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NHKドラマ『古見さんは、コミュ症です。』初回を観た話。

2021年は「おかえりモネ」「ひきこもり先生」「ペペロンチーノ」。そして「古見さんは、コミュ症です。」。もう今年はとんでもない名作ぞろいです、もはやNHKドラマにハズレなし。やべー。やべーよ。

というわけで、こんにちは。
ヘビーTVウオッチャーの瑞野蒼人です。
さて、今回ご紹介する番組はこちら!

【ドラマ「古見さんは、コミュ症です。」】

9月6日よる10時45分から
NHK「よるドラ」枠で放送開始となりました。

私ですね、実は原作マンガの大ファンなんです。1巻から最新刊まで全制覇しているガチ勢なんです。 

もちろん「いつかドラマ化を・・・!」とも熱望しておりました。そーしーたーらーば!!まさかのアニメ&ドラマ化が同時決定。しかも、ドラマはみなさまの公共放送・NHKが担当という驚きの展開。もうこれ以上ない安心感で私満たされまくっておりました。

というわけで、初回をリアタイしてまいりました。


【バチバチにキマったキャスト】

いやー、なんと言っても主演。主演主演主演。

まっすー(増田貴久)がすっごいハマってるんですよね。ジャニーズなのにこんなになんの変哲もなければ特徴もないやや地味寄り標準型男子高校生へと化けることができるのか不思議でしょうがない。てかまっすーが35歳という事実を後から知ってさらに衝撃だったんですけど。アラフォーが高校生役ってなかなかぶっ飛んでますよ。

あと、古見さん役の池田エライザさんもすごくいいですね。古見さんって、全校生徒が魅了されるガチモンの超ド級美人なんですよ。これを演じられる女優さんはマジで今の若手さんにはなかなかおらんやろうと思ってたんですが、バチバチにハマってますね。黙ってるだけでも絵になる女子・古見硝子恐るべしぃ!!!

まあこのように、学園ドラマなんだけども、年齢相応の若いキャストを揃えるのではなくあえてキャラ表現重視・年齢度外視で集めております。その点に制作サイドの本気度が感じられます、それもよきかな。


【ドラマ仕様のストーリー】

それと、肝心要のストーリーに関してですが、やはりドラマのスタイルに合わせて原作から若干の改変が入ってます。特に、原作の中では1年次から登場するキャラと2年次から途中登場するキャラがいるのですが、ドラマでは主要人物のみを厳選して1年生からほぼ全員出演させています。

また、原作では変わり者だらけの笑える学園コメディ的な展開が主軸なのですが、ドラマ版では「普通」というキーワードに主軸をすげ替えて展開されるようです。

主要キャラクターそれぞれが人間関係の構築の仕方が上手でなく、何かしらの問題を抱えて高校デビューをしている。それゆえに、他の人との関わり方、距離の図り方をどうすればいいのかわからない。そんな苦しみや「普通の高校生活とは何?」っていう問いかけが存分に描かれています。今のコロナ禍の状況とある程度マッチするようなメッセージでもありますね。

なのでそのせいか、ヤマンバギャルキャラの万場木さんが内心では自分の状況にかなり苦しんでいるような描写があったり、原作からやや表現を大きくした部分もあったりします。なので、原作の明るくわいわいごちゃごちゃした雰囲気が好きなんだぁ!!っていう方だとちょっと重たくない?って感じるかもしれません。私は許容範囲内ですが。

とはいえ、そこはもちろん信頼と実績のNHK。30分という限界値にできるだけ原作の世界観を盛り込んで制作していただけているものだと私は信じておおります。第一話だけ視聴しておりますが、とってもいい感じだなぁとは思っております。


【個人的胸アツポイント】

個人的な感想ですが、第一話にこの漫画の象徴ともいえる只野くんと古見さんの黒板を使った対話シーンがふんだんに盛り込まれててすごくよかったです。これはマジで胸アツだったわー。

「よるドラ」は30分尺での放送なのでいかんせん盛り込めるエピソードに限界があるんですが、なんとそのうちの15分そこそこをぶち込んで2人の初めての対話シーンを描いてくれました感謝感激雨嵐。あっ、NEWSなのに嵐って言っちゃダメかな(うるせぇ)


というわけで、「古見さんは、コミュ症です。」初回をレビューいたしました。いやー。またしても素晴らしいドラマに今年出会ってしまいました。今年はマジで当たり年かもしれないです。出会ってしまったからには、最終回までしっかり見届けようと思いますよ。

さあ、古見さんはドラマでも友達100人作れるかなぁ???

それでは、また。



おしまい。



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