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狐火【不思議な話】

今は亡き母方の祖母が体験した話。  

自分が生まれる前に祖母は亡くなっていたので、約30年前の話の又聞きな上資料も少なく、曖昧なところはざっくり書いてます。

祖母の生家の近所の寺では、その寺で配ったお札を燃やして供養することを定期的にやっていた。当時このやり方がスタンダードだったかはわからないが、そこでは厄除けなどの木の札自体をキャンプファイヤーみたいな感じで重ねて火をつけていたらしい。

普段は何事もなく終わっていたが、その日は火の様子が違っていた。

それこそキャンプファイヤーのように上がった火が、座った狐の形に見えていたそうだ。
見ていた1人が「なんか狐っぽいね」とかいうレベルではなく、誰の目に見ても明らかに狐だったらしく、燃やした札の持ち主の中に狐に憑かれた人がいたんだとその場は騒然。

ここまで聞くと完全に2chで見たいにしえの不思議な話だが、この狐火(仮)はその場にいた誰かが慌てて家からカメラを持ってきて、撮った写真がその寺に今も残っているらしい。まさかの証拠付き。

僻地の寺なため、調べても所在地くらいしか資料が無く、自分の帰省時に使える時間も限られているなどの理由で未だに確認ができていない。
完全に伝聞でしか情報がないので、写真が劣化して撤去、とかなる前に確認してみたい。
もう撤去されてたらどうしよ。

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