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瀧波一誠
2019年2月19日 07:19
日本でも増えてきたフリーマーケット。この「フリー」は英語で「flea」と書きます。その意味は「蚤」。パリの古物市、「蚤の市(marché aux puces)」から来ていて、蚤は「汚い、古い物」を意味します。しかし、日本では親しみやすいように「free」と表記しているのです。
2019年2月16日 07:25
昔の科学者は、面白い方法で自然現象を数値化していました。例えば雨粒の大きさ。20世紀初頭にベントレーという研究者が考案した方法は…?細かくふるった小麦粉を皿に敷き雨の中に暫し放置。粒状になった塊を選り分け、大きさを測定します。意外に正確なんだとか。昔の測定技術、侮り難し…。
2019年2月15日 08:05
いい加減な勘定を「丼勘定」といいますが、この「丼」、一説には食事用の器とは違うそうです。実は、職人が身に着けるポケット付きの前掛けを「どんぶり」といいます。このポケットにお金を無造作に出し入れする様子が転じて、大雑把なお金の扱いのことを「どんぶり勘定」と言うようになったとか。
2019年2月13日 07:27
今はあまり見かけない水銀体温計。目盛りは42℃までです。この理由は、42℃を超えたらこれ以上体温を測っている場合ではない(即病院へ!)から。人間の身体は42℃が耐えられる限界で、それを超えると体内の蛋白質が凝固してしまい、死の危険があります。迷わずすぐに病院に向かいましょう!
2019年2月10日 07:29
時代劇などで「チャキチャキの江戸っ子でい!」と言いますが、このチャキチャキ、擬音語ではありません。実はその語源は「嫡々(ちゃくちゃく)」。「正統な子孫」という意味です。つまり「江戸にずっと住んでいる家系=生まれながらの江戸っ子」ということ。意外にきちんとした意味があるのです。
2019年2月7日 07:23
秘密の貯金を「へそくり」と言いますが、「へそ」は漢字で「臍」…ではなく「綜麻」。綜麻とは、かつて農家の内職で多かった麻糸つむぎで作られる糸巻きの事(主に女性が担当)です。転じて妻の秘密の貯金を指すように。ただ、実際には生活はギリギリで、綜麻繰を貯める余裕などなかったそうです。