川口結実

足裏専門施術家。小田急線経堂駅近くでリフレクソロジーサロン「しんぶる」をやっています。

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マガジン

  • サロン日誌

    リフレクソロジーサロンの運営で気が付いたことや発見したことなどをまとめています

  • 読んだ本の感想

    脳内で生成される雑多な興味・関心から選んだ本の皆さんを紹介

  • 脳内パッカーン

    書店、雑貨店、洋服やさん、突如訪れる脳内開放の瞬間を封じ込めた記事

最近の記事

マリアグリッドで先祖への思いが劇的に変わった話

私は、もともとルーツが韓国で、祖父母の世代から日本に住んでいます。 父方・母方の先祖共に、日本での生活は決して楽ではなく、苦労の連続だったそうです。身を粉にして、子どもたちのために、家族のために働いたから、無理がたたったのでしょうか。母方の祖父母は、40代で亡くなっています。 必死に命を繋いでくれた先祖の苦労に、今は感謝しかないのですが、若い頃はあまりそうは思えませんでした。 私なりに色々な文化の違いに苦しみ、もちろん、差別もありました。嫌だったことばかりが頭を占めて、祖先

    • 10歳の時の自分と対話してみた

      小学4年の結実ちゃん、元気かな? 今朝、なんとなく過去の自分と対話してみた。 なぜかというと、昨日「あなたは負けず嫌いで、負けたくない!が体から滲み出てる」的なことを言われたからなんです。 あなたは負けず嫌いですか?と、問われれば、勿論「はい」と即答するんだけど、なんちゅうか本中華、当たり前すぎて「何を今更…ハッ」と思ってしまう。けれども、自分にとって無意識すぎることを指摘され、しみじみとその言葉を噛み締めた。 そういや、自宅にあったエレクトーンで、姉と「かっこう」早弾き

      • シャインマスカットと親孝行

        シャインマスカットが大好きで、旬の時期はもう大変!せっせと食べている。 予約販売で、2房一セットを買ったら粒が大きくて皮がはちきれんばかりにプリプリした、上物だった。このよろこびを誰かと分かち合いたい!と、一房を母にあげることにした。 母はすぐ近くに住んでいるので、歩いて渡しにいくことにした。 生まれたての新生児を抱えるようにシャインマスカットを持ち、インターフォンを押すと、扉が少しだけ開いた。 扉が全開になると、私より先にシャインマスカットに目を奪われる母。 「お裾分け

        • 朝一番にノートを開かないと非常にもったいない人生を送ることになる

          朝一番にノートを開き、とにかく3ページ閃く言葉を書きまくる! これを今夏中続けてみたところ、一番の収穫は朝起きてすぐにスマホを開いちゃイカンなということ。 いけないというか、非常にもったいない! 自分の思考より、巷にあふれる情報が優勢になっちゃって、「あれ、自分が考えていたアレって、なんだったっけ?」と、大切なことが影に隠れてしまう。 さらに、自分の思考より、ネットの情報量がはるかに速くて、その速さに脳がついていこうとするのか、「先走り」のような焦りも生まれる。 つまり

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        記事

          足もみセラピスト養成講座を開講するにあたって

          足もみセラピスト養成講座は、リフレクソロジストを目指すだけでなく、身の回りの大切な人達をリフレクソロジーで元気になってもらうための技術と知識を身に付ける講座です。 講座の説明をする前に、私がこの養成講座を開講することになったきっかけと、将来の野望を聞いてもらえますか? 私は、16年前にリフレクソロジースクールのプロコースを受講しました。資格はとったものの、子育て、家事、会社勤めで忙しくてリフレクソロジーの施術をするまで手が回りませんでした。 焦る心、鈍る腕。この状況を打破

          足もみセラピスト養成講座を開講するにあたって

          50歳で亡くなった父のこと

          今日は、私の父の命日です。今朝、父について色々考えてノートにまとめたので、こちらでも共有したいと思います。 父は、私が20歳の時に、50歳で亡くなりました。 父が死んだ日も、今日みたいにすごく暑かった。 死因は、多臓器不全です。 18歳の時に腹部を刺され、治療を受けた時の輸血が原因で、B型肝炎を発症しました。そのほかにも、父の人生には様々な病気、不調がつきまとい、治療のために入退院を繰り返していました。膵臓の手術を受けたこともあります。子どもの時、何だか良く分からない状況で

          50歳で亡くなった父のこと

          「奇跡の脳」を読んで

          脳神経科学の専門家が脳卒中になった‥ 脳科学者ジル・ボルト・テイラーが、脳卒中から回復するプロセスを綴ったノンフィクション本「奇跡の脳」を読んだ。 私は、この本を読んで希望に満ち溢れた。なぜなら、過去の辛い経験にいつまでも引っ張られるのは、脳が描く「幻想」であって、一生逃げられない苦しみではないことを知ったからだ。 それと同時に、私がとてつもなくデッカク感じていた過去のトラウマは、一体なんだったのか?ものすごくちっぽけなことをいつまでもクヨクヨ悩んでいた、ということにも気が付

          「奇跡の脳」を読んで

          盛り塩とおやこで哲学

          飲食店の入り口で見かける「盛り塩」をやりたくて、色々調べた。 すると、盛り塩が簡単に作れる入れ物があることを知った。 陶器製で、三角の中身が空洞で、その部分に塩を入れ、塩を入れた方と真反対を地面に向けて置くと、こんもりとした盛り塩が出来上がる。まるで、お砂遊びの型抜きのようだ。 遊び心がくすぐられたが、買わなかった。結局、玄関の両隅に手持ちの豆皿を置き、素手で塩を入れ、砂山のように盛り立てた。 ふと、塩の取り替え時期が気になり、調べたら正解はないらしい。数日毎に交換という解

