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パートのレジ打ちがライターになった話し④

~前回のお話~
子ども3人目にして、初めて産休・育休を取得できることになったパート主婦。3人目の余裕があったのか、産休・育休をもらえることが嬉し過ぎたのか?「なにかしなきゃ」の気持ちがフッツフツと沸き起こっていた…!


病院到着20分で出産

「子どもを授かる」って本当に奇跡の連続だ。そもそも生命の誕生は奇跡から始まり、出産も奇跡で終わる。全て「無事に」というのは、全然当たり前じゃなくてずっと奇跡が続いた結果なんだよね。
今回は転職の話をしているので出産のお話は割愛するが、おかげ様で私は3人の子どもをみんな安産で産むことができた。
嘘でしょ?とよく言われるが、3人とも病院到着後15~30分で出産している。

パートのレジ仕事は、35週まで働いて産休が始まった。
後半に妊娠糖尿病になってしまったり、3人目の出産はいろいろあったけどそれでも私の体調は良好だった。

夜の授乳タイムに血眼タイム

数ヶ月は、久しぶりの赤ちゃんのお世話にワタワタしていたと思う。三男が生まれてすぐは、私もゆるりと過ごしていた筈。何かした記憶が無いから、きっと何もしていなかったのだろう。
3ヶ月経ったくらいに、「この育休中に何かを学びたい」と思い始める。きっかけがあったのかは覚えていない。只、「産休・育休はプレゼント」のような想いがずっとあった。働いていない期間にお金がもらえることって凄いことだ。
この貴重な時間を無駄にしたくない!何かできるようになりたい!そうはっきりと思うようになっていた。
そもそも、私は資格を何も持っていない。キャリアもない。つまり…なんにも無いのだ!その事実を、専業主婦を7年したあとの求職活動で嫌という程実感させられていた。履歴書に何も書けない。書けないから働く場所・業種が限られてしまう。プラス小さい子がいるとなると、自分が希望する条件はどんどん狭められてしまう。正直、辛かった。
だから、夜な夜な探しまくった。授乳しながら、スマホ片手に「育休中 勉強」「育休中 できること」などネットサーフィンしまくった。
どんな状況に置かれても、「私」を必要とされる仕事が出来るようになりたかった。検索しては、コピペ。検索しては、問い合わせ。
そうやって絞っていくうちに、1つの職種が目についた。
それが、ライターという仕事だった。

書くことが実は大大大好き

実は、書くことが大好きだった。それは自覚していて、日記を書こうものならずっと書き続けていても終わらない。いつまででも、書いていられる。その自覚はあったのだが、「書く」ことを仕事にしたいと思わなかった。思わなかったというより…知らなかった。
そういえばさ、中学の時に突然小説を書き始めたんだよね。長い長い小説で、毎日夜遅くまで書き続けていた。20代前半では、1度だけ小説を何かの何かに送ったこともある。上手い下手は別として、長い文章を書くのが好きだったのだが「ライター」という職種を全然知らなかったのだった。無知って辛いね。
そんな訳で、恋に例えたら「この人だ~!」っていう瞬間だったのかも。
見つけたよ。好きな仕事。君に、き~めた!

続く。

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