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【気まぐれ写真集35=英仏遠征】国外逃亡したくなる時ってあるよね篇

14年の夏休みの話である。

とにかく仕事のことでムシャクシャして、日本から脱出したくなった。今思えば些細なことだけど、当時としては嫌で嫌で仕方なかったのだろう。

最寄りのJTBに駆け寄り、「明日明後日からヨーロッパに行きたいです!」といきなり宣言。「金に糸目はつけません」とも言った。

あまりにも日程が漠然としているので、マンチェスターUに当時在籍していた香川真司を見に行く日程を絡めて、パリ・ロンドン・マンチェスターの三都物語で1週間の旅に出ることにした。宿の予約はパリの2泊だけ。あとは突撃するのみ。

飛行機代はおぼろげながら、35万だったような気がする。金持ちだねぇ。

初日は羽田空港から夜出発。何が楽って、当日の昼まで準備できること。今思い出せば、40リットルのリュックを慌てて買いに行っていた。

あと、羽田空港の夜出発は、行く場所によっては当日の朝に到着し、いきなり朝から遊べる。

例にもれず、パリのシャルル・ドゴール空港には朝5時に到着。さすがに空港内は暗い。

さすがにいないかなと思ったけど、いたねタクシー。すぐにパリ市内へ直行。

それでも暗い。でも目的は決まっている。

欧州弾丸旅行の初日はモンサンミッシェルへ。

ヨーロッパ版地球の歩き方を斜め読みし、まずはレンヌに行かないといけないというのが分かった。まずはパリのモンパルナス駅へGO!

TGVに揺られること数時間。飛行機で足りなかった睡眠は、この時間に補填。爆睡しながら、あっという間にレンヌへ到着。モンサンミッシェルまでのバスには、まだ時間があったのでレンヌ市内を散策することにした。

街並みは非常に綺麗なんだけど、何で誰一人として歩いてないの? 荘厳さと違和感がないまぜになりながら、バスに乗ってモンサンミッシェルへ到着。何のとこはない、アホほど人がいるではないか【続く】


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