![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59237720/rectangle_large_type_2_badeb4aeae7167934efd61d1d8c111e2.png?width=1200)
ダーウィンが社会にもたらした影響。
皆さんこんにちは。
今日は
チャールズ・ダーウィンの「進化論」
について少しお話します。
皆さんはこの「進化論」についてどのぐらいご存知でしょうか。
この写真のような猿から僕たち人間にどんどん優秀になってきたというイメージでしょうか。
少し遠回りになりますが、簡単な例え話をさせてください。
日差しの強い地域を想像してください。
日傘を持っている人(離せないものとする)と持っていない人ではどちらが生き延びられるでしょうか。
それでは反対に日差しの弱い地域ではどうでしょうか。
きっと答えは反対になるはずです。
日差しの強い地域ではその日傘がまさに生死に関わるでしょう。
ですが日差しの弱い場所では離せないその日傘は単に邪魔になります。
すると時間が経つごとに日差しの強い場所には日傘を持つやつが集まり、日差しの弱い場所には日傘がないやつが集まるようになりますよね。
実はこれ、白人と黒人がいる理由なんです。
メラニン細胞というここでいう日傘の役割を持つ黒い色素の細胞があります。
この細胞があれば、紫外線から細胞を守ることができるのです。
ですが、日差しの弱い場所では日差しを遮断するメラニン細胞のせいでビタミンの生成ができなくなったりします。
その結果、アフリカのような紫外線の強い地域にはメラニン細胞の多い人たち、(つまり黒人)が有利になり、北欧などではその逆が(つまり白人)起きました。
まさにこれこそが
ダーウィンの進化論
なのです。
どんどん優秀になっていくのが進化ではなくて、その環境に適応したやつが生き残っていくというのが正解なのです。
いわゆる自然選択説はあくまでボスは環境であり、手先である僕たちの側に優劣はなのです。
実際にこの日差しの強さがアフリカとヨーロッパで逆であれば肌の色も変わっていたと思います。
この考え方をもう少し広げてみましょう。
環境が僕たちの進化を決めるのであれば、僕たちの環境は1人として同じものはないはずです。
(親も生まれる場所も時代も自分で決められる環境ではない。)
ですから僕たちが同じように進化するはずがないですよね。
極端な話、今は知能の高い人たちが有利な環境ですが、地球に隕石が落ちて社会が機能しなくなったらその限りではないはずです。
進化論はあらゆる科学の分野に革命を起こしましたが、同時に優生学のような致命的な誤解を招いてしまいました。
コロナ禍で分断が進んでいる現代だからこそ、今一度僕たちの科学的に正しい現在地を見直してみませんか?
ダーウィンの種の起原は少し難しいかもしれませんが、今では何冊も読みやすいものがあります。
是非読んでみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?