快活CLUBで1番快活になりたい!
社会人1年目、私は終電を逃すまで飲み会に居座る愚行を繰り返していた。そんな時は決まって近くの快活CLUBで夜を明かした。そこには自分と同じように終電を逃したもののタクシーに乗って帰る金がない人が沢山いた。
そこは「快活」という言葉とは真逆の空間だった。仮眠目的の客のために薄暗い店内。個室から聞こえる苦しそうないびきは狭いスペースで無理やり寝ている姿を想像させた。ここには快活な人間など1人もいない。名前負けにも程がある。「惰眠窟」とでも呼ぶべき空間だ。私は回らない頭をフルフラ