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【実話】本物かもしれないおじさんの話【不思議な話】

すいませんサラッとですがまた犬が亡くなる描写があります。どうして犬ばっかりこんな…。

代わりに実家の犬の写真を貼っときます。かわいいね。

実家住みのりんちゃん


父の古い知り合いにIさんという男性がいる。

Iさんは色々な事業を展開していて両親が昔就職する時にお世話になった人らしく、一時期よくうちに遊びに来ていた(本当は遊びに来ていたわけではなかったのかもしれない)。

夕飯を我が家で食べていくことも多く、母が支度をするのを待つ間は「おもちゃ買いに行くか!」がお決まりパターンの羽振りのいい人だ。よく人を褒め羽振りがいい、自分もこういうおっちゃんでありたい。

尚見た目は恰幅のいいスキンヘッドで金の腕時計を身につけ、いつもスーツを着ている声のでかいヤ(のつく人と思われても仕方ないヤ)バビジュなのでマインドだけ継承しようと思う。

そんなIさん、数々展開する事業とは別に霊視みたいなことができた。これを利益にできたのかは知らないが、弟子と一緒に滝行みたいな話を聞いたことがあるので、組織めいた何かはあったのかもしれない。
しかし当時Iさんは東京に住んでおり、田舎で暮らしていた我々はそこに金銭が発生している現場は見たことがない上10年以上Iさんとは会っていないため、いまだに詳細は分からない。

今日はそんな何やってるのかよく分からないおじさんIさんの話。

前述の通りIさんは日常的に霊視のようなものができたようで、頻繁に交流があった当時は高速道路で「あそこで事故があって1人男の人が〜」等自分がオカルトが好きなことを知っていたのもあり、一緒にいるとよく教えてくれた。

その時は嘘か本当か分からない話が多かったので、その曖昧さを含めて楽しんでいたような記憶がある。

その曖昧な話を「これはマジかもしれん」と思った話が2つほどあるので今日はそのうちの1つを紹介する。

母が清掃会社のパートをしていた時の話。実はその清掃会社はIさんの経営する会社の一つだった。

清掃会社の時の時の話↓


Iさんが様子を見に来ることはよくあったのだが、そこの雇われ社長(女性)と母が事務所にいたある日のIさんの様子がおかしかった。

異様に雇われ社長を怖がるのだ。

もちろん今までそんなことは一度もなく、雇われ社長が大胆なイメチェンをしたわけでもない。
Iさん自身も何故雇われ社長がそんなに怖く感じるのかは分かっていなかったようだが、「とにかく病院へ行ってくれ」の一点張りだった。

あまりにIさんが騒ぐので、雇われ社長は健康診断か人間ドックだったかは忘れてしまったが、全身を診てもらったところどこにも異常はなし。

そのことをIさんに報告するも「そんなはずはない」「もっとよく診てくれ」「怖くて仕方ない」と状況は変わらない様子。

「そうは言ってもなぁ…」と困っていたところ、雇われ社長の愛犬が急死してしまった。
Iさんが怖がり出してからここまで僅か1週間のことである。

Iさんは「犬ちゃん(Iさんは激愛犬家)はお前の代わりに死んだ」「頼むからもう一度病院に行ってくれ」「マジで次はお前になっちゃうって」と大騒ぎ。

この人がそこまで言うなら相当だぞ、と雇われ社長は改めて病院を変え精密な検査を受けたところ、先生から「本当になんでこんなのに気づいたの?」と驚かれるような初期初期の初期の乳癌が発見されたそうです。触診でも分からんレベルのやつ。

それを聞いたIさんは「それだーーーーー!!!!あースッキリした」と落ち着きを取り戻し、雇われ社長も超初期に発見&治療になったので今も元気です。

それから数年後、またIさんが「このおっさんマジかい」ということを言い出すのですが、それは次回まとめさせていただきます。

ちなみにIさんは当時こんな感じで漠然と危機を察知していたタイプのようなので、「肩が重くて…」と言った相談には普通に病院行きを推奨するそうです。憑いてますよ系は聞いたことがない。

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