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#32 二重あごの原因と解消方法
姿勢改善パーソナルトレーニングジムSISEIの宮谷です。
「二重あご」は肥満や加齢によるものと思われている方も多いと思いますが、実は姿勢の悪さが原因であることが多いです。
現に若年層の中でも、体型は痩せているのに二重あごになってしまうと悩んでいる方も多く見られます。
今回は、そんな二重あごの原因と解消方法についてお話しさせていただきます。
二重あごになってしまう原因は?
下の画像を見てください。
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二重あごになってしまう原因の1つとして、日常的な長時間のスマホ操作やパソコンなどでのデスクワークによる影響が大きいと考えられます。
スマホ操作やパソコンでの作業時、集中するとついつい顔を画面に近づけてしまいますよね。
上図のように、首を前に突き出すような姿勢を「ストレートネック(スマホ首)」と呼び、首こりや肩こりの原因になります。
正しい姿勢と骨格に表して比べると・・・
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正しい姿勢は首の骨(頸椎)が後ろへ緩やかに曲がって(後弯)いますが、ストレートネックは頸椎が真っ直ぐになってしまっています。
人の頭の重さは個人差はありますが、約4〜6kgと言われています。
正しい姿勢は頸椎の後弯がクッションとなり、首の前後の筋肉がサポートして頭の重さを支えています。
ストレートネックは骨のクッションはまったく機能せず、首の後ろ、背面だけの筋肉で頭の重さを一生懸命支えているのです。
首の後ろには過度な負荷がかかる一方、首の前の筋肉は使われないため弱くなって弛み、これが「二重あご」の原因になるのです。
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また、首の角度でかかる負荷は増えていくと言われています。
画面に顔を近づけるほど、首の後ろや背面にはかなりの負荷がかかっていることになるのです。
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二重あごをスッキリさせるには?
二重あごをスッキリさせるためには、まずはストレートネックを改善する必要があります。
「スマホやパソコン使用時に、画面に顔を近づけないように意識する」こともすごく重要ですが、正しい姿勢に戻そうとしても、固まってしまっている筋肉をほぐさないと、なかなか改善されないこともあります。
ではストレートネックによって、首のどんな筋肉が固まってしまうのでしょう?
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側面にある「斜角筋群」「胸鎖乳突筋」、背面にある「後頭下筋群」「肩甲挙筋」「僧帽筋(上部)」が短く縮まって固まってしまう状態になります。
“頭を前に突き出す(頭部前方偏位)”姿勢を長時間続けることが、これらの筋肉に過度な負荷をかけ、緊張させ固めてしまう大きな原因になるのです。
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特に首の筋肉の中でも大きな体積を持つ「胸鎖乳突筋」は、ストレートネック姿勢の大きな原因です。
この胸鎖乳突筋がコリ固まると、頭を横に倒す動作(側屈)や、首を横にねじる動作(回旋)がしにくくなり、頭痛やめまい、寝違えたような首の痛みを感じやすくなります。
まずはストレートネック改善のために、固まっている筋肉をマッサージ&ストレッチでほぐしましょう!
【胸鎖乳突筋マッサージ】
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のどぼとけ下の鎖骨内側から耳裏まで走行しています。
引用:ar web
【肩甲挙筋・僧帽筋ストレッチ&胸鎖乳突筋ストレッチ】
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筋肉がコリ固まり過ぎて、上手く横に頭が倒せない人は、イスと手を使ってストレッチをしましょう。
力で無理矢理に伸ばすと逆に痛めてしまうので、深呼吸をしてカラダをリラックスさせ、ゆっくりじんわり行ってください。
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【後頭下筋群マッサージ&ストレッチ】
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胸鎖乳突筋は、顔のラインやデコルテ周辺を美しくさせる美容的効果も期待できます。
うつむきがちな現代社会において、胸鎖乳突筋がガチガチな人はすごく多いです。
毎日のストレッチでしっかりケアしましょう!
また、ストレートネックは胸の筋肉も固まりやすく、巻肩を併発しているケースも少なくありません。
巻肩改善のマッサージやストレッチも一緒に行うことが、ストレートネック改善には効果的です。
過去の公式Instagramで、巻肩について解説していますのでご紹介します。
【小胸筋・前鋸筋マッサージ&ストレッチ】
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二重あごにならないためには?
二重あごにならないためには、ストレートネックの原因に多くみられる「頭を前に突き出す(頭部前方偏位)」姿勢にならないようにする筋肉を鍛えてあげることが重要です。
頭部前方偏位によって、どんな筋肉が緊張して硬くなったり、逆に弱まって働きにくくなるのかを見てみましょう。
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赤矢印で示した〈硬化筋〉と、青矢印で示した〈弱化筋〉がクロスして存在していることが分かります。
〈硬化筋〉が固まって動かなくなることで、拮抗して働く筋肉である〈弱化筋〉が機能しなくなってしまうのです。
前項では、緊張して硬くなる〈硬化筋〉をほぐすストレッチ&マッサージ方法をお伝えしました。
今度は、弱くなって働きにくくなっている〈弱化筋〉をトレーニングで鍛える方法をお伝えします。
【椎前筋群トレーニング】
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【(頭・頸)板状筋/半棘筋・僧帽筋・菱形筋トレーニング】
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【僧帽筋下部・菱形筋トレーニング】
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まとめ
二重あごをスッキリさせるためには、ストレートネックを改善することが大切なことがご理解いただけましたか?
スマホやパソコンなしの生活が考えられない現代において、ストレートネックになっている人は本当に多くいらっしゃいます。
ストレートネックは巻肩や猫背も併発していることが多く、肩甲骨の可動域も悪くしてしまうため、腕の上げ下げに関する肩関節の働きにも悪影響を与えてしまう恐れがあります。
今回お伝えした解消方法が上手くできない人は、その動作に伴う筋肉が固まっていたり、機能しなくなっている証拠ですので、じっくりコツコツできるようにチャレンジしましょう!
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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