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私の本棚

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図書館で借りる本が多めです。感じたことや考えたことなどを綴ります。
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#宮沢賢治

読むだけで情景が目に浮かぶ、宮沢賢治が紡ぐ言葉が好き。

読むだけで情景が目に浮かぶ、宮沢賢治が紡ぐ言葉が好き。

宮沢賢治の、美しく、どこか自然を超越しているかのようなあの世界観に没入している瞬間が、私にとっては快楽的であり、且つ癒しのひととき。

中でも銀河鉄道の夜は、何度でも読み返したくなる、私の大好きな作品のひとつ。読んでいるだけで情景が目に浮かぶ文章に、尊敬の念を抱く。サザンクロス、りんどうの花、カムパネルラの存在や、台詞達の伏線…。

作品の好きな描写を挙げ始めたら、枚挙にいとまがない。あの全部を感

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宮沢賢治『風の又三郎』を読んだ。彼の文章を読んでいると、ワクワクするから好き。あとは、思わず声に出して読みたくなるし、実際に声に出してしまうから笑 ヨルシカの「又三郎」も併せて聴くと、楽しさが倍増するなって思うから、個人的にはオススメ。

よだかは、実にみにくい鳥です。宮沢賢治の「よだかの星」を初めて読んだ。というのも、ある曲とリンクしていたから。それは、ヨルシカの「靴の花火」という曲。曲を聴いて、本を読んで、また曲を聴いた。再読する時には、本を片手に聴いた。聴けば、本を片手に持った意味が分かると思う。美しい話。