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世の中はトマトスライスをどう食べるかと同じじゃないか

最近のマイブームは無塩トマトジュースだ。
何事も「偏りすぎ」はよくないながらハマるとしつこい。

トマトが好きかと言われると特にそうでもない。
でも一時期酒場のアテで毎回トマトスライスを食べていた。
酔いにくくなるからとかそんなことはどうでもよかった。
なぜか食べていた。
やめたきっかけは酒もアテも馬鹿高い居酒屋でふと正気に返ったからだ。
「酒場でトマトスライス食べるんって貴族じゃね?」
「高っ。これでトマト何個買えるよ?」
かくして外でトマトを食べることはなくなった。
 
トマトに関してはまだ話したいことがある。

味付けだ。

そのままなのか塩なのか。
ソースなのか砂糖なのか。
 
酒のアテとしてのトマトに「砂糖」という発想を教えてくれた、もとい食べたきっかけは、とあるクズな旅役者だった。
「トマトには砂糖やろ」
なんでそない言い切るねん言い切れるねん。
わからんけれど、やってみて、美味いのかそうじゃないかはわからなかったが、しばらくやってみはした。
わたしの結論は「何もかけなくて、つけなくて、よくね?」だった。今も、そう思う。

「私はこの味が好き」って思っているそれをトマトにかける。
でもそれはあなたが美味しいと思っている味なんやろうけど、あなただけならええけど、あなただけじゃなく皆でシェアな場合はどうよ?
 
と、書いていて、ドラマ『カルテット』で高橋一生演じる誰だったかの理屈屁理屈を思い出した。
話題を集めた「唐揚げにレモン」論争だ。
やはり坂元裕二の書くものは癖が強い、癖しかない。
 
砂糖塩醤油問題は、地域や地方という話にも、なる訳で。
その地域の、味。
その地域で、いや、それぞれのひとが「あたりまえ」と、慣れ親しんだ、味。
好き嫌いを通り越して「それがあたりまえやん」と疑いもしないそれ。
 
てなことを、昨夜トマトジュースを飲みながら思い出して、思った。
 
世の中は「トマトスライスをどう食べるか」と同じじゃないか?

同じじゃないか(笑)
 
美味かったらいいねん。

その「美味さ」も人それぞれやもんなあ、って話。

でも、だから、きっといいのだ。
 
なんか、なんのこっちゃですね(笑)



ばたばたしてて謎にトマトの話になりました。
セロリじゃなくトマトやで。
 

トマトジュースとビールのカクテルは「レッド・アイ」
トマトジュースとウォッカのカクテルは「ブラッディ・メアリー」
は、知っていたのやけど、
ウォッカをスコッチ・ウイスキーにしたら「バノックバーン」となることは最近知った。

なんしか血まみれ。
どうもなかなかになかなかな名ばかり。
トマトジュースのあの「どろっと」感のせいなんかな。せやろなあ。
ドラキュラがトマトジュース好きって設定、なんかかわいいよね。

◆◆◆
以下は、自己紹介 。よろしければお付き合い下さい。

構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。

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