見出し画像

妄想を掻き立てながら朝ごはんを食べる

私は一人暮らしだ。
結婚はもちろんしていなければ、彼氏もいない。
完全たるフリーである。

正直フリーは楽だ。
自由だし、変なしがらみもない。
接客業で常に誰かと接している分、家で1人で好き勝手やっている時間は至福でしかない。

そんな私だが
ある時間だけパートナーが欲しいと思う瞬間がある。


それが


画像1

そう、朝ごはんの時間だ。


正直、バリバリの低血圧な為、朝は得意ではない。
しかし、そんな私が頑張って起きようと思う1番の原動力は
朝ごはんだ。

そのぐらい食い意地がはっている。

私の周りの一人暮らし勢の話を聞いてると
朝ごはんを食べない人が多い。
せいぜい食べてもパンと珈琲だけだとか

そういった人たちが多い。

実は私もそうだった。
朝ごはんを作る暇があるのなら寝ていたい
そう思って前日に買ったおにぎりやお惣菜パンと
甘い珈琲牛乳が定番になっていた。


その私の行動を変える大きなきっかけになった動画がある。

ダイエッターの方々の間では大変有名な
「ひなちゃんねる」
の、こちらの動画だ。

一昨年、私は仕事のストレスや不規則な生活から急激に太った時期があった。
仕事柄、体型維持は必須であり
お客様にまで「太った?」
と言われる始末だ。

これではいけないと思い 
昨年春のコロナ禍での自粛をきっかけに
ダイエットを始め健康の為にも
「食・運動・睡眠」
を見直す中で出会ったのがこの動画だった。

こんなに食べて大丈夫なのか?
初めは半信半疑だった。


結果、自粛期間だけで4キロの減量に成功した。


ちゃんと食べて、寝て、適度に運動しただけだ。
自分が今までどれだけ不摂生な生活をしていたのか
改めて認識させられた。

人間の身体というものは
本来のあるべき生活をしただけで
あるべき状態に勝手に戻るのだ。


それ以来、私はバランスのいい朝ごはんを食べる事が日課となった。

画像2

(↑ダイエット当時の朝ごはん)


が、しかし
やはり、私も人間である。


人間とは罪深いもので
ひとつの目標が達成されると
新たなる欲求が芽生えるものだ。


よく考えてみたまえ。
本来自由気ままに生きれる一人暮らしの独身女が
朝っぱらから、こんなにバランスの取れた
朝食を作っているのだ。


誰かに食べてほしい。


そう思うのが自然の摂理だ。


気がつくと、朝ごはんを作りながら
私の頭の中には誰かがいる。


いわゆる妄想だ。


妄想相手は俗にいう私の尊い「推し」たちだ。
相手は様々だ。
アイドルや俳優、声優などの3次元や2.5次元から
まさかの2次元まで網羅してしまっている 。
国籍も様々である。

朝ごはんを作ることで
妄想癖のある変態趣味が芽生えてしまったのだ。

画像3

別に、欲求不満なのではない。

ただ、朝ごはんを食べる私の目の前には
必ず架空の誰かがいるようになってしまった。


シチュエーションも様々だ。


お泊まりにきた、年下彼氏から
長年連れ添ってきた夫婦まで
設定はいろいろだ。

画像4


以前、紹介したこちらの、りんごバター
実際は会社の後輩に漫画を全巻貸したお礼に頂いたものだったが

実際、私の頭の中では


「年下彼氏が朝焼いたパンにこれを塗って食べたいっていうので持ってきた」


という設定で脳内変換された。

ごめんよ、後輩。

画像5

今、自分でこれを書きながら
「あぁ、私ヤバいな」
って思っている。


やっぱり、婚活した方がいいのか?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?