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The Monkeesを再評価する -Part 18:The Birds, The Bees & The Monkees
「架空のバンドの役を演じる4人」であったはずのモンキーズは、架空と現実との境界線が無いまま進んできた故に、テレビ番組が終了してもグループとしてあり続けようとした。 テレビ番組の終了も一つの区切りであれば、スタジオワークに関しても一つの区切りだったのだろう。モンキーズの4人はこれまでモンキーズと共にスタジオワークを行ってきたプロデューサーのチップ・ダグラスを次回のアルバムでは使わないこととし、自分達でレッキングクルーなどのスタジオミュージシャンを起用しそれぞれがやりたいように
The Monkeesを再評価する - Part 16:シングル Daydream Believer / Goin’ Down
4枚目のアルバム『Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd.』の1967年のレコーディングセッションにおいて、レコーディングされたがこのアルバムに収録されずにシングルとして発売された曲がある。 今回のタイトルにある「Daydream Believer」(A面)と「Goin’Down」(B面)である。 このアルバムからのシングルである「Pleasant Valley Sunday / Words」の次のシングルとして発売され、A面「Day
The Monkeesを再評価する - Part 15:Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd.
3枚目のアルバム『Headquarters』でメンバー自身が演奏を含めて全て制作出来た上にコンサートツアーでも確実に自演の経験を積んで行ったモンキーズだった。 しかしながら、『Headquarters』と同時にリリースされたビートルズの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』は、革新的な楽曲、レコーディング、そして皮肉にもモンキーズが戦って勝ち取ったバンド形態であったが逆にバンド形態に拘らない多重録音、ホーンセクションやストリングスの導