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今週の音楽(2023/10/01〜10/07)
・先週末に聴いていたスーパーカーなどの音を正統に受け継ぎ、より洗練みを増しつつ今日的に鳴らしているバンド、Acidclank。エレクトロな音の粒子とシューゲイズノイズが拮抗する音像は、やはり捨て難き魅力があります。今週頭には彼らのシングルを、週末にはアルバムを聴いて我が脳内をぶっ飛ばしていました。
・両親が共にミュージシャンという恵まれた環境が、そのまま彼女自身の音楽的才能に直結して優雅に花開いた
今週の音楽(2023/09/24〜09/30)
・今年の夏によく聴いた曲のひとつが、プラガ配信シングル「Ramune River」。元スパイラル・ライフの石田リョーキチ師匠の元、楽曲・演奏の両面でタフになった上でのシューゲイザーサウンドが頼もしい。以前彼らのアルバム『eye cue rew see』リリース時にインタビューさせてもらった時に、ボーカル・ギターの高橋君が「(自分と綾子嬢の声が)入り混じって渾然一体となったような曲を今後つくりたい」
もっとみる今週の音楽(2023/09/17〜09/23)
・今年の春にリリースされてからずっと聴き続けているのが、元シャムキャッツの夏目知幸のソロ・プロジェクト、Summer Eyeによるアルバム『大吉』。“夏目”で“Summer Eye”というユニット名をつけてしまうそのセンスが「まんま」アルバム全編に踏襲されていて実に素晴らしい。彼の持つポップさと脱力さと刹那さが、中南米の大衆音楽×ハウスやテクノといったダンスミュージックと合わさって生まれるグルーヴ
もっとみる今週の音楽(2023/09/10〜09/16)
・先週最終日に聴いていたカジ君のアルバム『A LONG WEEK-END』。その中にもセルフカバーという形で収録されていたフェイ・ウォンへの提供曲「Separate Ways」(フェイ・ウォンVerはサブスクでは聴けないのね…)。この曲が自分はすごく好きで今でも聴きかえしたりすることが多いのですが、そんなわけで今週最初はフェイ・ウォンの透明感ある歌声を聞きながらスタート。
・9/11に聴いたのは、
今週の音楽(2023/08/27〜9/02)
主に今年リリースされた作品を耳にしていた週。9/1にリリースされたPuma Blueの新譜は、期待していた以上に期待通りの仕上がり。その深淵な美しいサウンドに言葉が出ないわ…といった印象。あとPablo HaikuやVacant Waveの現在進行形Jインディ感にも浸った一週間でもありました。それとHalf Mile Beach Club。プレイリストなどでたまたま流れてきて「これいいな」と思って
もっとみる今月よく聴いた音楽10枚(2022年11月)
ORIGINAL LOVE / MUSIC,DANCE & LOVE(2022)
11月にリリースされた新作の中で、聴いていて、作品の中から一番熱量を感じて気分が上がったのはORIGINAL LOVEのニューアルバムだったかもしれない。60年代以降の“SOUL MUSIC“と呼ばれるジャンルの音楽がそもそも抱えてきたディープなフィーリングと、氏の今なお衰えぬ熱き音楽に対する探究心と、昨今スルーする
今月よく聴いた音楽10枚(2022年10月)
THE 1975 / BEING FUNNY IN A FOREIGN LANGUAGE (2022)
10月にもっとも多く聴いたのはTHE 1975の新作だった気が。「なんだか今作は随分とすっきりとまとまったなあ」と思わなくもないけど、このコンパクトなポップさは何度も繰り返し聴きたくなる必要条件だとも思う。それと、コーネリアスのサマソニ2022ライブ動画「環境と心理」の関連動画で、彼らのライブ動
原田 知世 / ヴァイオレット (2021)
原田知世デビュー40周年を記念したニューアルバム『fruitful days』が3/23にリリースされる、といううれしい知らせが飛び込んできた。
まずは、公開されたアルバムタイトル、そしてグリーンを基調としたアルバムジャケット。これをチェックしただけでも、これから訪れる春のひとときに寄り添うのに最適な、瑞々しい気持ちよさを得られる一枚になるのではないかという予感がした。
作品には、THE BE
The Bookmarcs / BOOKMARC SEASON (2021)
アナログレコード、カセット、CD、音楽ストリーミング・サービス。日頃から、そのときの気分と聴きたい音楽によって、その都度聴く手段を使い分けている。
近年は、やはり気軽さもあってストリーミング・サービスで聴く機会が一番多いのは確か。特に昨年末にアレクサをリビングに導入してからは、「アレクサ、〇〇〇〇の曲をかけて」とそのときに頭に浮かんだアーティスト名を挙げて、BGM代わりに聴いている時間が圧倒的に