幸運にも初っ端の部署ガチャにあたっただけという結果論なのですが、それを抜きにしても、自ら勇気を出して新しい環境に飛び込めたという経験は人生にとってプラスだったように思います。
とはいえ業界や商材的には前職の方が熱意を持てたし、もしチャンスがあるならスキルアップして前の会社に貢献したいという気持ちも。(誰か出戻り制度をつくってくれ)
と、真面目な会社員キャリアを考えつつ、やっぱり20代のうちに無職になったり、海外放浪したり、学問の世界に戻ったり・・・会社員人生という敷かれたレールから外れてみればよかったという後悔も少しばかりあります。
結局自分はリスクテイカーにはなれなかったのです。残念。
ということで、新年度も「休職しない、辞めない」を目標にがんばりたいと思います。
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前職の退職エントリを多くの方に読んでいただけて驚いております。まだ方もぜひ。
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