【実話】深夜の睡眠妨害者【怪談】
この時期に怖い話を語る雰囲気になると必ずする話。
高校生の時、制服が完全に夏服に切り替わった頃だった気がします。家族は一階に住む祖母を除き、全員二階を寝室にしていました。
寝室に上がる順番はいつも妹→自分→母→父で、その日も例に漏れず、就寝態勢の家族に構わずスリッパでバスバス音を立てながら階段を上がる父の足音を聞きながら「もうそんな時間か…」と布団の中で眠れないことに焦っていました。
その日はたまたま寝つきが悪く、12時を回ってから寝室に向かう父の足音や、いつも深夜にパー