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自己紹介|ももかって誰?

1. ももかって誰?

皆さん初めまして。
この記事を書いているももかと申します。

社会人2年目で普段は作業療法士として療育の職場に勤務しています。


波瀾万丈な人生


私は波瀾万丈な人生を今まで送ってきました。
2ヶ月早産で産声すらあげられない仮死状態で生まれ、
医者に
「リハビリしないと歩けないかもしれない。リハビリして歩けたとしても、身体発達は遅れるし劣る」
と告げられ、重症心身障害児施設でリハビリをし、歩ける様になりました。
小学校では体育が特に周りについていけず、配慮が入っていて
クラスメイトに身体発達の遅れや劣りが理解されずずっといじめられてました。
勉強は得意だったこともあり、いじめから逃れる希望があるとしたらということで、担任の先生の提案もあり中学受験をし、中高一貫へ進みました。
しかし、中高一貫でも自傷行為のいじめは収まらず、友達はあまり出来ませんでした。

大学生になり気付き始めたASDの予兆


大学生になり、のちにゼミ担となる小児科医の先生は入学当初から違和感を感じとっていました。
「あまりにも得意不得意が激しく、コミュニケーションが下手で、早産も大きいけど早産の裏に何かが隠れているんじゃないか?」
と。
大学生になり、やっと友達がたくさん出来ました。
しかし、
講義科目はほぼAで再試にも引っかからないのにも関わらず
病院実習、演習、実技はほぼCで再試の常連と
自分から見ても学年で一番差が出ていて目立っていました。
他にも、演習で複数の子が次々に意見を出すと
頭の中の整理が追いつかなくて、
意見を出すまで毎回いけなかったり、
面談があるとメモが全く出来ず、
自分でも普通とは違うと感じるようになりました。

そして授業で発達障害について習い、こう思いました。
「これって自分じゃん」って。

病院実習も先生方が身体ハンデの相談をし、
「力がいるトランスファーとゆっくりでしか降りれない階段のリハビリは入れない形の実習」
という異例の形になったのにCでした。

その後、ゼミ担が決まり、新たな違和感に気づかれました。
「答えてほしい意図からズレた返し方をしている時がある。しかもそのことに本人は全く気づいていない。」
ゼミ担に言われて初めて気づきました。

そして、ゼミ担は配慮と対策を考えてくれていました。
・面談の時はメモではなくボイスレコーダー使用にする
・意図からずれ始めたら説明の仕方を変える

そしてなるべく受け入れてくれる職場
に内定できるように、
配慮されなければならない事を先回りで考え、
苦手な面接練習をたくさんし、伝え方を一緒に考えてくれました。
勉強は得意な事もあり国試勉強は全く心配されず
やりたいようにやらせてくれました。

そして
「無理して周りに合わせなくていいし、無理に変わる必要ないから」
とも言ってくれました。

ゼミ担のおかげで
就職先は一発内定で決めることが出来ました。
そして、クラスメイトや先生方に支えられて国試も受かり大学を卒業しました。


社会人になり発覚した「大人の発達障害」


社会人になって総合病院に入職すると、
リーダーから指摘されることが多くしんどいと感じるようになりました。
「優先順位が分かってない」
「報連相は?」
「司会進行で、抑揚がない」
「テーマが一緒だと、なんで同じ流れしか思いつかないの?」
「同期との差がどんどん離れるよ?」
「時間かかりすぎ」
「あなたはどこにいっても働けないと思う」
リーダーと一緒だと褒められる事がないと思い、
知能検査をすると、ASDと長期のいじめによるPTSD
と発覚しました。
当時の知能検査の詳しい結果(数値)はこちらです。

定型発達の皆さんが知能検査をすると、
一番高い値と一番低い値の差は15以内に収まる
と言われています。

しかし私の場合、
一番高いワーキングメモリーと一番低い処理速度の差が47も離れており、
得意不得意が両極端なことが分かりました。

今までずっと勉強で苦労しなかったのは、
たまたまワーキングメモリー(記憶)の能力が元々高く、
記憶力をフルに楽に使えていたから。

その代わり、処理速度の能力がかなり低く
グループワークでは意見が全く思いつかず、
人の話を聞きながらメモが全く取れない
という現象が起きていたのです。

実際にこの数値を見て、今までのことがつながり
心のモヤモヤは無くなりましたが
「やっぱりそうなんだ。普通じゃないんだ。」
と思ったことを覚えています。

社会人一年目で転職を決めたカウンセラーの言葉

その後、カウンセリングを受け、
カウンセラーからこんなことを言われました。
「あなたは十分頑張っているよ。ただ、普通より
得意不得意の差がある分苦手が目立つし、
頑張りの結果が周りからすると見えにくいだけ。
だから、作業療法士として働くのであれば、
もう少し周りの理解がある職場がいいかもしれない。」

