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バンクーバーの電車紹介:日本との違いを徹底解説!

最近すごい円高になっていますね!学費、寮費もこれから払うので、円高嬉しいです:)  留学行く人ラッキーですね!少しでも円高になれば、私も罪悪感なくイギリスでお金を使えるはず。

ということでバンクーバーへ留学した時に、現地の電車を目の当たりにして、日本の電車事情と違うなと思ったことが結構ありました。
今回はカバンクーバーの電車事情を紹介しようと思います:)


バンクーバーの電車について

バンクーバーも一応カナダの中では都会なので、日本の都市部と比べてもらえたらなと思います。

バンクーバーの公共交通機関ですが、大きな移動は電車で、電車でカバーしきれいない部分をバスで、ノースバンクーバーに行くなら(バスでも行けるけど)フェリーで、という感じです。

電車は「スカイトレイン」といいます。

progressive railroadingより引用。

名前の通り、地上の少し高い部分を走るので、ダウンタウン以外は高い所から景色を見下ろせる電車です。本当に名前ピッタリ!

私が利用していたExpo Lineはダウンタウン以外は地上を走っています。新しいCanada Lineだとほぼ地下になってしまうのですが、、

そして乗車方法ですが、「コンパスカード」という交通カードが基本必要になります。コンパスカードはどの駅でも販売機がありますし、言語設定で日本語を選択できるので、買うのも楽です。

青が一般、オレンジが未成年用です。
カード発行料で6$します(返金可)。

1回の乗車が約3ドル~ですが、コンパスカードに先にチャージしておく必要があります。留学などの長期滞在だとマンスリーパスを買う人が殆どです。


マンスリーパスの料金。未成年は一律61$。
10日程度の通学で未成年用は元とれるくらいお得です。

チャージやマンスリーパスの購入は駅の機械でもできますし、ネットでコンパスカードを登録すればスマホでもできます。マンスリーパスは購入日に関わらず毎月1日~月末が有効期限なので、私は留学の最初と最後の月は購入していません。

コンパスカードの定期さえあれば、電車・バス・フェリー乗り放題です。
正直ダウンタウンに行くことが殆どだったので、大人でホームステイ先がZONE3にあると定期も高額になってしまいきついですね。。


ゾーンという概念

早速カナダと日本の電車の違いの1つ目ですが、先程も出てきた「ゾーン」についてです。
日本では距離制の運賃体系が広く普及していますが、バンクーバー含め、ロンドンやパリなど海外の多くの都市では「ゾーン制」がとられています。

【ゾーン運賃制】

都市内をいくつかのゾーンに分類し、乗車してから下車するまでに通過するゾーンの数で運賃を決める方式のことを「ゾーン運賃制」といいます。一般的には、その都市を中心に、ほぼ同心円で区切ってゾーンを設定し、それぞれのゾーン内では距離に関係なく均一の運賃を払うことになります。

日本民営鉄道協会より引用

バンクーバーはゾーン1~3しかなくて結構コンパクトです。
ゾーン1が一番中心部で、ゾーン3と郊外に行くにつれてバンクーバーはほぼ住宅地しかないですね。(まあ大きい駅の周りだと商業施設もありますが)
空港もZONE3にあり終点になっています。

バンクーバーのゾーン地図。

そして基本的には同じゾーン内の移動だと交通費が安く済みますし、ゾーンをまたぐと高くなります。ゾーン1~2と、ゾーン2~3の移動だと、移動したゾーンは1つ分でも、後者の方が高くなることが多いです。

もし海外旅行行く際は、ゾーン1だけだと交通費も安く済みますし、観光名所がゾーン1にあることが多いので、ホテルをゾーン1で探すことをおすすめします。(まあ中心部にある分ホテルが高くなるのですが、、)


バンクーバーの郊外

そして日本と違うなと思ったのが、ダウンタウンと郊外の様子が全く違うこと!バンクーバーでは郊外の小さい駅だったら駅の周りにスーパーもお店もありません。郊外には家しかないのです。電車も郊外に行くにつれて住宅街しか見えません。
駅を出たら「家・家・家!!」なんていう光景はざらにあります。

まじめにこんな景色が延々と続きます。which mortgageより引用。

⚠️郊外でも大きめの駅は駅の周り栄えてます。

アメリカ含め、カナダも車社会なので家の周りに買い物する場所が全くなくても不便さは感じづらいんだと思います。
ただ車社会が故に渋滞が発生することも多く、「車は持ってるけどダウンタウンへの通勤は電車」という人も多いです。

そしてバンクーバーの郊外は、バーナビー、リッチモンド、ニューウェストミンスター、サレー、ノースバンクーバーなどになります。
ホームステイ先は殆ど郊外にありますし、私もバーナビーとニューウェストミンスターに住んでいました!

これだけ周辺都市が多いという事は、郊外に住む人口も多くなります。ウィキペディアで調べたときにバンクーバーの「都市圏人口」が246万人と表記されているのはこの郊外の人口も含めた時です。バンクーバーだけだと64万人らしいので、結構郊外の人口多いですよね。


電車の内装について

そして私がバンクーバーの電車で一番驚いたのが「座席」でした!

日本の都市部の電車だと横並びの席が多いですが、バンクーバーの電車はクロスシートというんですかね?バスみたいな席が多いです。

座席の向きは変えられないのでバラバラです。

これがなぜかというと、バンクーバーの電車は郊外⇔ダウンタウンの移動で使う人が殆どだから!(と考えました)

例えば朝だと、人が乗車してくる駅は郊外がほとんどで、降りていく駅はダウンタウンしかないんです。ダウンタウンになると乗車してくる人もほぼいません。(下手な説明ですみません、、)

簡単に言えば朝はみんな降りる駅がほぼ一緒なんです。ダウンタウンの駅は3,4つしかないので、そこでほぼ全員が降りていくことになります。夕方以降も乗ってくる駅がほぼ一緒です。
みんな郊外⇔ダウンタウンの往復で電車を使うので、乗車距離が長くなります。

たいして日本だと短距離移動が多いですし、日本の都市部ははかなり人口過密なので横並びの座席にして乗車できる人数を多くすることが重要だそうです。

あとはカナダに限った話じゃないかもしれませんが、バスや電車につり革がありません。なぜ?


自動運転!+バリアフリー

電車は自動運転で運転手がいませんし、駅員さんとかもいません。

redditより引用。
電車は運転席がないので両端先頭に座るとそのまま景色が見れます。

あとバリアフリーがすすんでます。電車とホームの差がすごく狭いので、車いすの方でも補助なしで乗り降りできるようになっています。
自転車が電車に乗せれたり、ベビーカーや車いす用のエリアがあったりと色んな人が利用できるようになっています。


路線が少ない

一番最初にのせた写真ですが、バンクーバーはかなり路線図がシンプルです。バンクーバーの電車は3路線(Expo, Canada, Millennium)しかありません。

東京には路線は40以上。
ソウルには路線は23以上。
ニューヨークは24。
ロンドンは20です。

こう見ると、東京の鉄道の繁栄っぷりがうかがえます。世界の他の大都市と比較しても大きな差がありますし、外国人が日本に来て駅で迷うのも分かりますね。

最後に

日本の電車と違うな~と思っていた点を紹介しました:)
個人的には未成年だと60$で公共交通機関が乗り放題なのが良かったです!

自分でとった写真が無いのが残念ですが、、最後まで読んでいただきありがとうございました~🍀

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