サノトモキ

1993年生まれのフリーライター。書く・聞く・企画が仕事です。ほぼ日の塾5期生。書くこ…

サノトモキ

1993年生まれのフリーライター。書く・聞く・企画が仕事です。ほぼ日の塾5期生。書くことは得意じゃないけど、読んでもらうことが好きなので、書いてます。

記事一覧

Mr.Children『Your song』のMVを考察していたら夜が明けていた

2018年10月3日、Mr.Childrenの新アルバム『重力と呼吸』が発売される。 つまり明日、家に待望の新譜が届くのだ。3歳児のときに聴いた名もなき詩がミスチルとの出会いだっ…

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努力の意味を追いかけて

毎日文章を書くって、難しい。1day1noteだとか宣言してみたものの、のっけから2日に一回ペースが精いっぱいだ。 そもそもの目的は「自己採点が100点でない状態でもアウト…

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サノトモキのお仕事一覧

いい記事、いっぱい。 〈2019.11.25〉** ■「選択肢を増やすのはいいことだと思ってない?」GACKTが教えてくれた“幸せのつかみ方”** 〈2019.11.15〉 ■「今の認識レベ…

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ファンタオレンジが飲みたくて〜BUMP OF CHIKIN『天体観測』にのせて〜

※ファンタオレンジを買いにいったものの引くぐらい売っていなかったので半ギレ状態で街を彷徨っていたところ、BUMP OF CHICKENの『天体観測』が脳内再生されはじめやがて…

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「自分らしく」なんかいられない僕たちを、愛せ

「自分らしさ」とか「あるがまま」とか、そういった言葉で表現されるあなただけが、はたして「ほんとうのあなた」だろうか。 たとえば僕は、毎日一生懸命に「人には見せた…

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優しいだけじゃ見逃してしまうもの。

恋人をディズニーランドに連れていった。 2ヶ月遅れの誕生日祝いだった。 2ヶ月遅れになったとはいえ、とくべつドラマチックな理由があったわけではない。誕生日前日に行…

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100点を目指さない練習。

1日、1note。 なんかかっこ悪いな。 1day,1note. あ、こっちのがいい。よし、僕、これやります。1day,1noteやります。自分のために、僕は1日1ノート書きます。 毎日書…

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僕もあなたも、とっくに始まってるんだ

人生は、時に物語で例えられる。 物語には主人公がいるわけで、自意識過剰と言われようとナルシストと呼ばれようとも、自分の人生の主人公はやっぱり自分自身だと思う。そ…

12

どうかその手を添えてくれ

ショックなことがあった。 御託はいらない。ただ書き散らす。有益な情報など何もない。ただただ僕の身に起こった今年一番ショックな出来事を書き散らすだけの駄文である。…

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独りきりのララバイ/サノトモキ

独りきりのララバイ 地下鉄のホームで 誰もの足音が今 満員電車に 吸い込まれてく 埋もれやしないと 勇んでた僕も いつかそこへ 消えてった 一人きりだった 誰かと笑…

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わらって/Member of a day

【歌詞】 夕方はやくに 飛び出した一番星が 寂しげに儚げに 誇らしげに瞬いていた 僕は椅子に座って 窓辺からそれを見ていた 他の星に紛れてわからなくなるまで見てた 笑…

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生きていくために。

2017年、1月17日。 僕は、2016年3月に新卒入社した会社を退職した。 今日は4月2日。もうエイプリールフールも終わっている。明日から新たなる一歩を踏むという人もいる中…

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Mr.Children『Your song』のMVを考察していたら夜が明けていた

Mr.Children『Your song』のMVを考察していたら夜が明けていた

2018年10月3日、Mr.Childrenの新アルバム『重力と呼吸』が発売される。

つまり明日、家に待望の新譜が届くのだ。3歳児のときに聴いた名もなき詩がミスチルとの出会いだったと思うと、あと少しで結成30周年になろうというモンスターバンドがいまだコンスタントに新譜を出し続けてくれることに、感謝しかない。

楽しみで、ソワソワして、なんだか今日はほんとうに、遠足が楽しみで寝つけない小学生のよう

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努力の意味を追いかけて

毎日文章を書くって、難しい。1day1noteだとか宣言してみたものの、のっけから2日に一回ペースが精いっぱいだ。

そもそもの目的は「自己採点が100点でない状態でもアウトプットできるようになること」だった。100点を目指し過ぎることが裏目に出る機会も多いから、短時間でハイクオリティなアウトプットができる状態を目指したいと思って始めたわけだ。その方向性は今だって全然揺るがないし、自分に必要なこと

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サノトモキのお仕事一覧

サノトモキのお仕事一覧

いい記事、いっぱい。

〈2019.11.25〉**
■「選択肢を増やすのはいいことだと思ってない?」GACKTが教えてくれた“幸せのつかみ方”**

〈2019.11.15〉
■「今の認識レベルでは、人類は救えない」伊勢谷友介は、環境問題に本気で取り組んでいた

〈2019.11.7〉**
■「甘い言葉をささやきすぎて、虫歯になりそう」と語るROLANDが最新のリステリンをテイスティング**

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ファンタオレンジが飲みたくて〜BUMP OF CHIKIN『天体観測』にのせて〜

