maji kakeru

maji kakeru

最近の記事

UFC 264から268を見た

海外からの帰国、自宅隔離期間なので、ずっと見てなかったUFCの大会を264から最新の268まで、順番に一気に見ました。見るだけで体力が削られるほどの、さすが世界最高のMMAの舞台です。久しぶりなので、かなり知らない選手ばかりになっていました。 まず264、メインはポワリエvsマクレガー。いちおう試合も順番に書きます。1試合目は、バンタム級でショーン・オマリーvsクリス・モウティーニョ。どちらも知らない選手ですが、急遽代役で出たという新人モウティーニョのブライトな緑髪が目立ち

    • VICE編集部が本気で選んだ、2010年代ベストアルバム100 (中編)

      67位、JOHN MAUS「WE MUST BECOME THE PITILESS SENSORS OF OURSELVES」(2011年、SYNTHPOP)、最初聴いた時はすごいおもしろく感じたんですけど、現代の奇跡っぽくて。でも今、他の作品も含めて聴き返すと、雰囲気はいいけどそこまでじゃないかな、と。もろジョイ・ディヴィジョンじゃん、とか。 66位、J BALVIN「VIBRAS」(2018年、LATIN POP)、自分にはここが本格的なレゲトンへの入口でした。こりゃ最

      • ワクチンについて さや 2021.07.15更新

        6月のドイツのツアーから日本に帰ってみると、友人の多くがワクチンに対して抵抗感を持っているのを知りました。 実際、たかしも向こうでワクチンを打つまではかなり悩んでいましたので、そういう気持ちが分かります。私たち自身の体験やほんの少しの知識ですが、ためになればと筆を取る次第です。(今はワクチン不足が心配です。) これから何をすれば良いのだろうと、自分に問い続けたこの1年半。今もすぐに涙が出てきそうだけど、今後どのようにして、安全、日常の暮らし、外食、ライブ活動などが可能にな

        • FACT誌「The 50 best trip-hop Albums of all time」(前編)

          自称トリップホッパー(ただのファン)としては、この50枚は今でこそ聴き返さねば!、という強い使命感で臨みます。自分の考えるトリップホップとは、「UK主体のインストのヒップホップ」ってぐらいなんですが、敢えて付け加えるとブリストル発ってのもあって、「レゲエ、ダブ色強め」ってとこですか。やっぱりマッシブ・アタックとポーティスヘッドのイメージ。 そして、結局Ninja TuneとMo Waxなんですよね、トリップホップって。音もビジュアルも、この2つのレーベルによって支配されてい

        UFC 264から268を見た

          VICE編集部が本気で選んだ、2010年代ベストアルバムベスト100 (前編)

          自分が常にレコードを買っているような音楽好きのつもりでいても、年齢と共にいつのまにか狭い範囲でしか音楽を聴かなくなっています。しかも、それでいいと思ってしまうんです。好きなものだけ聴いてりゃいいじゃん、みたいな。そうやってると、気付くともう20年ぐらい、現行の新しい音楽は知り合いのものぐらいしか聴かなくなっていました。でも、それで充分に満足してたし、同じ年の知り合いもみんなそんな感じか、まあそれ以上の強者とかもいますが、、、 2019年の終わり、ネットでふとある記事を目にし

          VICE編集部が本気で選んだ、2010年代ベストアルバムベスト100 (前編)

          植野DatPiff日記28FACT誌の2015年ラップアルバムベスト20

          FACT誌「The 20 Best Rap Albums of 2015」 色々な雑誌の年間ベストで、Factは群を抜いて独特です。基本メインジャンルがテクノのせいか、他の雑誌のような幅広いジャンルに対する配慮もないし、ポップスの世界ともほぼ無縁で、ハイプ一切無しで小気味がいいです。 自分はそういう偏見に満ちた愛のある雑誌、記事が好きです。もともと日本の雑誌を読まなくなったのも、(当時で)どの雑誌も褒めるもの、作品がどの雑誌もタイミング含めて同じになり、どれを読んでも面子

          植野DatPiff日記28FACT誌の2015年ラップアルバムベスト20

          植野DatPiff日記27ピッチフォークミクステベスト50

          Pitchforkで、「The 50 Best Rap Mixtapes of the Millennium」という特集がありました。まさに今の自分にピッタリな企画で早速チェックして、感想みたいなものを書いてみました。それぞれの紹介欄の1番下に、DatPiffかlivemixtapesのフリーダウンロードできるリンクがあるので、1つも聴いたことがない人でも、自分のようなiTunesやSpotifyに入ってない人でも楽しめるようになっています(いくつか例外がありますが)。 気

          植野DatPiff日記27ピッチフォークミクステベスト50

          植野DatPiff日記26キロキッシュ

          Vince Staplesを聴いてると、必ず登場するかわいい声の女性。「Big Fish Theory」なんか4回も出てくる!、、、気になって調べてみたら自身の作品もあるってことで、、、DatPiffに最初のEP「homeschool」(2012年)とミックステープ「K+」(13年)があって、どっちもとても良かった! 彼女の名前は、Kilo Kish。歌手だけじゃなく、ソングライター、ヴィジュアル・アーティスト。画家、ファッション・デザイナー、モデル、女優などもやるらしい。

