泊まれる本屋?「松本十帖」元旅館の大浴場が本箱になった!
また見付けちゃった!
泊まれる本屋「松本十帖」。
泊まれる美術館、泊まれる公園、泊まれるテレビ塔など、「泊まれるホニャララ」を巡っているんですが、今回は、長野県松本市にある「松本十帖」。
最近は、古い旅館や古民家をリノベーションしたホテルなども多く見かけるようになりましたが、「松本十帖」の前身となったのは、なんと江戸時代創業の旅館。
しかもユニークなのは、ブックホテルであること。
そして元々大浴場だったところが本箱になった光景がすごかったんです!
読書好きな友人と行って来ました♪
⭐民間による地域活性化プロジェクト「松本十帖」
「松本十帖」は元々、江戸時代の1686年(貞享3年)に浅間温泉で創業した老舗旅館「小柳」の再生プロジェクトとしてオープンした旅館。
美しい「漆黒の城」松本城からほど近い浅間温泉は、アルカリ性単純温泉でお肌がスベスベになる「美人の湯」。
ちなみに1504年に築城された松本城は国宝。
天守が国宝指定されているお城は全国で5つあるそうです。
(松本城、姫路城、犬山城、彦根城、松江城)
それにしても、創業から338年!?
ひぇ~!
2022年7月、2つのホテルにリノベーションされ、グランドオープンしています。
そのオープンのストーリーがステキなんです。
全国に数多くある元気のなくなった温泉街、そのひとつが浅間温泉。
地方都市の活性化には一般的に公的資金が投入されることが多い中、2018年に「小柳」の再生を引き受けた現社長は「民間企業として何ができるのか?」という挑戦を始めたそうです。
つまり、「小柳」の再生は、
✅「民間事業者による地域活性化プロジェクト」
✅「中小企業によるプロジェクト」
として注目を浴びているのです。
・駐車場がないのに巨大な収容人数
・階段と段差だらけの建物
など、多くの問題を抱えていたといいます。
⭐「おやきとコーヒー」でチェックイン
チェックインは、駐車場横のレトロなカフェ「おやきとコーヒー」で。
こちらも古民家を再生したカフェ。
「あ、おやき、美味しそう♪」
と、カウンターにあるおやきを横目に、2階に案内されました。
なんとも歴史を感じる店内。
駐車場があるこのカフェから坂の上にあるホテルまでは徒歩3分。
こちらで荷物を預けるとお部屋まで運んでいただけます。
こうして駐車場が離れていても、荷物を持って坂を上がる必要がないようにしてるんですね!
おやき、いいな~と思っていたら頂けるという!
やったー!
甘い系とおかず系、選べたので、普段、なかなか食べる機会がないおかず系、野沢菜のおやきにしました。
ここはホテルのレセプションも兼ねているので、館内の説明を聞いてチェックイン。
それにしても、土壁がレトロ過ぎる~☆
⭐「松本本箱」のオトナ本箱&こども本箱
左が「松本本箱」右が「HOTEL小柳」で、真ん中にあるのは「小柳之湯」という温泉です。
友人と私が宿泊したのはブックホテル「松本本箱」。
「小柳」は、ベビー&キッズウェルカムの温泉ホテル。
「松本本箱」はロビーからして既に本箱感、満載。
カウンターには地ビールやウィスキーやジンが並び、コーヒーなども自由に飲めるのが嬉しいですね。
ここへ来た一番の目的は「泊まれる本屋」。
お部屋に行く前に、まずは空いてる時間を狙って「Book store 松本本箱」のエリアへ。
宿泊者は24時間利用可、一般の方は12:00-17:00でオープンの完全予約制。
「本の道」「げんせん本箱」「オトナ本箱」「こども本箱」「三六七(367)」の5つのエリアがあります。
まずは「本の道」。
ここに置いてある本は、閲覧自由、そして購入も可能なんです。
この辺りが「げんせん本箱」。
「オトナ本箱」と「こども本箱」があるのですが、どちらも旅館の大浴場だったところ。
🔶「オトナ本箱」の本棚絶景!
脱衣所だったであろうスペースの真ん中にあるタイル貼りの台がレトロです~!
のれんをくぐって中に入ると・・・
なんという絶景でしょう!
天井は鏡になっていて、写り込むことで迫力満点!
大きな浴場と手前にあった小さな浴槽。
そして誰もいな~い☆
最高!
大浴場の名残りありありで、水道もそのまま。
ここには大人向けの本や写真集が。
長野の小布施町は、葛飾北斎が晩年を過ごした地だけに、北斎の浮世絵の写真集もあったので手に取りました。
「オトナ本箱」の前には、以前の洗面台がそのまま!
本箱の裏にはお籠りスペースがいっぱい!
どこにするか迷っちゃうよ~♪
温泉に入った後にも浴衣で読書タイム♪
漫画化された【君たちはどう生きるか】を1冊完読。
夜に行くと、お酒のサービスもあり、私は甘酒をいただきました♪
🔶「こども本箱」の本棚迷路とボールプール
階段を降りて「こども本箱」へ。
わ~!
こちらは浴槽だったところがボールプールに!
ライトはケロヨンの洗面器だ~!
可愛い~!
絵本などの子供向けの本がいっぱい!
蛇口や鏡もそのまま。
本箱で仕切られた迷路のようになっていて、お気に入りの本を探す宝探しのようですね!
とにかくめちゃめちゃ楽しめました!
インスタで動画を投稿しました。
以前は何か共有したい投稿について、友人に「これ見て!」とURLを送ったらそのまま見れていたのに、最近のインスタはログインやアップデートを求められたりしてちょっと見にくくなりましたね~。
見れるかな?
”泊まれる本屋”はこれで3つ目。
兵庫県三田市(さんだし)の「グランアップル神戸三田&寿の湯」の本棚もとっても綺麗でした!
京都の「TUNE STAY KYOTO」も超オシャレで、外国人の宿泊客が多かったですね。
泊まれるホニャララシリーズのマガジンはこちらです。
次週は「松本本箱」のお部屋や食事についての投稿です。
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