いまだ もこ

毎日を前向きに生きるためのエッセイと、シンプルな暮らし/ミニマリズム/多様性などについ…

いまだ もこ

毎日を前向きに生きるためのエッセイと、シンプルな暮らし/ミニマリズム/多様性などについて書いていきます。 アメリカ勤務経験あり。東京暮らし。

マガジン

最近の記事

束の間のやさしい時間

同僚から玉ねぎをいただいたから、晩ごはんは肉なし肉じゃがを久しぶりに作った。お肉の代わりに厚揚げ豆腐を入れる、お気に入りのおかずだ。野菜を切って、調味料を入れて、火にかけて30分間放置しておくだけなので、とても簡単。グツグツ煮込んでいる間にお腹が空いてしまったので、先週末に教会の日曜市で買ったかんころ餅をトースターで焼いて食べることにした。お湯を沸かし、ほうじ茶を淹れて、食べ頃になったかんころ餅を小さなお皿に載せて、準備完了。キッチンの横の机に腰掛けた。なんだかおばあちゃんみ

    • 舞妓さんちのまかないさん

      是枝監督の『舞妓さんちのまかないさん』の予告編を見てから、好みの作品だろうなと思っていたけれど、1話を観ただけで大好きになってしまった。会話のテンポ、軽快な音楽、おいしそうなごはんに、何より一生懸命頑張る女の子たちの、無邪気な笑顔!!とても自然体で、たくさん涙が出てしまうくらい、心にまっすぐ届く作品。そして、主役のキヨちゃんを演じる森七菜さんが、可愛すぎるのです。 お料理を通していろんな人を癒して、喜ばせて、お願い事も友達のためにする優しさがあって、だからみんなキヨちゃんの

      • チェリーパイとホットチョコレートに癒された日曜日

        朝は教会のミサに行き、シスターの入門講座に出た。家で少しのんびりしたあと、小雨が降っていたけれど、夕方から最近日課にしている散歩に夫と出かけた。散歩は毎回新しい発見があってとても楽しい。大きなお家や、ユニークな形のお家がたくさんあって、歩きながら、何度も「やっぱりここのエリアが好きだなあ。」と夫に言った。 本日の収穫は、レトロで素敵なアメリカンダイナーを発見したこと。チェリーパイのアイスクリーム添えと、寒い日に飲みたくなるあまーいホットチョコレートをいただいた。バターをたっぷ

        • 雨の日のほっと一息タイム

          夫は今日も出かけている。もう長いこと狙っているPS5の抽選チケットが配られるとかで、朝起きるなりそそくさと出て行き、職場の人に誘われて、ゲームイベントにそのまま向かったようだ。 今日もまた、一人の静かな時間を過ごしている。 何か甘いものが食べたくなって、雨が一瞬止んだところを見計らって、近所のベーカリーに向かい、「キャラメルナッツチョコチップマフィン」を手に入れた。 早速お湯を沸かし、スーパーで見つけたスタバのデカフェのコーヒーをフレンチプレスで淹れて、最近届いたお気に入り

        束の間のやさしい時間

        マガジン

        • エッセイ
          32本
        • 多様性について
          6本
        • サステイナブルな暮らし
          6本
        • ミニマリズム
          2本

        記事

          How to Romanticize Your Life - 「日常」を「特別」に変える

          最近よく、Youtubeで「How to Romanticize Your Life」というテーマの動画を目にする。上手な日本語訳が思いつかないが、要するに映画の主人公のように、ただ過ぎていく「日常」を「特別」なものにする、というような意味合いである。 週5日は仕事と家の往復で、仕事に家事に忙しい日々を送り、せっかくの土日も、日々の疲れから家でだらだらと過ごす…何かこう、キラキラした特別に素敵なことなんて、あまり起こらない。 けれど、ここ最近、体調が優れなかったこともあって、

          How to Romanticize Your Life - 「日常」を「特別」に変える

          Me time - 自分と向き合う、ひとりの時間の過ごし方

          付き合ってから割とすぐにコロナ禍に突入して、そのまま結婚したから、ここ3年近く、二人でいる時間が多かった。 最近になって、少しずつだけどお互い友達に会う時間などが増えて、家で一人で過ごす時間ができてきた。 わたしは元々、一人で過ごすことが好きなタイプである。 一人で、自分のペースで、誰の目も気にせず自分らしく過ごせる時間は気楽で好きだ。誰と接するわけではないから、何のいさかいもなく、気を遣うこともなく、ストレス要因がないので当然である。 ただ、わたしの場合、一人の時間を心か

          Me time - 自分と向き合う、ひとりの時間の過ごし方

          サンダルを洗った夜。

          夏は苦手だ。というか、この暑さが平気な人なんていないと思うのだけど、毎日毎日、息をするだけで一苦労だ。 この殺人的な暑さと、あらゆる方向から降ってくるストレスの嵐で、ここ最近は体調が優れず、気分が落ち込むばかりだった。 そんな身体が重たい夜、ふと思い立って、サンダルを洗った。 黒ずみが目立ち始めてきたけれど、知らんぷりをしてきた、マスタード色のサンダル。 この夏は毎日のように履いていて、平日も休日も出ずっぱりだ。 汚れてきたかわいそうなサンダルを長いこと見て見ぬ振りしてたの

          サンダルを洗った夜。

          今日はストレスレベルが一億を超えたので、ブックオフで本を爆買いしてやった。本を6冊買って、3,000円! 自分の元気の取り戻し方を知っておくことは、とっても大事。

          今日はストレスレベルが一億を超えたので、ブックオフで本を爆買いしてやった。本を6冊買って、3,000円! 自分の元気の取り戻し方を知っておくことは、とっても大事。