          植野DatPiff日記26キロキッシュ

          植野DatPiff日記25 100s

          ラップのスキル申し分なし、ルックス良し、の100Sの2012年のデビューミックステープ「Ice Cold Perm」は、Gファンクというよりもっとフューチャリスティックなテクノのようでもあり、ジャケをオマージュしたスヌープというよりドレイクを先駆けてるようでもあり、、、ヒップホップというより、R&Bにも被るような、でもそこからも少しずれたところにあるような、何か新しい感触がする名作だと思います。 この頃には、もしかしたらそういうものが多かったかもしれません。時代に常に一つだ

          植野DatPiff日記25 100s

          植野DatPiff日記24モジー

          自分はどうも多作の人が好きで妙に気になってしまい、Mozzyのリリースペースがすごいので気になりました。 見える多作と見えない多作がありますが、実際沢山作っているのにリリースしないタイプ。あと、絞ってリリースしてるのに多作っていう怪物もいますね。ディランとか、、、the bootleg seriesがあるんで最終的には「見える多作」になりましたけど、、、自分は見える多作が好みです。だから、James Ferraroとかも気になります。 ネット時代になって、自分もそうですが

          植野DatPiff日記24モジー

          植野DatPiff日記23Young Yujiro

          しばらく更新してなかった、、、のはですね、人生初めて日本語ヒップホップにハマってたからなんです。と言ってももちろん、全く聴かなかったワケじゃないく、それぞれの時代に適度に聴いてたりはしてたんですが、特にハマったワケでもなく、CD枚数でいうと50枚ぐらい持っている程度でした。DJ Krushはずっと大好きですが、日本語ヒップホップってわけじゃないし、、、ECD、キミドリ、マイクアキラとかですかね、好きだったのは。 それで去年の頭ぐらいに一度、「よし、今のジャパニーズヒップホッ

          植野DatPiff日記23Young Yujiro

          植野DatPiff日記22フューチャー

          ここに書く中では、かなり売れているほうであろうFutureです。日本語の記事も多そうなので、今更自分が書くことは何もない気もしますが、いちおう「私的トラップ四天王」と銘打ったからには、最後の1人となってしまったので何か書くことにします。 これを機会にあまり聴いてなかった初期の作品も聴いてみました。 自分は、Futureを初めて聴いたのがCDで買った「DS2」 で、これはかなり衝撃でした。なんだこの退廃的で未来的なサウンドとヴォコーダーなヴォーカルの不思議なカッコいいマッチ

          植野DatPiff日記22フューチャー

          植野DatPiff日記21プレイボイカーティ

          Playboi Carti、プレイボーイという名前の通りルックス良しで、モデルもやってます。自分の価値を分かって、的確な努力とコントロールができるタイプです。自分なんかとは、絶対に友達になってくれなそうなタイプです、チクショー。でも、発表する音楽は本当に素晴らしいです。 と言っても、現在までに発表した作品は、アルバム単位だと2つしかありません。商業ミックステープである「Playboi Carti」と、スタジオアルバム「Die Lit」です。「商業ミックステープ」とか言って、

          植野DatPiff日記21プレイボイカーティ

          植野DatPiff日記20ヨンリーン

          日本語で大きく「深い悲しみ」って書かれたびみょーなデザインのジャケを見つけて(DatPiffで)、この人の他の作品のジャケも見てみたら、今度は同じく大きな日本語で「ヨンリーンやりー」ってのが更にびみょーなジャケであって、どうやらこの「ヨンリーン」が、「Yung Lean」なのかな?これって、「ヤング・リーン」って読むんじゃないんだ、えーホントにそうなのかなー、、、とか思いながら聴いてみました。他には、たまらなくヴェイパーウェーブなデザインの「neal yung 2003」って

          植野DatPiff日記20ヨンリーン

          植野DatPiff日記19モンタナ300

          Montana of 300、モンタナ300って書くとモンゴル800みたいですが、ジャケがおどろおどろしい禍々しいものが多くてですね、まず最初の作品、2014年の「Cursed With A Blessing」なんかは、半分骸骨でDanzel Cueeyの「Ta1300」(これでタブーと読む)に似てて、、、ってTa1300のほうが18年で後ですが、、、YoungBoy Never Broke Againの「Still Flexin, Still Steppin」のジャケにも似

          植野DatPiff日記19モンタナ300

          第1回 きけるミーティング

          11月15日に、1回目のきけるミーティングを行いました。 大好きなコクテイル書房さん、斎藤友秋さん、そして出演の立石草太さん、 それから来てくださった皆さま、ありがとうございました!楽しんでいただけましたか?一人一人の方と思っていることを言い合ったりとか、 そんなことを思い浮かべて、始めようと思った企画でした。 今回は、私も曲で演奏するのが頭にあったりして、 お話とライブと分けれなかったところがありましたので、 ここでお話の部分を補足がてら書きたいと思います。 お時間がある時

          第1回 きけるミーティング