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旅ブックスMAGAZINE|2023年12月記事まとめ

2023年12月に公開した記事を紹介します。


12月4日(月)
「全国最中図鑑」65 加賀鳶最中(石川県金沢市)

加賀鳶かがとび」という言葉をご存じだろうか。享保3(1718)年、8代将軍吉宗が禄高一万石以上の藩に対し、江戸藩邸を守る大名火消しを設置するよう命じたのを受けて、加賀藩では江戸上屋敷の自衛消防隊を増強した。これが加賀鳶と言われる火消し集団である。



12月7日(木)
インド食器屋のインド料理旅 ターリー【3】 インド各地のターリー

北インドにある多くの大衆食堂では、一皿料理であるターリーの中身が何かなど説明しない。せいぜいベシ(菜食)かノンベジ(非菜食)かの違いぐらいだろう。客の中には「今日はどんなサブジー(おかず)だ、そのサブジーじゃなくあのサブジーにしてくれ」などと店側に要求する、日本的感覚からすると「面倒くさい」人が多いのだが、その一方で何もいわず黙々と食べて帰る客もまた少なくない。



12月11日(月)
26皿目 “金沢カレーの源流を知る王者” カレーのチャンピオン|元気の出るカツカレー

いつもは行き当たりばったり、風まかせでふらりと立ち寄ったお店でカツカレーとの出会いを楽しむことが多いですが、今回は金沢宿泊ということではじめから決めていました。大好きな「金沢カレー」詣でです。



12月14日(木)
【新刊試し読み】 『インド超特急!カオス行き』|嵐 よういち

旅行作家嵐よういちさんの著書『インド超特急!カオス行き』が12月13日(水)に発売されたことを記念してまえがきを公開します。



12月14日(木)
インド食器屋のインド料理旅 ミールス【1】 バナナ葉皿の北限

昼の混みあう大衆食堂。人垣をかき分けてクーポンを買い(昔ながらのインドの大衆食堂はクーポン式が多い)、空いた席に腰かけるとほどなくして給仕係がサッとバナナの葉を敷いてくれる。傍らのコップ水を右の手の平で受け、上から打ち水の要領で万遍なく水滴を散らしたのち、葉の表面をササーッと右手側面部を使って広げるように拭いていく。余った水滴は葉を両手で持ち上げて机の上に滴り落とす。その上にまた葉を置き、料理がその上に置かれるのを待つ。



12月18日(月)
「全国最中図鑑」66 栗最中オグリキャップ(岐阜県羽島郡笠松町)

岐阜県の笠松町には、あのダービーの名馬オグリキャップを生んだ笠松競馬場がある。オグリキャップは1987年5月にここでデビューし、8連勝、重賞5勝を含む12戦10勝を記録した後、1988年1月に中央競馬場へ移籍し、重賞12勝を記録、その後も数々の記録を樹立。第一次競馬ブームを巻き起こしたハイセイコーに比肩する第二次競馬ブームの立役者として高い人気を得た。



12月21日(木)
インド食器屋のインド料理旅 ミールス【2】 相席のススメ

ある時テレビを見ていたら、ピアノのコンクールの映像を流していた。競技者たちは緊張した面持ちでピアノの前に座ると、指を開閉したり手首を軽く回したりしてそれぞれにウオーミングアップしている。その姿をどこかで見たとしばらく考えていた私は、ようやくある光景を思い出した。「ああこれは、ミールスを前にした南インド人だ」。



12月25日(月)
第19橋 猿橋(山梨県) |吉田友和「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」

昔から短期旅行は割と得意で、週末だけで海外旅行をしたり、10日間で世界一周したりしていた。どんなに忙しくても、わずかなスキマ時間を利用してなかば強引に旅をする。単に落ち着きがないだけかもしれないが。
なかでも近年とくに力を入れているのが「半日旅」だ。午前中だけ、あるいは午後だけの旅——日帰り旅行のショートバージョンといった感じ。





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