陸斗

身内の不思議な話などを記録するだけ。フォローしているのはほぼお料理系の統一感のないアカ…

陸斗

身内の不思議な話などを記録するだけ。フォローしているのはほぼお料理系の統一感のないアカウント。

マガジン

  • 母の話

    母が体験した奇妙な話をまとめています。

最近の記事

【実話】本物かもしれないおじさんの話【不思議な話】

すいませんサラッとですがまた犬が亡くなる描写があります。どうして犬ばっかりこんな…。 代わりに実家の犬の写真を貼っときます。かわいいね。 父の古い知り合いにIさんという男性がいる。 Iさんは色々な事業を展開していて両親が昔就職する時にお世話になった人らしく、一時期よくうちに遊びに来ていた(本当は遊びに来ていたわけではなかったのかもしれない)。 夕飯を我が家で食べていくことも多く、母が支度をするのを待つ間は「おもちゃ買いに行くか!」がお決まりパターンの羽振りのいい人だ。

    • 【実話】消える酒(後日談あり)【怪談】

      大学の長期休みで帰省した時の話。 実はとりわけ意味が分からなかったことが起きたのは高校〜大学くらいの期間しかなく、現在はメインフィールドである家から引っ越してしまったので、全て書き終えたらどうしようと考えています。 どうしたらいいと思う?(聞くな) 以前四柱神社に誘導された母の話を書いたのですが、似たような感じでちょこちょこ知らん神社の名前を夢で聞く母は、律儀にその神社を調べて行きお札を貰ってきます。 四柱神社に誘導された話↓ 父も同行して2人分のお札になるので、我が

      • 【実話】覗き込む何か【怪談】

        4〜5歳くらいの頃の話。 自分は割としっかり幼少期の記憶があって、その中でも結構印象に残っているエピソードです。 当時は色々あった家ではなく、一軒家形式のアパートに住んでいました。 色々あった家の話たち 当時住んでいたアパートは、でっかい敷地に2DKの一軒家が何軒も並ぶちょっと変わった造りで、後にも先にもこういう物件に出会ったことがないのですが、田舎特有のものだったのか、そのアパートが特殊だったのかはわかりません。同志求む。 そのすぐ近所(一本道ダッシュ30秒)に祖父

        • 【実話】ある年の初詣【不思議な話】

          大学生の頃のある年の年末のこと。 実家で年越しをしようと帰省した自分は、母に「四柱神社って知ってる?」と聞かれました。 当時スマホの操作すら覚束ない母の代わりに調べると、長野県松本市にある大きめの神社であることが出てきました。へー、初知り。 母にそのことを伝えると、母も同じリアクションをしており、なんなら「そういう字なんだー」と返ってきました。 なんでやねん、知ってるから聞いたんじゃないんかい。 聞いてみると、原爆の被害に遭った子供が「四柱神社の鳥居に15時に連れて行っ

        【実話】本物かもしれないおじさんの話【不思議な話】

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        • 母の話
          8本

        記事

          【実話】〇〇さんが死んじゃう【不思議な話】

          割と最近の母親の話。 不思議だけどゾッとしたから怪談寄りかもしれない。 ある日の明け方近い時のこと。母のうなされる声で父は目を覚ましました。 母が悪夢でうなされるのは、前の家ではよくあることだったのですが、引っ越してからはそういうことはほとんどなかったようです。 ↓前書いたやつ。当時母は毎日悪夢でうなされてました。 母はうなされる時に割とはっきり寝言を言うらしいので、父は起こす前に何を言っているのか聞いてみることにしたそうです。 母ははっきりと同じことを繰り返していまし

          【実話】〇〇さんが死んじゃう【不思議な話】

          【実話】りんちゃん【不思議な話】

          ※犬が亡くなっている話なので犬ラバーは避けた方が吉※ 小学校の頃、我が家に犬が来ました。 この写真から分かる通り、野生を失った寝姿がデフォルトの半分人みたいな犬です。 そんな我が家のアイドルが、大学生活も半ばの頃不慮の事故で他界しました。 当時実家から離れて暮らしていた自分は、マジでたちの悪い冗談だと思ってめちゃめちゃ動揺し、その時一緒にいたバイト仲間に肉まんを奢ってもらうはずが何故か自分が奢ることになったのを今でも覚えています。なんなん? その後りんが突然いなくな

          【実話】りんちゃん【不思議な話】

          【実話】降り続ける人【怪談】

          前回↓と関連があるかもしれない話。 高校当時、ちょっと家庭内が荒れていたストレスが原因だと思いますが、金縛りのようなものが頻繁に起きていました。 大抵胸の上に手を置いている時に、その手がめちゃくちゃ痺れて重くなり、胸部を圧迫するような感じだったので、現在もそういった姿勢は避けて寝ています。 とはいえそれさえ避ければ大丈夫みたいな感じだったので、夏休みが始まってすぐの頃、この時の小上がりの和室で両手を大の字のように広げて仰向けで昼寝をしていました。 寝ているのか意識がある

