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#106|WEBライターが自分の専門分野を見極める2層のフィルター

フリーのライターとして紙・WEBに書くようになり4か月。曲がりなりにも生きられるだけの収入を得られるようになった今、「WEBライター」という仕事を振り返って感じるいろいろをつづっています。

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前回記事「WEBライターが『専門分野』を持つ強み」の続きです。

専門分野を持つと言っても、「じゃあ、どうやって見つければいいんだ」という疑問がでますよね。おそらく誰もが再現できる、簡単な方法をシェアします。

「専門分野」になり得るために必要な2つの要素

まず「予備知識の有無」で精査する。次いで「書いていて苦にならないか」で絞る。これがシンプルで誰にでも当てはまるかなと。

一緒に取り組んでみましょうか。

1つ目のフィルター「予備知識はあるか」

1つめのフィルター「予備知識」から始めますね。

予備知識の有無は記事の質に影響を及ぼす大切な要素です。予備知識があるということは、その分野の「温度・湿度」が分かるということを意味するからですね。

よって専門分野を見極める際には、「自分が予備知識を持っている分野」を見つけることから始めること。

分野の「温度・湿度」とはその分野特有の言葉の意味や言い回し、読者が言葉の奥に感じる概念といったものです。
前回記事の「分野には特有の温度・湿度がある」で書いています。よろしければ合わせてどうぞ。

さてこの「温度・湿度」が分かる程度に予備知識を持っている分野というのは、人は複数持っていることが多いものです。ある程度専門的な用語が理解できる分野……、これまで仕事で携わった分野、趣味で深めた分野など、いろいろありませんか?

さてどれを自分の「専門分野」に育てよう?

まず「予備知識のある分野」、平易に「知ってる分野」にしますね、それらの分野には順番がつけられるはずです。
ものすごく詳しくてオタクと呼んでほしいくらいのものから、まあ人よりちょっと詳しいけど?というレベルまで。はい、ちょっと順番つけてみてもらえますか?

つきました?その順番は覚えておいてくださいね。では2つ目のフィルターを通します。


2つ目のフィルター「書いていて苦にならないか」

もう、そのまんま。
これ以上言うことないくらい、そのまんま。

やっぱり書いていて「気分が乗る分野」と「気分が乗らない分野」というのはあります。だって、人間だもの。

「お仕事として書くなら割り切る」という方もいるでしょう。偉いなあ、凄いなあと思います。私は無理でした。

だいたい「気が乗らない分野」というのは、どこかでザラっと違和感を覚えます。クライアントさんとのやり取りの中だったり、レギュレーションを見た瞬間だったり、リサーチの段階だったり。

そして予感はだいたい当たります、生憎と。
気分が乗り切らないのに、自分を騙しだまし書いていることが先方にも伝わるんでしょう。テストライティングに合格できなかったり、継続にならなかったり。そしてその結果にひそかに安堵を覚える自分‥‥。

もう、これって、いろいろもったいないじゃないですか。双方にとって。

だから「書くときに気が乗る分野かどうか」というのは、とっても大切なフィルターだと思っています。これから長くWEBライターというお仕事を続けていくなら、なおさらです。


気をつけないといけないのは、1つ目のフィルターで見つけた「知っているNO.1」だった分野が、イコール必ずしも「気が乗る分野」とは限らないということです。

仕事としてやっていたからすごく知識はあるけれど、その仕事が嫌になりWEBライターになった。だからその分野にはもう関わりたくないというケースもあると思います。
そんな時に「知っているNO.1」だからといって、その分野を専門にしてしまうと悲惨ですね。ずっと付き合わないといけない。

だから2つ目のフィルター「書いていて気が乗るかどうか」を通す必要性が出てくるわけです。


WEBライターが専門分野を持つメリット

専門分野を見極め、その分野のお仕事を主にお引き受けするようになるとメリットがくっついてきます。

「○○専門ライター」と名乗れる
実績に統一感が出て説得力が上がる
報酬までのサイクルが速くなる

このあたりは、また次回書きますね。

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