          「お腹の子には、自分で性別を決めてもらう」という同僚の言葉から、これからの時代の子育てについて考えた

          もうすぐ出産を控える同僚がいる。 元気にお腹の中で毎日動いているようで、たまにお腹に向かってわたしも声をかけてみたりする。そんなある時気になって、もう性別は分かっているのかと聞くと、「一応股の間にはついてるみたいだけど、性別はこの子に決めてもらうわ」との回答が返ってきて、ドキッとした。 多様性が認められつつある今の時代だが、まだまだ日本はLGBTQIA+のコミュニティにとって、生きづらいことが多いと思う。 理解されているようで、理解されていない部分があまりにも多いし、偏見や

          「お腹の子には、自分で性別を決めてもらう」という同僚の言葉から、これからの時代の子育てについて考えた

          本屋さんってやっぱりいいなあ。

          この週末、久しぶりに本屋さんに行った。 ここ数年はKindleで本を読むことが多く、あまり本屋さんには行っていなかった。 久しぶりに紙の本が読みたくなり、学生の頃よく行っていた新宿の洋書専門店「紀伊国屋書 Books Kinokuniya Tokyo」に夫と行ってきた。 タカシヤマタイムズスクエア南館の6階にあり、フロアに並ぶほとんどの書籍が英語をはじめとする外国語という、日本では珍しい、たくさんの洋書に出会える場所だ。 以前は紀伊国屋書店が1〜6階を占めていたと思うが、現在

          本屋さんってやっぱりいいなあ。

          雑記

          仕事でも家でも移動中でも、文字ばかり読んでいる。 仕事では観光系のウェブ媒体(日英)の運営、移動中は苦手な電車から意識を逸らすために夢中になれる小説(英)を読む。 家に帰るとその日のニュース(日英)を読み、最近はサボっているが聖書(日)のその日の該当箇所を読み、調子が悪い日は詩集(日また は英)を開き、調子が良い日は小説(英)やら自分がそのとき興味のある分野の本(日または英)を読む。 日本語と英語がごちゃ混ぜの毎日で、主にこの2つの言語から生まれる言葉で現在のわたしが形成さ

          結婚しました。

          2022年2月22日(火)のゾロ目の日、スーパー猫の日なんて巷で呼ばれていたらしい日に、結婚した。26歳10ヵ月。 小学生の頃、プロフィール帳というものが流行っていた。 人気のキャラクターものや、キラキラしたおしゃれなデザインまで、様々な個性溢れる文庫本サイズくらいの、いろんな質問が載ったプロフィール用紙を、友達やクラスメイトと交換しあった。 その質問の中に、「いくつで結婚したい?」というものがあって、わたしはいつも「22さい」と答えていたことを覚えている。 大学生の頃、こ

          結婚しました。

          アジア人として生きること ー米国のヘイトクライムを考える

          今年に入ってから、いや、本当はもっと前からあったのかもしれない、アジア人に対するヘイトクライムがアメリカで急激に増えている。 アジア人を狙った暴力事件、犯罪は、この2ヵ月間で500件を超えるという。毎日のようにお年寄りを狙った暴力事件の映像やニュースが流れてくる。そして先日起こった、8人の犠牲者を出した残忍な銃撃事件。そのうち6名は、アジア人女性だった。 わたしは自分の経験から、アメリカでのアジア人としての生きづらさを感じていた。表立ったヘイトは感じないけれど、いつもどこか

          アジア人として生きること ー米国のヘイトクライムを考える

          わたし流"Slow Living"+サステイナブルな暮らし

          何かを買うときは、環境のこと、未来のこと、そして心と身体の健康のことを考えて、日々選択するように心がけている。それが、いわゆるサステイナブルな暮らしに繋がっているのだけれど、わたし流のサステイナブルな暮らしの3つの心構えを考えてみた。 「無理をしない」「一気に変えない」「完璧を目指さない」 これを頭に置きながら、わたしはサステイナブルな暮らしを目指している。 最初に言っておくと、わたしはまったく完璧ではない。カップラーメンを食べてしまうことだってあるし、冷凍食品を食べること

          わたし流"Slow Living"+サステイナブルな暮らし

          自分を正しく評価する(国際感覚をもって働くということpart.2)

          以前、「国際感覚をもって、働くということ」をテーマに、外国人社員に対して、必要以上に「特別」というレッテルを、日本人社員が無意識に貼っていることが気になり、国際感覚をもって働くということは、ナショナリティでカテゴライズせず、すべての人に平等な環境を与えることだという記事を書いた。 今回は、仕事で採用を担当する機会があり、その時に目立った「謙虚さ」について、書きたいと思う。 わたしは仕事で英語メディアの運営を担当している。いわゆる編集長みたいな仕事をしているのだが、先日既存

          自分を正しく評価する(国際感覚をもって働くということpart.2)

          みんなきっと、見えない想いを抱えながら生きている

          どれだけいつも元気に見えたとしても、苦労なく過ごしているように見えたとしても、人はそれぞれの過去を抱え、自分だけの闇と戦いながら、生きている。 たとえ人の頭の中を覗ける能力があったとしても、覗きたくないと思う。 いいことも、悪いことも、小さな嘘も、たくさん詰まっていて、それら全てを覗いてしまったら、その人のすべてを受け止めることは、たぶん出来ない。 最近、仕事では立て続けに人が辞め、休職者が続き、心が痛むニュースが続いている。いかに毎日「普通」に働くことが大変で、実は絶妙な

          みんなきっと、見えない想いを抱えながら生きている