ファンタオレンジが飲みたくて〜BUMP OF CHIKIN『天体観測』にのせて〜

※ファンタオレンジを買いにいったものの引くぐらい売っていなかったので半ギレ状態で街を彷徨っていたところ、BUMP OF CHICKENの『天体観測』が脳内再生されはじめやがて歌詞がついてしまいました。

▶︎

午後九時 突然に 無性に喉が渇いてきた
頭に浮かんだもんは 冷蔵庫にゃないらしい

二分後に家を出た ジーパンに小銭突っ込んだ
始めようか 町内探索 ファンタオレンジ探して

店に向か

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「自分らしく」なんかいられない僕たちを、愛せ

「自分らしく」なんかいられない僕たちを、愛せ

「自分らしさ」とか「あるがまま」とか、そういった言葉で表現されるあなただけが、はたして「ほんとうのあなた」だろうか。

たとえば僕は、毎日一生懸命に「人には見せたくない自分」を隠しながら生きている。ともだちの成功にお祝いのメッセージを送りながら、胸のうちでは熱っぽい嫉妬心がイライラと貧乏ゆすりをしている。あたかも深く考えているように今の自分を語りながら、ほんとうは大切なことを全部後回しにして逃げ続

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優しいだけじゃ見逃してしまうもの。

恋人をディズニーランドに連れていった。
2ヶ月遅れの誕生日祝いだった。

2ヶ月遅れになったとはいえ、とくべつドラマチックな理由があったわけではない。誕生日前日に行った音楽フェスで2人して疲れ果ててしまい、予定が延期になっただけの話だ。

そして今日、二人で予定を合わせて、僕たちはあの日行けなかったディズニーランドに行った。

舞浜駅についてディズニーランドの入園手続きを済ませると、さっそくハニー

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100点を目指さない練習。

1日、1note。

なんかかっこ悪いな。

1day,1note.

あ、こっちのがいい。よし、僕、これやります。1day,1noteやります。自分のために、僕は1日1ノート書きます。

毎日書くのは、「100点を目指さない練習」をしたいからです。僕は何かに取り組んだり、作ったり、書いたりするとき、完璧を目指してしまいます。まあよくある話です。100点を目指して、磨いて、磨いて、磨いて、磨いて、

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僕もあなたも、とっくに始まってるんだ

僕もあなたも、とっくに始まってるんだ

人生は、時に物語で例えられる。

物語には主人公がいるわけで、自意識過剰と言われようとナルシストと呼ばれようとも、自分の人生の主人公はやっぱり自分自身だと思う。そしてその一生でどんな物語を描くとしても、筆を執り、その作品に責任をもつのはやっぱり自分なんだろうと思いながら生きてきた。

だけどその一方で、いつもどこかで自分の人生に当事者意識を持てない自分もいた。とくに社会人になってからは、自分や自分

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どうかその手を添えてくれ

ショックなことがあった。

御託はいらない。ただ書き散らす。有益な情報など何もない。ただただ僕の身に起こった今年一番ショックな出来事を書き散らすだけの駄文である。覚悟を持ってお付き合いいただきたい。

ことのはじまりは、チョコモナカジャンボだ。

ことのはじまりはたいていチョコモナカジャンボだ。

みなさんはチョコモナカジャンボをご存じだろうか。チョコモナカジャンボは、モナカ、アイスクリーム、板チ

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独りきりのララバイ/サノトモキ


独りきりのララバイ

地下鉄のホームで 誰もの足音が今
満員電車に 吸い込まれてく
埋もれやしないと 勇んでた僕も
いつかそこへ 消えてった

一人きりだった 誰かと笑っていても
気休めだった 何をしてても
プロローグのまんま 過ぎ去ってく今日に
潰されてた 真夜中

とっくに殺めたはずの「願い」が
まだ血液に溶けて 呼吸している
ひとり夜の六畳に 耳を澄ませば
「君」が打ち鳴らす鼓動が
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わらって/Member of a day

【歌詞】
夕方はやくに
飛び出した一番星が
寂しげに儚げに
誇らしげに瞬いていた

僕は椅子に座って
窓辺からそれを見ていた
他の星に紛れてわからなくなるまで見てた

笑顔のために
強さが要るなら
なんて酷にできた世界でしょう
そうでしょう神様

わらっていたいと思うほど
背伸びした心が裂けてゆく
それでも願うのを止めぬ愚かさが
今少し愛しい
 
明け方近くに
飛び出した僕が泣いたのは
寂しくて儚
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生きていくために。

2017年、1月17日。

僕は、2016年3月に新卒入社した会社を退職した。

今日は4月2日。もうエイプリールフールも終わっている。明日から新たなる一歩を踏むという人もいる中で、ほんとの退職の話である。本人も不甲斐なくて泣いているので許してほしい。

さて、僕は自分らしい人生を送るために会社を退職したのだが、二か月以上が経つ今も、まだ就職はしていない。「考えるモード」に入っていたせいだ。考えす

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