          盛り塩とおやこで哲学

          「これ何ですか?」と聞かれることが多いのでいつでも読んでもらえるように記しておきます‥マリアグリッドと私‥

          私は、2年前に「マリアグリッド」というオブジェに巡り合った。 作っているのはかおりさんで、かおりさんは私の古くからの友人、ケイカちゃんの大学時代のお友達である。 当時、私は自分の生い立ちや自分自身について、考えがまとまらず悶々としていた。 そんな時、ケイカちゃんが「うちにおいでよ」と誘ってくれて、ぶらりと遊びにいったのが、マリアグリッドと出会ったきっかけだったのだ。 ケイカちゃんは、長年慣れ親しんだ地を離れ、北鎌倉に転居していた。小旅行のつもりで電車に揺られ、ついた先は緑深

          「これ何ですか?」と聞かれることが多いのでいつでも読んでもらえるように記しておきます‥マリアグリッドと私‥

          ドリフコントのような店~マダムのケーキ店~

          私たちの娘は、3人とも夏に生まれた。しかも律儀に1ヶ月違いにだ。 7月が長女、8月は次女、9月には三女。さらに夫も7月生まれで、我が家にとって夏は誕生日バブル期間。夏の間は、毎月ケーキやプレゼントの準備、食事の手配をやっていることになる。これが結構忙しい。もちろん出費も忙しい。 暑さにも秋の陽気が入り混じる9月、いよいよ三女の誕生日がやってきた。泡粒のパチンとはじける音とともに誕生日バブルが終演を迎えると、私は来年に向け秋冬春と質素倹約に勤しみ、再びアリのようにコツコツと働

          ドリフコントのような店~マダムのケーキ店~

          人間無理をすると体を壊す

          私は、リフレクソロジーのサロンを運営しています。 お客様の足と向き合っていると、不思議とお客様の悩みやこれから変えていきたいことなど、お客様の人生における深い話を伺うことがあります。 サロンに定期的にいらっしゃるようになって3回目のSさんは、最近会社を辞めたばかりです。少し時間に余裕が生まれたため、気持ちにも余裕が持てるようになったといいます。 Sさんは25歳なのですが、年齢にかかわらず、足裏はどの場所もパンパンに張っていて、まるで体を動かす仕事をしているか、アスリートの

          人間無理をすると体を壊す

          出来ないことを諦めて委ねるとめっちゃ楽になる

          私は、事務能力も片付け能力も著しく低い。 それでも、苦手だから逃げちゃいけない!やるんだオレ! と、何とかできるように頑張ってきたのですが、ある日突然悟った。 これ、続けるの意味なくね?と。 出来ないことに対して頑張る。 でも、上手にできない。 すると、フラストレーションがたまる。 これしきのこと、なんで出来ないんだと、自信喪失し自己肯定感が低くなる。時には、得意なことまで罪悪感を感じてしまう。 得意と不得意が綱引きのように引っ張り合うから、葛藤が生じエネルギーがあっち

          出来ないことを諦めて委ねるとめっちゃ楽になる

          本って読まなきゃ買う意味ないの?

          本が好きだ。ジャンル問わず、新書も文庫も雑誌も、絵本も写真集や画集も、できればどんなものでも琴線に触れる本は身近においておきたい性質の人間だ。  「手に入れたい」と欲望がうずくと、その本の事を片時も忘れることができない。夢にこそみないが、起き掛けにハッとその本の表表紙が目に浮かぶことも、たまにある。 欲しい本は、大抵地元の書店にはストックがない。だから、主にネット書店で購入することが多い。大型書店にはたまにしか行かない。なるべくたまにしか行かないようにしている。 ネット

          本って読まなきゃ買う意味ないの?

          洗濯機にはおじさんが配置されている?

          今の住まいに越してきて1年が経った。 引っ越しのタイミングで洗濯機を新調したので、住んだ年数が私と洗濯機とのお付き合い年数とイコールになる。 付き合って1年ちょっと、アイツのことを何でも分かったような気持ちになっていたのだが、つい最近、洗濯機の意外な機能を知った。 それは、洗濯終了予定1分前のことだった。 洗面所で朝の身支度をしていると、彼は今まで聞いたことのない機械音を発し始めた。 洗濯機の作業終了間際は、脱水を仕切って終焉という形が私の脳内では一番しっくりくる。

          洗濯機にはおじさんが配置されている?

          コレクティブハウスと多様性

          2021年7月29日の東京新聞で、「多世代つながる生活いかが?コロナ禍『コレクティブハウス』に関心」という記事を読んだ。 私は驚いた。 なぜなら、コレクティブハウスでの人間模様を描いた落合恵子さんの「偶然の家族」(東京新聞)そのものの世界が現実に存在していたからだ。 記事によると、「駅近くの十四階建ての店舗件住宅に、シングルマザーの親子、単身赴任中の男性などさまざまな八世帯が入居している」とある。 さらに、本格的な厨房機器が揃う台所とリビングは共有のスペースで、ただ場

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          ガラスペンで右脳思考

          鎌倉でガラスペンを買った。結果、右脳がパカーンと開いた。 使ったから右脳が開いたのか?いや、そうではない。選んでいる瞬間から、少しずつ開き始めたと言っていい。 ペン先のインクを吸い上げる突起、透明なガラスの中に納められている金箔、指に馴染む持ち手。ペンの中の金箔が光を反射して、周りに放つ光…全てが美しい。 オーナー、大胡さんの懐の大きさもすごく良くて、小一時間は滞在しただろうか。ガラスペン生産の現状や、制作のこと、ペンの特徴などなどぽつり、ぽつりとお話してくださる。

          ガラスペンで右脳思考