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わたし流"Slow Living"+サステイナブルな暮らし

何かを買うときは、環境のこと、未来のこと、そして心と身体の健康のことを考えて、日々選択するように心がけている。それが、いわゆるサステイナブルな暮らしに繋がっているのだけれど、わたし流のサステイナブルな暮らしの3つの心構えを考えてみた。

「無理をしない」「一気に変えない」「完璧を目指さない」
これを頭に置きながら、わたしはサステイナブルな暮らしを目指している。
最初に言っておくと、わたしはまったく完璧ではない。カップラーメンを食べてしまうことだってあるし、冷凍食品を食べることだってある。週末のお昼はUber Eatsで楽をしてしまうことだってある。でも、たまにはそういう力を抜くときだって、あってもいいじゃないかと思うのだ。これが、「無理をしない」と「完璧を目指さない」姿勢の一例である。
サステイナブルな暮らしは、長い目でコツコツ続けるものであり、少しずつ、少しずつ、自分の暮らしをサステイナブルな暮らしに寄せていく、小さな小さな積み重ねの連続である。
だから、最初から完璧な形を目指していたら、気力が持たないのである。何十年先も、おそらくは死ぬまでずっと意識する暮らしの形だから、一歩一歩、少しずつ慣らしていって、意識しなくてもサステイナブルな暮らしの選択ができるように仕上げていく。だから、「一気に変えない」のである。

"Slow Living"だとか、"Minimalism"という暮らしの哲学も、サステイナブルな暮らしと一緒に語られることが多い。
これらの芯にあるものだって、3つの心構えに通じるものがある。
わたしは気がついたときには、この「ゆっくり生きること」と、「ものを少なくもつこと」を実践していて、後付けでこれらの哲学に自分の生き方を当てはめたことになる。自分の身体や心に耳を傾けて、今の自分に何が必要かを考えるのだ。
セルフケアを蔑ろにする人が多いと聞くし、東京のような大都市に住んでいると、slow downすることがなかなか難しいと思うかもしれない。作られたもの、便利なものに慣れすぎて、サステイナブルな暮らしが難しいと思うかもしれない。
だけど、今、自分がいるところで、出来ることはいっぱいある。

今、わたしがこのパソコンで文字を打っているデスク周りには、昨日近所の花屋さんで、一緒に住む彼が買ってきてくれた綺麗なピンク色のカーネーションが10本と、白く可愛いたくさんのかすみ草が飾られている。よく見ると、カーネーションの一本のつぼみの先からは、小さなピンク色が少しのぞきはじめている。もうすぐ咲きそうだ。
少し視線を窓の方に向けると、2本仲良く並んでいるサボテンが入った鉢と、白い毛がふわふわ生えた1本のサボテンの鉢、そしてまっすぐ天井に伸びる、小さな多肉植物が1本。後ろを振り向くと、たくさんのモンステラをはじめとする観葉植物たちがずらり。これらは彼の趣味で、今朝も赤ちゃん(新しい葉)を見つけて嬉しそうだった。
このように、ゆっくり呼吸しながら、草花の成長を感じることは、都心でも、家でもできる。なかなか遠くへ出かけられなくても、自然の美しさを愛でることはできる。
そして、サステイナブルな暮らしは、多くの人が持っているイメージのように、何もお金持ちだけができる暮らしではなく、高いものだけを購入する暮らしでもない。オーガニックの高級スーパーに行かなくても、近所のスーパーマーケットや八百屋さんで、サステイナブルな暮らしは実践できる。お肉を選ぶより、国内の農家さんに大切に育てられた野菜や果物をいっぱい買う、一回きりの調味料を買うのではなく、家にあるもので工夫できるか考える、長くいろんなものに使える調味料を買う、などなど、普段の買い物に少しの意識を向けるだけなのだから。

仕事に全力な平日は、時間を意識して効率的に動くし、常に結果を出そうと頭をフル回転にしている。自分で言うのもなんだが、仕事に関することはすべてかなりストイックである。
でもその代わり、休みの日は、お家で勉強したり、本を読んだり、猫や旅の動画をいっぱい見たり、時に簡単なヨガで身体を動かしたり、お茶を飲んでリラックスしたり、かなり力を抜く。
自分の心と身体に耳をすませて、不調なところは見逃さないし、何が今の自分に必要かをじっくり考えるようにしているのだ。

「無理をしない」「一気に変えない」「完璧を目指さない」
プライベートな時間をどう過ごすかは、自分に委ねられている。
自分で自分のご機嫌をとるのも、ハッピーに暮らすのも、すべて自分の責任だ。
ゆるーくマイペースに、わたしはこれからも、自分と大切な人が心地よく健康に暮らせる方法を、ゆっくり見つけていくだろう。
自分なりの、「今、ここで生きる人生」を楽しむ方法を探すことに、終わりはないのだから。

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