HSPの私が今年気づいたこと3つ
こんにちは、HSP主婦のもちふわです。
先日親戚から大きな丸餅を5つほど頂いたので、巨大な包丁で頑張って切ったのですが、腰を痛めてしまって残念な40代です。
力仕事は苦手なのだから、頑張らずに主人と娘達にお任せすれば良かったと反省。来年は無理なことは得意な人に頼ろうと思った次第でございます。
余談はさておき、本日は2022年の締めくくりとして「HSPの私が今年気づいたこと3つ」を書きたいと思います。
自分の繊細さに日々悩まされてきた私ですが、それでもこの身体で楽に生きる方法はないものかと試行錯誤してきたこの一年。
自分のためにも、同じ境遇のHSPの皆様の参考になればいいなと思いまして、忘れないうちに記録しておきたいと思います。
まずは、まとめてみましたのでご覧ください。
1.自分にとことん優しくなる
今までの私は、他人に良い顔&自分にストイックというドMも真っ青な生活を送って来ました。
その典型例が
完璧主義
白黒思考
失敗は許されない
正義は勝つ
頂点を極める
気合いでなんとかなる
風邪引くのは根性がたるんでるせい
努力!根性!友情!
強いものが正義
というような、往年のど根性少年漫画バリバリの価値観を持っていました。
昭和の価値観て、ほぼこんな感じでしたよね。
給食は残さず食べろとか、水飲むなとか、戦時中かと思うほどのカチカチの謎価値観で鍛えられてしまった昭和の学校教育世代の私は、HSPの気質も相まって「そっか、強くなきゃいかん!弱いのは悪じゃ!」のような半ば洗脳された状態で生きてしまったのです。
結果、生きていくのが辛いのなんのです。
元々が繊細な気質なのに、自分で自分を全否定しているので、自分が好きなはずもありません。
この生きづらさは自分を全否定しているせいだと気づけたのは幸いでした。
どうして気づけたかと言うと、読書とネットです。
心理学関係の本から自己啓発本、各宗教の本、ブログ、YouTubeなどなど、気になるワードを検索しまくって見まくりました。
そして、自分が納得できる考え方をつなぎ合わせて行きました。
今までは誰かが言っていることを自分で消化せず鵜呑みにしてしまい、自分がどんどん生き辛くなってしまったので、これからはどんな言葉でも自分が納得したものを取り入れようと思いました。
そこで得たものが「自分にとことん優しくする」ということです。
失敗しても大丈夫
凹んでもいい
理想や目標はめっちゃ低く
自分の設定ハードルをめちゃくちゃ下げると達成する機会が多くなるので、自分に満足する回数が増えます。
自分に満足するとモチベーションが上がるので、何か別のことをやってみようと言う気になれる。
その積み重ねで人生の満足度がどんどん上がっていくんだなと実感しています。
「朝起きれた!」「顔洗えた!」だけでも本当にいいと思います。自分すごい!を繰り返して行くと、せっかくだからもっと楽しいこと新しいことをやってみよう、と視野を広げる機会も増えてきます。
2.自分の健康が最優先
はじめに書いた方が良かったのか迷いましたが、こちらもとても大事だと思います。
家族のためにとか、周りのためにとか、社会のためにとか、自己犠牲こそ美しいという価値観が褒められがちですが、順番が逆で、自分の健康が一番であって、健康であるからこそ周りへ幸せを分けられるんじゃないかと思います。
学校においては「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」が素晴らしいとクラスのスローガンなどで言われがちです。
実はそこには前提があって、各個人は自分を含めたそれぞれを尊重し、それぞれが納得した上で集団のために力を貸すことが大事なのであって、各自が拒否する自由もないま集団に合わせるというのは、軍隊よろしくただの強制なのではないかなと思います。
学校教育においては管理しやすい側面があるので、ひとりはみんなのために〜はもてはやされがちですが、度を行き過ぎると全く関係ないのに「連帯責任」をとらされてしまう、という不条理さも併せ持っているなとも思いました。
と、話がそれてしまいましたが自分の健康を優先する上で大切なことはというと
良質な睡眠
十分な休息
バランスの良い食事
ですが、これが簡単でいてなかなかそうは行かない項目ではあります。
睡眠はショートスリーパーで済む人から、私のように午後9時を回ると頭痛が半端ないロングスリーパー(日によっては9時間寝る時もあります)まで千差万別です。
休息においては、意識してこまめに休んでいくのも必要で、例えば通勤時間は目を閉じて脳を休ませるとか、自宅で自己啓発に励むよりはボーッとして寝るとか、スポーツが好きならたまに運動の予定を入れたりジムに通ったりだとか、自分が一番心地よいと思う休み方を模索していくことが必要だと思います。
そして「バランスの良い食事」ですが、ここが実はこの三つで一番大事なんじゃないかと思ってます。
HSPさんは繊細さからアレルギー持ちが多いです。私のアレルギーリストもとても多く、持病もあってなかなかめんどくさいです。
参考にアレルギー等を列記してみると、
アルコール
カフェイン(コーヒー、ココア、チョコレートもカフェインが含まれるのでダメ)
天然ゴム(台所用のゴム手袋やパンツのゴムもNG)
動物の毛(猫でアナフィラキシーショック発生)
小麦粉(遅延性アレルギー、消化不良、自律神経不安定)
牛乳、乳製品(乳糖が分解できず)
GI値の高すぎる食べ物、食品添加物、市販のお菓子(血糖値が急上昇して自律神経が不安定になりIBS発生)
ハウスダスト、花粉症
アトピー性皮膚炎、子宮内膜症、子宮筋腫
過敏性腸症候群、逆流性食道炎
人工香料(柔軟剤、香水の匂いで吐き気)
洗浄力の強い合成洗剤(手がボロボロに)