この言葉を聞いて、私はとある決断をしました。
総合病院を退職して精神科作業療法士ではなく、
小児の療育施設で作業療法士として勤務し、
勤務しながら今までのたくさんの経験を発信していこうと。

なぜ小児の療育施設に転職しようと思ったかというと、
ASDやADHDの、自分で動ける子達が集まっている療育施設
であれば自分の身体ハンデで配慮をしてもらう心配が
今よりも確実に減る。

何より、自分と似たような境遇の子達だからこそ本当の意味で
自分が職場にいる意味が見出せる、
職場の先輩も自分と似たような子供たちをたくさん見てきており、
自分のASDへの理解や受け入れが確実にされやすい
という想像がついていて、
自分も子供好きで大学時代、学童バイトもしていたからです。

転職をして心から良かったと思えている今

そして現在の職場になりますが、2022年12月より、発達障害のグレーゾーンの子たちが多く集まる療育施設で作業療法士として働き始めました。

現在の職場は想像通りすごく働きやすく、
心から仕事が楽しいと思えています!
なぜなら、先輩方は障がいのことを全く気にせず
受け入れてくれて、自分だから出来ることを
常に模索してくれているからです。

そして現在の職場の基本方針である、
・苦手なことは絶対に得意にならないから、少しずつ許容範囲になればいい
・毎週の面談
・休みの日に仕事を持ち帰らないように、プログラム内容を考えて準備をする時間を、業務中に必ずとる
・療育に入った職員による必ずある毎日の振り返りの時間
これが、当たり前になっていて
尚且つ些細なことでも「ありがとう」
と言ってくれてモチベーションを
保てているからです。

前の職場ではあんなに指摘されていたのに、
今の職場は
「放デイの時特にイキイキしていていつもありがとう!助かる!」
「今までの職員さんはロール(司会進行)自発からだったんだけど、放デイの時の方が動きも表情もいいから、初の試みなんだけど放デイからで考えてみたよ!」
「初めてのロール(司会進行)見てたけど、大きな声でわかりやすくて度胸あるよね!こういうの慣れてる?」
「ブログも出来てるじゃん!」
と本当に指摘されることがなさすぎて、
職員の目を伺うことが前よりかなり減りました!

本当に社会人一年目で転職するという
勇気のある決断を、あの時して良かったと思っています。
そして改めて
「発達障害者は職場の環境次第で働きやすさが変わる」
と言われていますが私は今そのことを実感しています。

2.noteでやりたいこと

noteでやりたいことがあります。
それは、ASDやADHD、PTSDの発信です。
ASDとわかって発信しようと思った理由が
いくつかあるのでその理由を皆さんに
知っていただけたらと思います。

その理由とは、
・そもそも知的障害のない発達障害は知られていないことが多すぎる
・知的障害のない発達障害は、気づかれにくく発覚するまでの間に本人が苦しむ
・言葉の力が大きい
・知的障害のない発達障害は周囲の理解が得られにくい
というのが主な理由です。

近年、社会の多様化や発達障害が知られるようになり
大人になるまで全く気づかれず、働きにくさを感じ
大人になって発達障害が発覚する人が
急増しています。

そして共通するのが
働きにくい、
生きにくい、
受け入れられにくい
という現実があることです。

私たちは発達障害になりたくて生まれたわけではありません。
たまたま発達障害者として生まれてしまったのです。

そして、どんなに辛い状況でも
いい状況に変えるきっかけに繋げられたのは
「言葉の力」だと思っています。
いじめが続いて、中学受験という選択肢を考えて、
言葉で伝えてくれたのは当時の担任の先生であり、
社会人一年目で転職という勇気をくれたのも
カウンセラーと大学時代のゼミ担任の言葉でした。

YouTubeは大学時代から
なんとなく楽しそうでやっていますが、
今はたくさんの経験を発信し、発達障害のことを
皆さんに知ってもらいたいですし、少しでも生きやすくなる
希望になれたら嬉しいです。

様々な繋がりも大切だと思っています。
様々な方と繋がり、
誰かに必要とされたり
誰かの希望になれたら自分の自信につながるからです!

3.各SNS紹介

YouTube


公式ブログ


twitter

Instagram

https://www.instagram.com/yuantianmomoka/


公式ライン
https://zla0wu6q.autosns.app/line

4.終わりに

私は様々な経験をしてきました。
そして、大人の発達障害の当事者だからこそ、
伝えられること、意味のある発信ができると思っています。
これからも発達障害のことを知ってもらい、似た様な境遇の人に上手に生きやすくなるためのヒントを発信していきます!

皆さんフォローよろしくお願いします!

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