マシンガンプリーチャー(2012年)【待たせたな。俺が世紀末救世主映画紹介だ】
実話系アクション映画。
主人公の牧師は、宗教家でありつつも、
どうしようもない元チンピラである。
更生しようと思っても、まったくできない。
まあ、家族のきずながあったから。
しかしながら、チンピラであるがゆえ、
本物の聖職者よりも頼れる。
誘拐された子どもたちを実力で取り戻しに行くという系の、
ダークヒーローとなった。
たぶんここらへんで紹介した気がするけど、
脇役だったので、メインでもやってみる。
世の中、悪党は多い。
どう控えめに見ても、ド悪党としか言えない連中は数知れない。
そのひとつがウガンダのゲリラ反乱軍。
神の抵抗軍である。
まあ、R15系アクション映画のわかりやすい敵キャラみたいな連中なんだわさ。
もしあなたがアサルトライフルを持っていて、
こいつらが目の前にいたら、
みたいなことをみんな言うはず。
言わない奴ぁ人間じゃねえ。
根っから不良の神の使徒は、そういうのを見て、
昔の血が騒ぎだしてしまう。
そしてついにて杵柄じゃないマシンガンをもって、
実際に奪え返しに行くのだ。
不良はこういう時のために生まれてきたのだ。
実話をもとにした話である。
しかし、どちらかというとリアルに振っている。
神父が単独で組織を壊滅させたりするような展開はない。
そういう96時間とか、イコライザーとか、ジャックリーチャーみたいなんじゃない。
決め台詞は、
という暴力に取りつかれた人たちが人生を肯定する物語である。
どれもこれも、わかりやすい悪のおかげである。
人間は歴史の進歩ほど早く肉体が進化しないので、
どうしても原始時代の肉体を引きずっている。
暴力をもてあましてしまう男たちが出てきてしまう。
しかし、彼らも場所が与えられれば、
社会に適応する。
人間は結局のところ、戦士として生まれてきたのだ。
これはアメリカとウガンダの物語だけど。
こちら側ではどうだろうか?
某国に殴り込めとは言わんけど。
もちろん言うまでもなく、こんなことは違法である。
善良な市民は考えてもいけない。考え直せ。
しかし、
私たち善良な一市民と、
社会のゴミクズであるはずの反社たちと、
さて本当に必要とされてるのは、どちらなのだろうか?
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