と、食事とは関係ないものも上げてしまいましたが、これだけ敏感だと人生嫌になるぐらいでして、特にパンとパスタとラーメン、クッキーやお菓子は美味しいのに食べられないと知った時は、絶望感がすごかったです。
それでも身体に合うものを探して行くと至ってシンプルな結論で、「バランスの良い食事とは、スーパーで食材を買って自炊すること」に尽きます。
ご飯も白米に発芽玄米を混ぜて炊くと、噛みごたえがあって腹持ちも良く栄養もありますし、会社の昼食をコンビニ弁当をやめて自作のお弁当にすると、健康にも節約にもなるという一石二鳥のシンプル生活が送れます。
おやつもチョコレートは本当に好きで、一日中食べている時があったのですが、チョコレートの原料のカカオにはカフェインが含まれることを知り、不眠症はチョコレートのせいだと知ってから食べることをやめました。
それでもどうしても食べたい時は、朝に一粒とか量を制限して食べるように決めてます。が、ずっと食べていないので、チョコレートは食べなくても平気にはなりました。
自炊のご飯とお弁当、おやつはナッツや果物、おにぎりにしてからは、以前から患っていた逆流性食道炎や過敏性超症候群がとても改善されました。
体調が良くなるとメンタルも改善するので、うつっぽいときは食事に気をつけてみるといいと思います。
自炊がストレスの方もコンビニではなくて社食や定食にしたり、コンビニの中でも比較的お腹に優しいもの(難しいですが、パンよりはご飯、野菜多めやバナナなど)を選ぶことで、改善されると思います。
3.自分がコントロールできないことは手放す
相手の感情や行動は相手のもの
自分の機嫌は自分でとる
当然と言えば当然なのですが、HSPの私は境界線が曖昧になりがちなゆえ、相手が喜びそうなことを自分で選び、世の中的に良しとされるような職業を選んだりと、完全自分無視の行動をとってきました。
ですが、自分がいくら相手の気持ちを読もうとしても、それは自分の頭の中で想像する相手でしかないわけで、自分の予想と違う相手の反応が来ると自分の対応が悪かったと自分責めが始まります。
変に相手に迎合したり、逆に想像と違うと批判したり自分勝手に一喜一憂しているので、自分で自分の機嫌をとることはできず、精神的に相手に依存している状態です。
私は分かっていませんでした。「感情や行動はその人自身のものであって、他者がどうこうすることはできない」のです。
自分がコントロールできないことは、こだわっても仕方ありません。なのでそれに気づいた時から、他者の感情や行動にイライラしたりこだわっている時は、出来ないものをコントロールしようとしていると気づくようにしました。
気づけば手放すことができます。出来もしないことは頑張らない。極端に言えば、地球の自転を逆回転させたいと思っていくら努力してもできないのと同様、他者の感情や行動を自分の思うようにしようとすることはできないので、こだわってもしょうがないので気にするのをやめるということです。
出来ないことは手放す
たったこれだけで、他人と関わることの怖さが和らぎ、イライラが減りました。
ただ、長年のクセで、他人の顔色を見て行動しようとしてしまうことは今もあります。以前と変わったのは、苦しくなったり違和感を覚えたら「あ、今、私は物理的に無理なことをコントロールしようとしているな」と気づき、無理なことはしないようになりました。
自分で自分の機嫌をとるということ
他人の感情を自分がコントロール出来ないのと同じ理由で、自分の感情を他人にどうにかしてもらうこともできません。
自分のイライラや恐れは他人がどうこうできません。他人に機嫌をとってもらうとしたら、それは小さな子どもと同じであり、人は自分の人生を生きるためには自分で自分の機嫌をとる必要があります。
私の具体例で言うと、子どもの進路が心配すぎてあれこれ口出してしまったりイライラしてしまうこともありますが、親の不安を子どもに当たってしまうのは、親が子どもに親の機嫌をとらせようとしているのと一緒です。
親の人生と子の人生はそれぞれ別のものであり、HSPの私は特に、子どもが悩んでいると影響されて不安を感じてしまうのですが、そこは大きく構えて自分の人生に集中する、あえて子どもにばかり注目していないで自分の楽しみを見つける、自分で自分の機嫌を取ることが大事だなと思いました。
自分で自分を楽しんでいれば、自分自身は満たされるわけで、子どもが援助を必要とした時には寄り添ってあげられる点でも精神的安定感をもたらせます。
自分で自分の機嫌を取るとは、自分に向き合い自分の性質をよく知り、自分が楽しいと思うことを自分に与えてあげる、と言うことだと思います。
2022年の終わりに
私の2022年の漢字を上げるとするならば、
「心」
です。
何故なら今年一年はとことん自分に向き合い、自分の生きづらさの原因を探り、既存の価値観をひっくり返し、自分の生来の心に従って行動することを探求した年だったからです。
心の研究は面白いです。
自分が何を楽しいと思い、何を辛いと感じ、
何をやってみたいと思い、何が苦手か知り、
誰といると安らぐのか、誰といるとドキドキするのか、
どこに居ると心地よいのか、どこは落ち着かないのか、
自分の得手不得手、自分の感受性は自分自身にしか分かりません。
だからひとりひとりが、自分にとって大切な唯一無二の親友であり、特別な存在なんだと思います。
皆様の今年の漢字は何ですか?
今年もお読み下さりありがとうございました。
皆様にとって良い年末年始でありますよう、心からお祈り申し上げます。
来年もハッピーな年になりますように。
written by もちふわ
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