          【実話】降り続ける人【怪談】

          【実話】深夜の睡眠妨害者【怪談】

          この時期に怖い話を語る雰囲気になると必ずする話。 高校生の時、制服が完全に夏服に切り替わった頃だった気がします。家族は一階に住む祖母を除き、全員二階を寝室にしていました。 寝室に上がる順番はいつも妹→自分→母→父で、その日も例に漏れず、就寝態勢の家族に構わずスリッパでバスバス音を立てながら階段を上がる父の足音を聞きながら「もうそんな時間か…」と布団の中で眠れないことに焦っていました。 その日はたまたま寝つきが悪く、12時を回ってから寝室に向かう父の足音や、いつも深夜にパー

          【実話】深夜の睡眠妨害者【怪談】

          【実話】うちの墓がなんか変【不思議な話】

          前回の件よりちょっと前のまた母の話。 その頃、妹がグレまくってたり父が体調不良とか、他にも色々あって母は疲弊きっていた。 自分は当時進学して離れて暮らしていたので、緊急避難場所としてくらいしかフォローができなかったのだが、その時に母から聞いた。 母の母(A子さんとしておく)は、母の結婚前に他界しているのだが、そのA子さんが夢に出てくる。 夢ではA子さんの後ろにはたくさんの知らない人がいて、その中に母が子供の頃に他界した母の祖母なんかが混じってて、直感で「ご先祖様がいっぱい

          【実話】うちの墓がなんか変【不思議な話】

          食べたものをひたすら書いただけ

          ごきげんよう。 いつもは身内が体験した怪談話を書いていますが、今週末の帰省の際にあまりにもたくさん食べたので、今日はそれをひたすら書いていきますわ。 下から突然文章のテイストが変わりましてよ。 それではどうぞ↓ 金曜日マイブームが食事の記録だけど、残業とか荷物の準備で慌ただしかったので、夕飯は簡易的にベースブレッド(チョコ)とバニラのザバス、バナナを一本食べる。今日はもう何も食べんぞ。 いろいろ忘れ物をしたことを思い出しながら実家に出発。乗り換え駅に着いたら、ニチレイ

          食べたものをひたすら書いただけ

          【実話】5人もついてる【不思議な話】

          母の不思議体験が1番多かった頃の話。 家庭のごたごたが絡むので長いし分かりづらいです。 当時母は毎日同じ夢でうなされていて、その内容が「地獄に行って父を助けて連れ帰ってくる夢」だった。父(以下ポル)曰く、その夢を見ている間、母は何かを探すように手を動かし、ポルがその手を掴むとようやく落ち着いて本当に眠りにつくようだった。 ある夜、例の如く何かを探していた母の手をポルがつかもうとしたところ、眠っていた母がぱちりと目を開けて起き上がった。 目が覚めたのかと思ってポルが声をかけ

          【実話】5人もついてる【不思議な話】

          狐火【不思議な話】

          今は亡き母方の祖母が体験した話。 自分が生まれる前に祖母は亡くなっていたので、約30年前の話の又聞きな上資料も少なく、曖昧なところはざっくり書いてます。 祖母の生家の近所の寺では、その寺で配ったお札を燃やして供養することを定期的にやっていた。当時このやり方がスタンダードだったかはわからないが、そこでは厄除けなどの木の札自体をキャンプファイヤーみたいな感じで重ねて火をつけていたらしい。 普段は何事もなく終わっていたが、その日は火の様子が違っていた。 それこそキャンプ

          狐火【不思議な話】

          【実話】座敷童?【怪談】

          母から聞いた話。自分が大学生になって家を出てすぐの頃です。 実家の階段は、ちょうどヘッダーの写真のように途中で折れ曲がるようにできていて、リビングの一部ガラス張りになった壁から角を曲がるところまで(ヘッダーでいうところの右側)は見えるんですね。 今思うとリビングの一部がガラス張りってやべーな。Gacktじゃん(完全なイメージ) そのガラス張りの部屋はダイニングと畳の小上がりになっていて、畳の方にテレビがあったので、両親は夕食後にそこでバラエティかなんか見ていたのです。

          【実話】座敷童?【怪談】

          【実話】防空壕の兵隊【怪談】

          母は昔から「人魂を見た」「洗面台の前に知らない人がいる」とかそういうオカルトな話を忘れた頃にしてくる人です。 本人はお化け屋敷とかホラー特番とか嫌いなので、オカルト厨二というより、マジに見えるけど「世の中には説明できないこともあるよねー」って現実逃避してるような感じです。 自分は逆に不思議現象に興味振り切っているので、母から聞いた話を忘れないように、思い出せる範囲でまとめていきたいと思います。 防空壕の兵隊自分が中学生の時だったと思います。 当時母は清掃会社のパートと

          【実話】防空壕の兵隊【怪談】